2019.09.11更新
9月11日放送のフジテレビ『梅沢富美男のズバッと聞きます!』では、卵ソムリエの小林真作さんがスタジオに登場し、卵をもっとおいしく食べるための新常識を紹介した。日本中のあらゆる品種の卵を食べつくした小林さんが教えてくれた、卵の新常識をおさらいしよう!
◆調理法別!卵の“食べごろ”は?
産み落とされてから殻の中のガスが徐々に抜けていき、風味が変わっていく卵。小林さんが発見した料理ごとの“食べごろ”は下記の通り!
・卵かけご飯&半熟の目玉焼き……採れたて
・ゆで卵……産んでから3日後
・卵焼き……1週間後
卵のパックなどに書いてある産卵日を、ぜひチェックしよう!
◆半熟ゆで卵を失敗せずに作る方法は?
ゆで卵を作る時は、水から入れるのが“常識”。しかし、水から入れるとお湯の温度が調整しづらいので、仕上がりにムラが出るという。そこで小林さんは、失敗しない半熟卵の作り方を伝授した。大切なポイントは3つ!
①卵を入れるのはお湯が沸騰してから!おたまなどを使って割れないようにそっと卵を入れること。
②お湯の量は、下から18ミリくらいと、少なくてOK。蓋を閉めて蒸しゆでにする。
③蒸しゆでの時間は熱湯から6分半ほどがベスト!
「ゆで卵は時間がかかるから面倒くさい」と言い放ち、梅沢から「旦那が浮気するぞ!」と一刀両断にされた吉田明世も、心を掴まれた様子。ぜひ、ご家庭でも試してみては?
◆野菜の栄養を効果的に吸収するには、シーザーサラダがベスト!
アメリカの大学の研究によると、トマトやほうれん草、ニンジンなどのカロチノイド系の野菜を卵と一緒に食べると、栄養成分の吸収率が4~5倍にアップすることがわかったという。卵やチーズの油には脂溶性のビタミンの吸収をよくする効果もあるので、シーザーサラダはおいしいだけでなく体にもいい野菜の食し方なのだそうだ。
◆連休明けの朝にはゆで卵を食べよう!
卵の白身には、脳の活性を促すオレキシンという物質を刺激する効果があることが判明。また、白身は加熱してあるほうが体への吸収率が高くなるので、脳を覚醒させるためには、生卵よりもゆで卵を食べたほうが効果は高くなるという。
◆疲れた時は卵の白身を摂取!
また白身のペプチドには、筋肉疲労などの回復効果を高める作用も。小林さんによると、運動後に卵の白身を食べると、筋肉痛がひどくなるのを防ぐ効果があるそうだ。
◆巷で話題沸騰中!“エアリー卵かけご飯”の作り方は?
スタジオには、ふわふわな食感が話題の“エアリー卵かけご飯”も登場した。梅沢が「卵かけご飯の邪道!」と切り捨てた、卵かけご飯の作り方はこちら!
手順は簡単。まず、ご飯に卵白だけを入れてすばやくかき混ぜる。そして、全体がふわふわになったら卵黄を乗せるだけ。
「邪道!」「絶対食べない!」と言っていたはずの梅沢が、ひと口食べた途端目の色を変えて「これ、美味い!」と絶賛。普通の卵かけご飯に飽きてきたら、一度試してみたい。
梅沢が公演の時などによく使うというコンビニエンスストア、セブン-イレブン。梅沢と小峠英二、みちょぱは実際の店舗と工場を訪れ、卵への熱いこだわりを取材した。
セブン-イレブンのこだわり
①セブン-イレブンでは、生まれてから店頭に並ぶまで卵を一定の温度で管理し、卵の鮮度を保っている。しかも、商品によって卵の種類を使い分けているという。
②商品によって3種類の卵を使い分け
・「味付き半熟ゆでたまご」やおでんなどの人気商品に使われるのは、『セブンプレミアムフレッシュ こだわり新鮮たまご』。こちらは、店舗で売られている生卵と同じもの。
・「エクレア」などのスイーツを作るために使われているのは、スイーツ専用の『エグロワイヤル』。一般的な卵に比べて黄身が濃く、乳製品の邪魔をしないように卵の臭みを抑えて開発されたこの品種は、洋菓子専門店でも使われている高級卵だ。
・「こだわりたまごのサンド」のために開発されたオリジナル卵『ななたま』。親鶏の状態から乳酸菌を与えて腸内環境を整え、そこから産まれた雛をさらに育て、その雛が産んだ超良質な卵だけが『ななたま』と認められるのだそう。
③プロの味を再現!?鉄鍋を使ったこだわりの製法
専門店のような味わいを出すために、「お肉たっぷり!特製ロースかつ丼」は、ひとつひとつ鉄鍋で調理している。
梅沢たちは、「こだわりたまごのサンド」を作っている工場も訪問。
1日に約10万個の卵を扱う工場で、サンドイッチの具材を作る工程を簡単に説明すると…。
・空気圧で卵を持ち上げる“バキュームリフター”で卵をラインに乗せ、卵をゆでる。
・水の勢いを利用して、1分間150個分の速さで殻をむき、30分ほど卵を冷やす。
・裁断機で粗めにカットしたゆで卵を、専用マヨネーズで混ぜる。隠し味で半熟卵を追加!
スタジオには、卵を使ったセブン-イレブンの商品が登場。「半熟卵が効いてる」「おいしい!」と声が上がる中、卵ソムリエの小林さんは、セブン-イレブンのことを「かなり変態チック」「マニア」と敬意をこめて評した。
最後に、小峠が工場ロケ中に出題した「たまごクイズ」と正解もおさらい!
①「味付き半熟ゆでたまご」は殻付きで売られているのにどうやって塩味をつけている?
→大量の塩を入れた水に入れておく。
②工場でゆで卵の殻をむく方法は?
→水圧をかける。
③「たまごのサンド」にはさむ具材のコクを増すために混ぜる隠し味は?
→半熟卵。梅沢家の卵サラダも、固ゆで卵に半熟卵を混ぜて作るのだそう。
「俺は卵にうるさい」と言っていた梅沢も、セブン-イレブンのこだわりには脱帽の様子で「すごい」と感嘆の声を上げた。
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