2019.07.02更新
深田恭子率いる<木10劇場『ルパンの娘』チーム>と、霜降り明星&“筋肉体操”の村雨辰剛らが対戦した7月1日放送の『ネプリーグ』。
今回、現代文担当の林修先生と地理担当の村瀬哲史先生が教えてくれた「誰かに話したくなるウンチク」は?
幕末には日本に伝わってきていた「コーヒー」に「珈琲」という漢字をあてたのは誰なのか、教えてくれたのは林先生。「珈琲」の字に決まる前は、「可否」など、「コーヒー」の音を持つ様々な字の組み合わせが試されたという。
そんな中、「珈琲」の字を提案したのが、蘭学者の宇田川榕菴(ようあん)。林先生が「いつかどこかで紹介したかった」と熱く語る、幕末のスーパースターだ。
日本で初めて近代化学の書を出版した宇田川榕菴。彼は当時日本に言葉も概念も存在していなかった「炭素」「水素」「細胞」「法則」など、化学にまつわる多くの日本語を作り出した人物だ。
では宇田川榕菴が作り出した「珈琲」の漢字には、どういう意味があるのだろうか?「珈」は訓読みすると「かみかざり」、「琲」は「つらぬく」と読む。
宇田川はコーヒーの赤い実を見て、かんざしについている赤い飾りを連想。この2文字を音読みすれば「コーヒー」と読めることから、この字をあてようと思いついたのだという。
「残りの生涯を宇田川榕菴の業績を広めることに使う!」と熱が入る林先生
深田恭子が「どちらかといえば、ダブルで」とトイレットペーパーの好みを告白した「パーセントバルーン」で、この問題について解説してくれたのは村瀬先生。ダブルのトイレットペーパーのほうが肌触りがよく感じるのは、なぜなのか?
紙を作る時には、水で溶いたパルプを網に乗せて乾かすため、どうしても網にくっついてザラザラとした“裏”の面ができてしまう。
しかしダブルのトイレットペーパーは、紙の裏と裏を合わせて両面に“表”が来るように重ねているので、どちらの面を使ってもサラサラの肌触りに。しかも2枚重ねることで紙の間に空気が入り、さらに使い心地が上がるのだそうだ。
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