2019.05.22更新
“つい素通りしてしまいがちなコト”や“特に旬でもないコト”を番組なりに調べて、毎回ゲストとともに語っていくトークバラエティ『石橋貴明のたいむとんねる』。5月20日の放送は長澤まさみを迎え「うますぎるニッポンの米」をテーマにお届けした。
今回の企画は、以前放送で石橋が米の研ぎ方にこだわりを持っていると話したことがきっかけで実現。
というわけで、まずは石橋こだわりのご飯の炊き方を、実演を交えて披露した。
米をボウルに入れ適量の水を注いだら、軽くかき混ぜて濁った水をすぐ捨てる。水を替えながら2~3回程度洗う。ちなみに、いい頃合いになると「石橋、もういいよ」と米の声が聞こえてくるそうだ。
洗った米は1時間浸水させたあと、ミシュラン三ツ星店考案のご飯専用土釜「幸村鍋」で炊き上げる。
さらにおいしく仕上げるコツは、炊き上がる少し前に強火にする“追い炊き”だそう。この塩梅もお米が「石橋、もういいよ」と教えてくれるとか。
炊き上がったご飯を見て「ビンビンに立ってます!」と石橋も満足の仕上がり。そんな様子を微笑みながら見ていた長澤が実食。「お米が一粒ずつ立ってる。甘みがある!」と絶賛していた。
さて、今度は米にこだわった名店を紹介。
東京・六本木グランドハイアット東京にある「日本料理 旬房」は、山形に専用田があり、料理人自ら田植え、収穫まで行うオリジナル米が自慢。さらに注文が入ってから信楽焼の専用土釜でひとつずつ炊き上げている。
続いては、創業59年、東京・大塚にあるおにぎりの名店「ぼんご」。開店前から行列ができ1日1300個以上のおにぎりを販売するこの店では、粒が大きく冷めても硬くなりにくい新潟・岩船産の棚田で作られた米を厳選し、ガス釜で少し固めに炊く。おいしいおにぎりを作るコツを尋ねると、店主は「おにぎりなのに『握らず海苔で包む』感覚で作る」と語っていた。
ラストに登場したのは、京都で八代続く老舗米店が営む東京・銀座「米料亭 八代目備兵衛」。全国200種の米を食べ比べた兄がその時期に最良の味わいになるようブレンドし、弟がオリジナルの土釜で炊き上げる。その味わいはおいしい米の条件「甘さ、ツヤ、粘り、白さ、食感、のどごし、香り」7つの要素がバランスよく含まれているという。
スタジオには「米料亭 八代目備兵衛」の炊きたてご飯が登場し、石橋、長澤、進行役の海老原優香アナが試食。
長澤は「うん、なんか違う。バランスがいい」と味わい、石橋は「鉄壁の守りで失点を許さないって感じ。うまい!」と絶賛。海老原アナも「もちもちしている」とその食感に驚いていた。
続いて5つ星お米マイスターが選んだ炊きたてのおいしいご飯が登場したところで、欲しくなるのはご飯のお供。
日本全国から選りすぐりのグルメが15品登場し、そのうち好きなものを3つ選んで「うますぎる最高の丼」を作ることになった。
石橋と長澤が食べたいおかずを同時に宣言したのだが、なんと3つとも丸かぶりになる結果に!
2人が魅了されたのは、10年熟成させてまろやかな酸味の「十年漬梅干し」、そして1個なんと900円もする広大な敷地で育った健康なオリジナル鶏のこだわり卵「輝」、最後は真冬の北海道の海で収穫から乾燥まで手作業で行われるため、市場にはほとんど出回らないという希少な「神海苔」だ。
まずは一品ずつ堪能する2人。長澤は七輪で炙った「神海苔」を食べてそのうまさに「なんじゃこりゃ!」と絶賛。石橋も「(味や香りが濃厚で)10枚くらい一気に食べてるみたい」と感動していた。
最後は3つともご飯の上に乗せて「この組み合わせ、最高です!」と喜んでいた。
そして、最後に石橋が「やっぱりシンプルはうまい! 次はお味噌汁です!」と宣言すると、長澤は「そのときは私も呼んでいただけるんですか?」と立候補していた。
文=パンチ広沢
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