2019.07.05更新
ビートたけしが、12日(金)に行われるWBA世界ミドル級タイトルマッチで、世界王座奪還を目指すボクシングの村田諒太選手にエールを送った。
昨年10月、米・ラスベガスで行われたロブ・ブラント(アメリカ)との一戦。ブラントのスピードと手数に翻弄(ほんろう)され、村田の強打は空を切り、パンチを浴び続ける屈辱の12ラウンド。3ジャッジが8~10ポイントの大差をつける完敗だった。
この試合で“村田強し”を全米にアピールし、さらなるビッグファイトにつなげようという陣営のプランはあえなく白紙となった。
プロに入って初めての完敗を喫した村田選手は、「もうこれ以上ボクシングをすることはない、と思った時期もあった」と振り返るように、引退してもおかしくなかったが、「あの試合を最後にはできない」と思い直し、再びファイティングポーズをとり、戦う意思を固めた。
今回はロブ・ブラントと、世界王座奪還のリベンジマッチに挑む。
フジテレビ系ボクシング中継『FUJI BOXING』応援団長のたけしは、「ゴールドメダリストって4年に1人だからね。それでなおかつミドルだから。一番選手層の厚い階級でチャンピオンになったんだから。今度の世界戦では、ブラント選手も最高の練習をしてきたと思うから、村田選手はそれを打ち破るほどの、しつこい左を見せてほしい。村田選手の左ジャブと右ストレートは折り紙つき。左ジャブを中心に自分が動き回れれば、相手の横にじゃんじゃん付けるようなフットワークがあれば、このリベンジマッチは勝てると思う」と予測。
また、「試合会場には、山根(明・前日本ボクシング連盟会長)さんの格好して行くかな(笑)。とりあえず、控室にカンロあめを用意しておいて」と、笑いの方も忘れていなかった。
今回は、ほかにも、王者:拳四朗(BMB)vs挑戦者:ジョナサン・タコニン(フィリピン)、王者:ジョー・ノイナイ(フィリピン)vs挑戦者:清水聡(大橋)の模様を放送する。
WBA世界ミドル級タイトルマッチ
王者:ロブ・ブラント(アメリカ)vs挑戦者:村田諒太(帝拳)
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者:拳四朗(BMB)vs挑戦者:ジョナサン・タコニン(フィリピン)
WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチ
王者:ジョー・ノイナイ(フィリピン)vs挑戦者:清水聡(大橋)
※本試合のみディレイ中継
掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。