2019.05.21更新
クランクインは和やかな雰囲気で
法医学者と刑事という異色の父娘を描く『監察医 朝顔』。このたび、主演の上野樹里、共演の時任三郎がクランクインした。
過去、上野と時任は、大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』にそれぞれ出演し、“浅井家の父娘”という間柄を演じたが、時任演じる浅井長政は、上野演じる江がまだ生まれたての頃に、織田信長との戦で敗れ自害。そのため共演シーンはなく、本作が実質、初共演。浅井長政が自害した1573年から446年の時を経て、今回、ついに父娘として共演を果たしたことになる。
そんな二人の初共演は三陸鉄道を舞台に、電車に乗って東北の海を望む、とある駅へ降り立つシーンから。スタッフの「クランクインです!」という掛け声と拍手とともに、上野は笑顔で「よろしくお願いします!」と挨拶をし、時任は上野に柔らかい微笑みを向けた。
和やかな雰囲気の中、セリフではなく、表情で心のヒダを表現する難しいシーンの撮影が進むが、上野と時任は、一つひとつの感情をかみしめながら演じていく。さらに、クランクイン前に何度もリハーサルを重ねたことで、撮影初日ながら、そこには、自然な父娘の姿があった。母親の不在という、埋めようのない悲しみを抱えながらも、お互いを思い合う父娘の姿に、目頭を熱くするスタッフまで…。
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