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2019.05.30更新

“柔道”と“書道”には共通点が!?柔道男子日本代表6人が書道体験!

8月25日(日)~9月1日(日)『2019世界柔道選手権 東京大会』

書道教室を終えてみんなで写真撮影を

同じ“道”を追求する「柔道」と「書道」には、共通点があり、そこに触れることで発見や気づきがあるのでは?そんな考えのもと、今夏の世界選手権出場選手ら6人を含む柔道の男子日本代表10人が、書道家の笹島沙恵さんを講師に迎え、書道の体験を行った。

書道家の笹島沙恵さん

ほとんどの選手が久しぶりの書道となる中、筆の持ち方、姿勢など、基本の基本からレクチャー。真剣な面持ちで講義を聞く選手たちに、「集中しすぎると、目線が下がって全体が見えなくなるので、リラックスして」とやさしく話す笹島さん。

まず、半紙を前にした選手たちが書いたのは「書道で一番大事」という“まっすぐな線”。筆の感覚が楽しいのか、ワイワイガヤガヤしながら笑顔で筆を動かしていく。横線が書けるようになったら、続いては上から下へ降ろす縦の線。「手前に筆を引くと、自分との距離が近くなる分、どうしても筆が倒れてしまうので、丹田(へその下あたり)に力を入れて、引き付けます」と笹島さんから説明が。

「選ぶ言葉にもキャラクターが出る」と、選手たちを見守る井上康生監督

そんな時、見て回っていた井上康生監督が選手たちにアドバイス。向翔一郎選手には「“翔”がいいんじゃないの?」と声をかけた。早速、書き始める向選手だったが、画数が多い上、筆で書くとなると難しい。何度かチャレンジするも…「先生!書いてもらっていいですか?(笑)」とお手上げ状態に。

笹島さんが書いた美しい「翔」

そこで笹島さんが書いてみると…書道歴20数年を超え、全国の展覧会で最高賞を多数受賞するなど輝かしいキャリアを持つだけあって、圧倒的に美しい芸術的な「翔」の字が。これには、「うおっ~カッコいい!」と向選手も大喜び。先生の文字をお手本に、俄然やる気を出して練習に励み始める。

ほかの選手たちも、ほめ上手の笹島さんに助言をもらいながら楽しそうに半紙に向き合っていく。橋本壮市選手は「一貫」、藤原崇太郎選手は豪快に「太」と書き、髙藤直寿選手は自身の得意技である「小内刈」と書くもバランスを間違え「刈が小っちゃくなっちゃった(笑)」とおどけていた。

1時間ほど練習したところで、全員に真っ白な「うちわ」が配られ、そこに思いを込めて文字をしたためることに。練習の成果を試すとき…と思いきや、あれだけ「翔」を練習した向選手は「(世界王者が背負う)赤ゼッケン」、今夏の世界選手権代表で3連覇を目指す髙藤選手は「一番になりたいから」という理由で「一」を書くなど、柔道にかける熱い思いが表現されることとなった。

最後に笹島さんから「書道に決まりはなく、自分の思いで自由にかけるものです。自分の思いを書くことは、筆ではなくペンだったとしても、精神統一や気分転換にもなりますし、(書いたことが)現実にもなります。今後もぜひ書道を使ってもらえるとうれしいです」と締めのあいさつが。それに対し、全員で「ありがとうございました!」お礼を言い頭をさげた選手たち。自分が書いたうちわを手に、一同で写真撮影をし、書道教室は終了した。

各選手が書いた主な文字は…

(60㎏級)髙藤直寿選手「小内刈」「一」、永山竜樹選手「一本」、(73㎏級)橋本壮市選手「一貫」、(81㎏級)藤原崇太郎選手「太」、(90㎏級)向翔一郎選手「翔」「赤ゼッケン」、村尾三四郎選手「努」。

番組概要

『2019世界柔道選手権 東京大会』
<大会スケジュール>
8月25日(日)
【男子】60kg級 【女子】48kg級
8月26日(月)
【男子】66kg級 【女子】52kg級
8月27日(火)
【男子】73kg級 【女子】57kg級
8月28日(水)
【男子】81kg級 【女子】63kg級
8月29日(木)
【男子】90kg級 【女子】70kg級
8月30日(金)
【男子】100kg級 【女子】78kg級
8月31日(土)
【男子】100kg超級【女子】78kg超級
9月1日(日)
男女混合団体戦

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。