2019.06.07更新
今回の『世にも奇妙な物語 ‘19雨の特別編』は、毎回ストーリーテラーとして幕間(まくあい)に登場しているタモリが、山小屋で“奇妙な世界”を繰り広げる。
その『世にも奇妙な物語』の“聖域”ともいえるストーリーテラーパートに、「謎の男」として俳優・佐藤二朗がゲスト出演することが決定。
激しい雨が窓を打つ山小屋。そこにずぶぬれの謎の男(佐藤二朗)が入ってくる。息を整え、雨も払いつつも窓から外の様子をうかがう。突然「あなたも雨宿りですか」とテラー(タモリ)に声をかけられ、驚く男。
テラーは「当分やみそうもないですね。ラジオでも聞きますか」と何事もないように続け、山小屋の古いラジオに手をかける。ラジオが雑音から音楽に変わると、「音楽はお好きですか」と不敵な笑みを浮かべるテラー…。
やがて、場面が変わると男がテラーに刃物を向ける事態へ!果たして、このずぶぬれの謎の男は何者なのか。またテラーとの“奇妙”なやりとりはどんな展開をみせるのか。
郷ひろみが戦隊ヒーローを演じるユーモラスな『永遠のヒーロー』、吉田羊が神隠しにあった息子の母を演じる『しらず森』、木村文乃が種から生えた人間を育てる『人間の種』、玉森裕太が恐怖のピアノ楽曲を奏でる『さかさま少女のためのピアノソナタ』、浜辺美波が女子高生主人公のシュールなアクション・コメディー『大根侍』といった個性的な作品をお届けする『世にも奇妙な物語 ’19雨の特別編』。オムニバスドラマだけではなく、タモリと佐藤二朗の奇妙なコンビが繰り広げる、謎のストーリーテラーパートも見逃せない。
実は10年以上前、『世にも奇妙な物語』に企画を提出したことがある。オナラが止まらない男が主人公で、細部は忘れたが、最後は宇宙飛行士が「地球は黄色かった」というオチだったと思う。散った。その企画は散った。散って良かった。そんなことはいいんだが、歴史あるこの番組の「聖域」、ストーリーテラーパートに出演とは光栄だ。
さらに実は、20年前にタモリさんと芝居で絡んだことがある。当時、僕の役は「警備員A」。その時、相手役の「旨味」を瞬時に引き出す姿に、「やっぱタモリってスゲエな!」と感嘆した。今さりげなく敬称略してしまったが、タモリさんという巨星と絡むのも光栄。タモリさんと紡ぐ奇妙な世界にご期待を乞う。ただ、僕の役は「オナラが止まらない男」ではない、はずだ。
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