Muscat~フジテレビの番組情報

2019.06.12更新

堀池亮介、藤本万梨乃らフジテレビ系列新人アナウンサー奮闘中!研修レポート①

5月13日(月)から毎日開講中

左から)堀池亮介アナ(フジテレビ)、三宅絹紗アナ(岩手めんこいテレビ)、植草凛アナ(沖縄テレビ放送)、北村麗アナ(岡山放送)

フジテレビアナウンス室に配属となった堀池亮介(ほりいけ・りょうすけ)アナウンサー、藤本万梨乃(ふじもと・まりの)アナウンサーを始め、各系列局に採用された新人アナウンサーが、現在、先輩アナウンサーや専門の講師から研修を受けている。

彼らはいったい、どんな勉強しているのか?意外にも今まで取材が入ったことがないという、新人アナ研修にマスカット取材班が密着。フレッシュな彼らの奮闘ぶりをレポートする!

【「タ行」を中心とした短文練習&ニュース読み】講師:藤村さおりアナウンサー

藤村さおりアナウンサー

この日は、「タ行」を中心にした短文の練習とニュース読みのトレーニングを。新人アナたちは、テキストを見ながら、例えば「暖かい見込みですが、高曇(たかぐも)り、または薄曇りとなりましょう」などといった、タ行が多く入る文章を、順番に読んでいく。

左から)今川菜緒アナ(岡山放送)、橋爪和泉アナ(サガテレビ)、花田凌南アナ(岩手めんこいテレビ)、藤本万梨乃アナ(フジテレビ)

講師の藤村アナは「いいですね。声が安定してきました。でも、アクセントが1ヵ所おかしいですよ」などと指摘。素人が聞くと、すでにプロのアナウンサーのような声質・読みだが、その微妙な違いを細かく指導していく。

中央)藤本アナ、右)佐橋嬉香アナ(福井テレビ)

特に、地方出身の新人アナにとっては、アクセントやイントネーションのちょっとした違いに気づくこと自体が難しいようだ。一音一音、丁寧に確かめるように読んでいく。そんな中で、「秩序(ちつじょ)」のアクセントが「難しい」との声が上がった。

そこで、藤村アナの指示で「アクセント辞典」を引き、正しいアクセントは「ち」にあるのか「つ」なのか、皆でチェック。大量にある言葉のうちのたった一語だが、話し方のプロになるには妥協は許されないのだ。

アクセント辞典、用語辞典を駆使しながら講習を受ける

また、テレビで話す時は「声を張ること」「声にバリエーションを持つ」ことも大事だと藤村アナ。「野球にさまざまな球種があるように、ニュース、天気、皇室に関するニュースなど、ジャンルによって話し方を変えること」も求められるのだと教えた。

さらに、一般の人の話し方と決定的に違うのが「母音の響かせ方」。「老若男女、誰もが“ながら”で聞いても聞き取れる音にするには、母音をしっかり出すことが大事」で、「き」なら母音の「い」を意識したいとのこと。そのために「あ・い・う・え・お」の母音の口の形を大切にして、しっかり音を出すことを心がける必要があるという。

とはいえ、口の構造には個人差があるので「その人にとって最適な口の形で発声できる」ことが理想で、新人のうちにそれを見つけてほしい、と藤村アナ。そのためには、多少大げさに発声することが大事で、もしも恥ずかしさやためらいがあるなら、自分とは別人格を想定し、“演じる”ことも有効だそう。また、自分が好きなアナウンサーがいれば、その人のしゃべりをマネすることも上達への近道だと明かした。

何より大事なのが日々の鍛錬。どんなに経験豊富なアナウンサーでも、「しゃべらないと声が出にくくなる」そうで、新人ならなおのこと、習ったことの「反復」と「練習」が必要だとも。繰り返し続けることで、意識しなくても自然と“自分らしい”しゃべりができるのだとか。藤村アナの実践に即したアドバイスに、新人アナたちは大きくうなづいていた。

研修中の新人アナアナウンサー

岩手めんこいテレビ・三宅絹紗アナ、花田凌南アナ
岡山放送・北村麗アナ、今川菜緒アナ
沖縄テレビ放送・植草凛アナ
サガテレビ・橋爪和泉アナ
福井テレビジョン放送・佐橋嬉香アナ
フジテレビ・堀池亮介アナ、藤本万梨乃アナ

(※放送局50音順)


堀池&藤本アナが研修の様子を伝えるブログ「2019年新人アナウンサー研修日誌」は毎日更新中!

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。