2019.05.20更新
20歳の時に事故に遭い、障がいを負ったことで恋を諦めていた車いすの建築士・樹(松坂桃李)と、高校時代に樹へ思いを寄せていたつぐみ(山本美月)。時を経て、偶然再会を果たした2人のピュアなラブストーリーを描く『パーフェクトワールド』。
樹とつぐみの障がいのある恋模様に注目されがちだが、恋愛にとどまらず誰にでも共感できる展開やセリフが「グッとくる」「心に刺さる」「泣きそうになる」と幅広い世代から支持を集めている。そこで、反響の多かったセリフで名場面をプレイバック!
5月14日に放送された第4話では、障がいを抱える樹と晴人(松村北斗)の本音が、見る人の心を突いた!
「障がい乗り越えるとか、受け入れるとか無理なんだって。そんなの何年かかったってできることじゃないんだって!みんな平気じゃないけど、平気なふりして生きてるだけなんだって!」(by晴人)
甥っ子の晴人(松村北斗)の苦悩を知り、渡辺(木村祐一)も言葉を失う
幼少期に骨肉種を患い義足になりながらも常に明るく振る舞っていた渡辺晴人。そんな晴人も、樹と同様に障がいに対するコンプレックスと苦しみを抱えていた。その本音に、叔父で渡辺設計事務所の代表・渡辺剛(木村祐一)はショックを受けつつ、これまで以上に真摯に向き合い寄り添う決意をする。
晴人の思いが分かる樹は…
劇中のムードメーカー的存在である晴人だが、実は胸中に深い苦しみを抱えながら、必死に笑顔を見せていたことが分かったこのシーン。「今までその思いにフタをして明るく振る舞っていたと思うと胸が苦しい…」「晴人の心の叫びに涙が止まらなかった」といったコメントが上がった。
また、「“平気なふりして生きてるだけ”って言葉を聞いて、今までモヤモヤしてたものが成仏した」「晴人くんや樹に比べたら私の悩みは小さいけど、気づかれたくなくて平気なふりをしてたことがあるから心に刺さった」と、日常で抱えているものがある多くの人の共感も呼んだ。
「晴人の言う通りですよ。俺だって、障がい受容なんかできてません。好きでこんなものに乗ってるわけじゃない。歩けるものなら歩きたいですよ。障がいを負ったからこそ学べたことは山ほどあります。でもだからって、障がい者でよかったと思ったことなんか一度もない。なんで自分がこんな目にっていまだに思うし、できることなら障がいなんかない人生を送りたかった。それが本音です」(by樹)
樹も自分の思いを正直に明かした
晴人の言葉を受けた樹は同じ障がい者の苦しみに共感し、自らの思いも吐露。一方で、「障害受容なんて一生できなくてもいいよ。ただ、何かひとつでも誰かの役に立ってるって思えることがあれば、毎日を腐らずに生きていけるんじゃないか?そのための努力はすべきなんじゃないか?」と晴人を叱咤した。
樹の本音につぐみ(山本美月)はショックを受ける
すでにすべてを受け入れているかのように“普通”に過ごす樹が初めてこぼした本音は、つぐみにショックを与えたが、「一度死にかけた樹だから言えることだね」「こんなにも理解してくれる人が晴人のそばにいてくれてよかった」「どうしたって障がいを追った人にしか分からないことはあるわけで…切ない」といったコメントがネット上で飛び交った。
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