2019.04.24更新
上野樹里
時任三郎
新元号「令和」に初めてスタートする月9ドラマは、主演・上野樹里、共演・時任三郎で、法医学者と刑事という異色の父娘を描く。上野が演じるのは主人公の万木朝顔(まき・あさがお)。死因を明らかにし、遺体の“生きた証”を見つけ出すため、時に自身の仕事の範疇(はんちゅう)を超えて、懸命に真摯に遺体に向き合う新米法医学者だ。そんな朝顔に、父として、仕事相手として寄り添うのが、時任演じるベテラン刑事・万木平(まき・たいら)。
朝顔は解剖で、平は捜査で、遺体の謎を解き明かしていく。その姿を、サスペンスフルに織りなすと同時に、遺体から見つけ出された“生きた証”が、生きている人たちの心を救っていくさまをハートフルに描く。
一方、朝顔と平には、悲しい記憶がある。11年3月11日に発生した東日本大震災の行方不明者の中に、朝顔の母もいるのだ。存在自体が“生きた証”である母の遺体が震災で奪われてしまった中、朝顔は誰かの“生きた証”を見つけ出す法医学者の仕事に打ち込み、平は時間があれば遺体を探しに東北へ向かう――。
上野と時任は、大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』に出演(上野は主演)したが、共演シーンはなく、本作が実質、初共演となる。そんな2人に本作にかける思い、共演への意気込みを聞いた。
Q.本作は、初の月9単独主演作ですね。
初めての主演ドラマは月9『のだめカンタービレ』でした。長期に渡って演じさせていただいたので、たくさんの思い出がありますし、いろんな経験をさせていただきました。そんな特別な思い入れのある枠に、また出演することができて大変うれしく思います。
Q.朝顔役を演じるにあたっての意気込みを教えてください。
法医学者であり、震災で母を亡くした娘を演じます。刑事である父とともに事件と向き合い、被害者のご遺体に残されたメッセージと心から向き合います。太陽とともに咲く朝顔の花のように、辛いことがたくさんあっても明るく前向きに生きている主人公を演じていけたらと思います。
Q.時任さんとの共演に向けての思いを教えてください。
(上野主演の)大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』では、実の父上を演じていただいた時任さん。ですが、共演するのは今回が実質初めてとなります。今回は、震災で母を亡くした父娘という役どころですが、8年前に震災があった時も父娘という役どころだったことに、何かご縁を感じます。
Q.視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
新元号から始まる最初の作品ということもあり、皆さんの心に残る素敵な作品になるよう、精一杯頑張りたいと思います。
Q.10年ぶりの月9出演への思いを教えてください。
本当に時が経つのが早いなと(笑)。10年ぶりの月9が、奇しくも同じ“法医学”をテーマにしたドラマだということに驚いています。自分自身も人生の最終コーナーにさしかかる年齢になり、“生きるということ”をもう一度、このドラマを通して考える機会になればと思っています。
Q.万木平を演じていくうえでの意気込みを教えてください。
誰に対しても同じように“平”に接するようなキャラクターでいけたらいいなと思っています。
Q.野さんとの共演に向けての思いを教えてください。
以前から勝手に親近感を抱いていた方だったので、共演がとても楽しみです。
Q.視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。
“死”をテーマにしたドラマですが、半面的に“生きることの素晴らしさ”をお伝えできたらと思っています。また、エンタテインメントとしても楽しんでいただけるよう頑張りますので、ぜひご覧ください。
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