2019.06.13更新
左から)ハイヒール・モモコ、キャシー中島
今回は、女性芸能人を襲った難病・奇病スペシャル。
1969年にモデルとして芸能界デビューし、近年では日本におけるハワイアンキルトの第一人者として活躍しているキャシー中島は、「ヘバーデン結節」という病に襲われた。
ヘバーデン結節とは、手の指の第一関節に“結節”と呼ばれるコブができ、人によっては指の痛みが長期間にわたって続き、最悪のケースでは指先が不自然に変形したまま全く動かなくなってしまう関節症。ヘバーデン結節と20年以上にわたって闘い続ける彼女は、右手の中指と左手の親指以外は全てこの関節症を患っている。
ヘバーデン結節の初期症状は、何かを持つ際の違和感や、指が動かしづらいというもの。しかし、キャシーはこの症状が病気だとは気づかず、ペットボトルのキャップが開けられないほどの痛みを我慢し、病院には行かなかった。
彼女はまず、右手の小指に痛みを感じたが、その後、右手の人さし指にも痛みが走った。しかし、痛みを放置したため、違う指へ痛みが広がってしまった。右手は包丁も握れず、握手もできないほどに症状が悪化していた。そして、最初に痛みを感じてからおよそ2年後、ついに痛みが右手だけではなく左手にまで及んだ。
そんな彼女を救ったのは、家族の支えだった。ほとんどの指に痛みを抱えた時に、彼女の夫で俳優の勝野洋が取った行動とは?そして、医学的見地から、ヘバーデン結節を発症する原因、さらには最近、専門医の間で認められつつある対処法も探っていく。
坂上忍、高木美保
過去に八代亜紀、増田惠子、相田翔子など、多くの芸能人が発症したことでニュースになったのが、耳鳴りやめまい、さらには激しい嘔吐(おうと)に襲われる「メニエール病」。
この病に30年以上も悩まされ続けたのは、上方漫才師のレジェンド的存在であるハイヒール・モモコ。彼女に初めて症状が出たのは今から30年以上も前の20歳の頃。めまい、耳鳴り、嘔吐といった症状に悩まされ病院へ。
そこで、メニエール病であることを告げられるが、有効な治療法が確立されていなかったため、症状が出たら点滴や薬で和らげるという対症療法を7年ほど繰り返しながら病と向き合った。
一度は治まったかに思えたが、38歳の時に再発。子供を車に乗せた運転中に突然めまいに襲われ、慌てて急ブレーキを踏んだことで、子供に頭を縫うほどのケガをさせてしまう。そして、漫才の本番中にもめまいに襲われるようになり、彼女は真剣に引退を考えたという。
さらに、モモコを苦しめたのは、メニエール病だけではない。昨年10月には「帯状疱疹」を発症したのだ。顔面を発疹が覆い、激しい痛みを引き起こす帯状疱疹の恐ろしさとは?そして、驚きの発症原因とは?
吉田明世、坂上忍
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