Muscat～フジテレビの番組情報

アスリートを支える食事とは

“つい素通りしてしまいがちなコト”や“特に旬でもないコト”を番組なりに調べて、毎回ゲストとともに語っていくトークバラエティ『石橋貴明のたいむとんねる』。6月3日はゲストに元新体操日本代表の畠山愛理と、ずん・飯尾和樹を迎え、「明日からマネできる アスリート飯大図鑑」を放送した。

今回は日本人メジャーリーガー・前田健太選手を支える妻の早穂さん、ゴン中山や侍ジャパン長谷部を輩出した山梨県藤枝東高校サッカー部の栄養士・中野さん、日本一のスケボー中学生、未来のオリンピアと期待される西澤歩空の母・昌美さんが驚きのアスリート飯を公開した。

食事と運動の関係が研究され、「今は運動後30分までにたんぱく質を摂ることをゴールデンタイムっていうもんね」という石橋に、「私も現役のときはプロテインを飲んでいました」と畠山。

ちなみに飯尾は部活のあと「キャベツ太郎を食べていた」といい、石橋は駄菓子屋で「チェリオを飲んでた」と語り爆笑を誘った。

マエケンの勝負飯「豚肉のあんかけ丼」

最初に登場したのは前田健太選手の妻・早穂さん。米・サンタモニカの自宅でアスリートフードマイスターの知識を生かし食事を徹底サポートしているとか。

自宅のキッチンでは、登板の日は必ず食べる勝負メシ「豚肉のあんかけ丼」をはじめとしたメニューを紹介。消化が良くなるように豚肉の脂を落として細かく切り、豚肉に含まれるビタミンB1の吸収を助けるニラを加えるなど、栄養素と体への作用を計算して作っていた。

このほかにもお弁当も手作りしていると聞き、一同は驚愕。そこにも細かな気配りが施されていた。前田選手の活躍の陰には早穂さんのサポートが欠かせなかった。

名門・藤枝東高、食事トレーニングを導入

中山雅史、長谷部誠ら多くのプロサッカー選手を輩出している静岡県立藤枝東高等学校サッカー部。ところが近年成績が振るわず、去年よりチームが取り入れたのは食事トレーニング。

栄養コンディショニングコーチを務める中野ヤスコさんが、週に1度夕ご飯を作り、食事のテーマと栄養学を指導している。

この日のテーマは以下の3つ。

「体脂肪を増やさず、しなやかな筋肉をつけ、瞬発力を高める」
「連戦を乗り切るエネルギーを蓄える」
「足のつりを防ぐ」

およそ2100kcal、全7品が紹介された。

生徒たちはここで学んだことを家族に協力してもらいながら実践しているという。その成果もあり、わずか1年で県大会に2度優勝している。

スタジオには中野さんが登場し、食事指導のほかに定期的に体組織や血液検査も実施しているといい「目に見えて結果が出ています。ふだんのお弁当にも（生徒が率先して）揚げ物はNG」と語った。

また、一人1食700g食べる胚芽米は1度に70合炊き完食すると聞いて石橋は驚いていた。

未来のオリンピアが食べる究極のTKG

続いて登場したのは、日本一のスケーター・西澤歩空。

若干12歳ながら、「全日本バーチカル選手権　ジュニアクラス優勝」という輝かしい実績をもつ歩空。4歳から8年間父の指導のもと練習を重ね、栄養面では母・昌美さんが管理栄養士と相談しながら食事を作り支えてきた。

番組では自宅へ行き、ある日の朝ごはんを見せてもらう。

その内容は、キヌア入りご飯を栄養価が高いチリ原産の鶏・アローカナの生卵で卵かけごはんに。そして桜えびやしらす、自家製佃煮にお味噌汁のほか、食後にはサプリメントでビタミンなどを補給。

こうした食事でスケボーに必要な強靭な下半身の筋力をつけていた。

目標はオリンピック出場、そして競技で世界一に。「お母さんを喜ばせたい」という歩空くんに一同はエールを送っていた。

3人のアスリート飯をみんなで試食

最後はこれまで紹介してきた3人のアスリート飯をケータリングで完全再現。

石橋はメジャーリーガー・マエケンの「あんかけ丼」、畠山は藤枝東高校サッカー部の「胚芽米と大豆ミート入りプルコギ」、飯尾は日本一スケボー中学生・歩空の「キヌア入り卵かけご飯と鶏バーグ」をチョイスした。

石橋は、あんかけ丼を食べる登板日の昼という気持ちになって、マエケン体操をしながら実食。「うまい！　消化良さそう！」とどんどん箸を進めていた。

700gの爆盛り発芽米を片手にした畠山は「大豆だってわからないですよ、これはお肉です。食べ応えもありますね」と満足そう。

そして飯尾は「（卵かけご飯を一口食べて）GO TO HEAVEN！ （鶏バーグを食べて）大気圏突破！」と、その美味しさを持ち前の一発ギャグで表現していた。

文＝パンチ広沢

番組情報

『石橋貴明のたいむとんねる』

＜放送＞

6月3日放送回　毎週月曜23時～23時40分

＜出演＞

石橋貴明、海老原優香（フジテレビアナウンサー）
ゲスト：畠山愛理、飯尾和樹