2019.05.25更新
廣瀬社長の料理を手伝う古市
歯に衣着せぬ物言いで、何かと“お騒がせ”な社会学者・古市憲寿が出会ったのは、元レディース総長・元受刑者の建設会社・女性社長、廣瀬伸恵さんだ。栃木市で自身の会社を経営しているのだが、そこはなんと!全国の受刑者が出所してから就職したいと希望が殺到する“ご指名ナンバーワン”を誇る人気だという。
今回古市が彼女を訪ねたのは、自身がMCを務める番組で取材するため。私生活では有名人・話題の人物などと幅広い交友関係を持つ古市でさえ、これまで出会ったことのない“とんがった”活動をする人々…その道を極める「とんがりさん」を直撃取材する。しかも、いつもはほとんど屋内で活躍する古市が、体当たりロケにも挑戦“させられる”。自ら出向いたフィールドワークによって発見したことを、自らイラストに描きおこし「世界で一つの人物図鑑」を作成していくという番組だ。
元受刑者の従業員たちと夕食を囲む古市。最初はなじめない様子だったが…。
【元受刑者を受け入れる女性社長・廣瀬伸恵さん】
古市が廣瀬社長を訪ねると、「抜き打ちでチェックしています」とのこと。実は定期的に建設現場に足を運び、従業員達がしっかり働いているか確認するという。中には悪さをする者もいるというのだ。
その後は、廣瀬さんが彼らに提供している住居を拝見。しっかりとプライベートが確保されており、古市も感心する部屋の中身とは―。手ぶらの元受刑者もいるというので、このような設備は本当にありがたいに違いない。
古市は廣瀬社長の自宅へおじゃまする。台所で夕食を作る彼女は、必ず“夕食は皆で食べる”ことにこだわっている理由を明かす。古市が慣れない料理の手伝いをしていると…廣瀬社長が「おかえりなさい!」と明るい声で帰ってきた従業員を出迎える。
従業員らは古市を見ると「新しい授業員かと思った!笑。テレビで見るのと違う」と盛り上がる。確かに、カジュアルなジャージを着て、料理をしている古市の姿は見たことがないかもしれない。夕食の席で古市が彼らから聞いた廣瀬社長の下で働く理由、そして、更正への道とは―。
廣瀬社長もまた元暴走族の総長で、元受刑者である。なぜその道に走ったのか。そしてどうして更正することができたのか?
インタビュー中に見せられた記事、それは廣瀬社長が起こした事件でそのタイトル“集団リンチ”で…に古市も驚きを隠せない。廣瀬社長はしかし「捕まっていなかったら今もやっていたかもしれない」と逮捕され更正のチャンスがあったからこそと語った。
そんな廣瀬社長を感謝しつづける元受刑者の従業員たち。古市は、彼らひとりひとりに取材し、なぜこの会社に就職希望者が殺到するのか、明らかにしていく。
カメを捕獲すべく恐る恐る川に入る古市
カメをさばく。頭を切り落とすなど、命を考える瞬間だ。
さばいたカメを調理してもらい、食す。
番組では、以下の「とんがりさん」も取材!毒舌はそのままに、ずばっと彼らの懐に飛び込んでいく古市。今まで出会ったことのない人たちの生き様に触れることで、古市の図鑑が完成していく。バラエティーだが、とんがりさんの言葉に新発見できるはずだ。
【サバイバル登山家・服部文祥さん】
食料を現地調達、サバイバル生活をしながら山を登る「サバイバル登山家」の元に体験入門。住宅地に流れる川でカメの捕獲に挑戦。浅い川、そしてのっそり動くカメなんて簡単に捕れると思った古市は…大苦戦する。さらに、人生初!都会のカメを「さばき、食らう」。古市が見せた意外すぎる行動とは。命を奪うという意味、生きるという意味を服部さんと語り合う。
【謝罪会見のプロフェッショナル・鈴鹿久美子さん】
様々な謝罪会見のコンサルタントを行う専門家に聞く「謝罪会見の正解」。鈴鹿さんをスタジオに招いて、古市らはお辞儀の仕方から徹底的に学んでいく。今まで「申し訳ありません、と声に出したことはほとんどない」という衝撃発言をした古市が、正しいお辞儀をやり遂げることができるのか?
この番組がなければ、一生会わずに済んだ人たちと過ごした時間はとても楽しいものでした。この社会は、色んな人がいるから豊かなんだと、あらためて思い知らされました。でもさ、川に入る意味あった?
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