2019.06.01更新
6月2日(日)放送の『ボクらの時代』。ゲストは女優・吉行和子、映画評論家・おすぎ、ファッション評論家・ピーコ。吉行とおすぎ・ピーコの出会いは40年以上前にさかのぼるという、気心の知れた3人。70代、80代となった3人が人生、仕事、人間関係、今の世の中などを独自の観点で、深く語り合う。
その歯に衣着せぬトークで人気を博したおすぎとピーコ。ゲイのタレントが活躍する道筋を作ったと言っても過言ではない彼らが、活躍し始めたころのこと、そして今の「LGBT」への動きについて語った。
ピーコ:だってあのころ、ほら、自分たちがそうだって(ゲイであることを)胸張って言ってる人は、美輪明宏さんとピーターぐらいしかいなかったじゃない。彼らはきれいな人だったけど、私たち汚いのよね。汚いっていうのが売り文句だったからさ。あんな人でも(テレビに出て)やっていってられるのね、みたいな。そういう雰囲気があった。
吉行:分かんないけど、それは汚いからじゃないんだけどさ。やっぱり勇気があったと思う。それを突き抜けてやってるんで、あとの人たちがうんと楽になったでしょう。
吉行和子
放送では、さらに今、マツコ・デラックスやIKKO、ミッツ・マングローブたちが活躍できている理由を分析。おすぎとピーコは、現代のゲイタレントたちをどのように見ているのか…?
ピーコは、昨今の「LGBT」への考え方についても一言あるようで…。
ピーコ
ピーコ:LGBT、LGBTとかってジャーナリストやなんかがいっぱい言ってるけど、結婚する人が少なくなってきたでしょう。だからLGBTみたいな人たちがくっついても、家族とかになるから、今LGBTを認めようっていうような動きになっている。
でも(そもそも)どんな人がいたっていいんだもん。だって女の人を好きな女の人がいたっていいし、男の人が好きな男の人がいたっていいし、両方できる人がいたっていいはずなのに、そんな上のほうから認めなさいとかって言うもんじゃないもんね。私たち一度もそんなこと叫んだことないもんね。
おすぎ:なんにも思わない。
おすぎも「LGBT」への盛り上がりには少し距離を置いている模様。さらにおすぎは、孤独死をしたら見つけてもらえるよう冷静な対策をとっていることも明かす。
一方、離婚を経験した吉行に対し、ふたりから「なぜ別れたの?」と質問する場面も。吉行が結婚についてどんな思いを抱いていたのかも語られる。
3人の話題は、芸能界のあれこれにも広がり。
おすぎに電話をかけてきた超大物司会者とは? 大竹しのぶがピーコに放ったジェラシーあふれる一言とは?吉行が今の若手俳優たちが「かわいそう」だと思う理由とはー?
最後に「編集頑張って!」とチャーミングに笑った3人のトークに注目だ。
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