2019.04.17更新
“つい素通りしてしまいがちなコト”や“特に旬でもないコト”を番組なりに調べて、毎回ゲストと共に語っていくトークバラエティ『石橋貴明のたいむとんねる』。4月15日の放送は、「幼少期から綺麗好き」というカンニングの竹山隆範をゲストに「君のケッペキーは本物か」をテーマにお届けした。
昔からキレイ好きな人はいたものの、番組では1990年代、食中毒問題などをきっかけに大除菌ブームが起こったと想定。それにより次々とバイ菌が人体に害を及ぼす情報が知れ渡ると、抗菌や除菌グッズが当たり前になり、潔癖な人=ケッペキーも増殖したのだ。
本題に入る前に、石橋が顔を見るなり「(犬の)パグ(に似てる)?」と言ったのをきっかけに“パグパン”と名付けられてしまった進行役の杉原千尋アナウンサー。実は温泉に入れないというケッペキーでもあった。
ケッペキーを困らせるシチュエーションといえば、「ひと口ちょうだい(回し食い)」「カラオケのマイクを共用」「握手」「電車のつり革」「バッグの置き場所」「スリッパの共用」。
中でも難関の「ひと口ちょうだい」は、専門家の協力を仰ぎその真実に迫った。
その結果、どんな美女でも口をつけるだけで唾液から10万個の細菌が付着し、ひと口かじれば歯垢がつき1000万個の細菌が付くことが判明。眉をしかめるケッペキーの3人は、神妙な面持ちで解説に聞き入っていた。
しかし専門家によれば「その菌は誰もが持っている常在菌で人体には害がなく、万が一他人の菌が入ったとしても、常在菌が病気の元になる菌の侵入をブロックするので定着することはほとんどない」のだとか。
しかし極度のケッペキー、竹山は聞く耳を持たず「そういうことじゃない! 歯垢は便と同じくらい汚いって聞いちゃうとダメなの。人のうんこ食ってるのと一緒だもん」と息を荒げていた。
続いて、ケッペキーが気になる「エレベーターのボタン」「パソコンのキーボード」「便座」「終電のつり革」「エスカレーターの手すり」という5つの場所を、医療現場などでも使われる清浄度検査器「ルミテスターSmart」を使ってチェックした。
すると、便座や終電のつり革は比較的数値が低くそれほど不潔でないことが判明。現代人に欠かせないパソコンは、キーボードよりマウスのほうが汚れているそうだ。
もっとも数値が高かったのは、エスカレーターの手すり。ほかのものに比べてダントツに高く、しかも上りの右側の手すりが最高の数値をマークした。最下位だった便座(744RLU)に対しエスカレーターの手すり(39461RLU)は約53倍も汚いことがわかった。
ちなみに、自販機のおつり口が高数値だったと伝えられると、「それを言い出したらお金(そのもの)はどうなの?」と石橋。「それもそうだし、ここでこの情報を出してもらいたくなかったんですよね。これでもう、おつり口が汚いってインプットされましたから」と嫌な顔をする竹山だった。
その流れから、「ルミテスターSmart」で竹山の手の汚れをチェックすると、パソコンのマウスと同等の数値を記録。
続いてパグパンの手のひらも。するとなんと先ほど第1位に挙げられたエスカレーターの手すりに近い数値が叩き出され、石橋と竹山は引きまくり!
何よりもパグパン本人が「何かの間違い!」と驚いていた。
最後はケッペキーにとって恐怖の空間であるトイレを取り上げた。
公共施設にあるウォシュレットが清潔か否かという問題にも切り込み、TOTOを直撃したり、話題はトイレにあるタオルの清潔度にまで波及。
竹山は「人が出てきた直後のトイレが苦手。特に新幹線のトイレが苦手で、もよおしたとしても限界ギリギリまで我慢する」と語り、パグパンは「列ができているトイレはこの人は(大か小か)……と考えるとできなくなっちゃう」などと身を震わせて語っていた。
すると石橋から「だから顔がパンパンなんだ。便秘気味でしょう?」と冷やかされ「毎朝、快便です!」と頰をふくらませるパグパン。女子アナらしからぬ刺激的な一言を放った瞬間に、スタジオが爆笑に包まれた。
文=パンチ広沢
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