2019.06.04更新
溝端淳平、瀧本美織、佐野岳という若手俳優が集結した「大人の土ドラ『仮面同窓会』チーム」と、日本に詳しすぎる外国人軍団「世界選抜チーム」が対決した、今週の『ネプリーグ』。
現代文担当の林修先生&地理担当の村瀬哲史先生が教えてくれた、「誰かに話したくなるウンチク」は?
カレーライスと福神漬け。この黄金コンビが誕生した背景を教えてくれたのは、村瀬先生。村瀬先生によると、明治時代、日本とヨーロッパを結ぶ船ではカレーライスがふるまわれることが多く、お皿には“チャツネ”が添えられていたという。
“チャツネ”とは、野菜や果物に香辛料を加えて煮込んだり漬けこんだりして作るペースト状の調味料。インド料理ではナンや揚げ物の付け合わせとして使われる。
ある日、船内でいつものようにカレーを作っていたのだが、「付け合わせのチャツネがない!」というハプニングが!そこでシェフが持っていた福神漬けを添えてカレーを出したところ、これが大評判に。
その後、ハイカラな雰囲気もある食べ方として、日本中に広まっていったという。※諸説アリ
もう一つ、林先生が教えてくれたのは「紳士」という言葉の語源。
「紳士」の語源と言われているのは、「縉(搢)紳の士(しんしんのし)」という言葉。「縉(搢)」には「さしはさむ」という意味が、「紳」には「帯」という意味がある。
かつて中国では、身分の高い男性は帯に木の板などで作られた“笏(しゃく)”をさしはさんでいた。
その様子を表す「縉(搢)紳の士」、あるいは「縉(搢)紳」という言葉が、「身分の高い人」という意味で使われることになったという。そして時代を経て、英語の「gentleman」を日本語訳する際に、その言葉が当てられたのだ。
ちなみに、中国の紳士たちは(威儀を正すために持つ)笏を意外なものとして使っていた。その用途は…メモ!現代と違い紙が貴重だった時代、大切なことを備忘録として笏に書きつけていたのだそうだ。
束帯の衣装が許される身分の人をさす言葉が紳士の語源!
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