2019.07.06更新
今回は、有名作家の父を持ち、慶應義塾大学出身という共通点のある阿川佐和子、檀ふみ、フジテレビ新社長の遠藤龍之介が登場。
幼いころから家族ぐるみの付き合いがあった阿川と遠藤、30年来の親友だという阿川と檀、大学で先輩後輩として在学していたという檀と遠藤が、旧知の仲だからこそ語れるお互いのこと、それぞれの父親とのエピソードを明かす。
外では紳士、家では破天荒でわがまま放題の父が「とにかく怖かった」と振り返った阿川。小学校3年生のころに誕生日会を開きたいと、10人ほどの友人に招待状を送り、母がいろいろ準備をしてくれたが、当日来てくれたのは2人だけだったという。意気消沈しているところへやってきた父・阿川弘之とのエピソードを語る。
阿川:「おい、どうしたんだ」って言うので、「佐和子がお友達を呼んだけど2人しか来ませんでした」って。そしたら、普通なぐさめるじゃない?「そうかそうか、お前のせいじゃないぞ」とか言うのが普通の父親だと思うのに、「こんなくだらないことをやるからこういう目にあうんだ!」と。
その後に続いた阿川の父の言葉に…
遠藤:すごい発想の転換ですね。
阿川:転換でしょう?この飛び方。女は論理の飛躍をするっていうけど、いや、お父ちゃんのほうが論理の飛躍をしてるなっていつも思ってました。
檀は、家庭を捨て放浪した生活を送っていた父・檀一雄の家での様子を明かす。
檀:うちはもう“火宅の人”でしたから、家にいないですよね。
阿川:でも、ある程度(檀が)大きくなってからおうちにいらしたんでしょ?
檀:家で(父が執筆中で)悶々としているところに会うと、もう、形相が本当に変わっていて。
阿川:怖かった?
檀:それはもう、近づけなかった。あるとき(父が)原稿を書いていてお手洗いに行くときに、ちょうど電話がかかってきて、「電話です」って(受話器を)向けたら…。
そのとき父・檀一雄が言い放った言葉に一同笑いに包まれる。
さらに、壇は「私がこの仕事をしているのは父があってこそ」と、女優になるきっかけとなった父からの言葉を紹介。しかし、そこには父親のある思惑があった。
それを聞いた遠藤は「ゴールはそこにあるわけですね」と感心する。遠藤はサラリーマンになったときに交わした父親・遠藤周作との会話を披露。阿川も、父からもらった「素敵な言葉」を思い出そうとするが…。
ほかにも、檀を遠藤が振ったといううわさの真相や、作家の子供ならではの仰天エピソード、文章を書くことへの思い、結婚や健康の話題、女優業についてなど赤裸々に語り合う。
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