2019.03.07更新
3月7日(木)の『直撃!シンソウ坂上』は、オリンピック2連覇中の羽生結弦、国際大会6連覇中の紀平梨花をはじめ、数々のスター選手を輩出し続け、今や「フィギュア大国」と言っても過言ではない日本のフィギュアスケートを特集する。日本がフィギュアスケートでオリンピックに初出場を果たしたのは1932年のオリンピック。初出場以降、初めてメダルを獲得するまでに60年間という長い低迷期が続いた日本フィギュアスケート界が近年強くなった“シンソウ”に迫っていく。またスタジオゲストとして、鈴木明子、本田武史、渡辺満里奈が出演する。
番組ではまず、日本人として初めてオリンピックでメダルを獲得した伊藤みどりにインタビュー。類いまれなるジャンプ力を持ち、「100年に1人の天才フィギュアスケーター」と呼ばれた伊藤は、高校3年生で5種類の3回転ジャンプをひっさげ「カルガリーオリンピック」に出場。しかしジャンプを成功させたものの、ジャンプの技術性よりも芸術性が評価されていたためかメダルに届かず。ここで伊藤は自分の個性を見つめ直し、改めてジャンプの技術を磨くことを決意。前向きに踏み切り3回転半ジャンプする「トリプルアクセル」に挑む。当時の女子選手が公式戦で誰も飛んだことのない「トリプルアクセル」という、まさに前人未到のジャンプを武器に、日本人初のメダルを期待される中で迎えた「アルベールビルオリンピック」。初日のオリジナルプログラムで4位スタートと出遅れ、フリープログラムでも演技序盤で「トリプルアクセル」を失敗。崖っぷちまで追い込まれた絶望的な状況の中、伊藤はある信じられない決断で銀メダルを手にすることになる。伊藤が競技中に下した決断とは果たして?世界のレジェンドと呼ばれる伊藤みどりの幼少期のNHKの秘蔵映像と、フィギュア史に残る珍プレーを公開する。
伊藤以降、メダリストが生まれなかった日本フィギュアスケート界だったが、2006年の「トリノオリンピック」で荒川静香が日本フィギュア初の金メダルを獲得する。日本フィギュアスケート界が悲願を成し遂げた背景には、伊藤みどりが引退した1992年に日本スケート連盟が始動させた、あるプロジェクトがあった。安藤美姫、村上佳菜子、本田紗来など、そうそうたる顔ぶれが参加し、世界にはばたくきっかけとなったプロジェクトとは?日本を代表するトップスケーターの幼少期の映像とともに公開する。
さらに、髙橋大輔がオリンピックで日本男子初のメダルを獲得した裏にあった秘話を公開。当時、スランプに陥っていた髙橋を救った、男子フィギュアの第一人者・本田武史の行動とはいったい?この他、伊藤みどりが日本フィギュアスケート史上最も印象的だったと話す、浅田真央の演技をプレイバック。さらにスタジオでは荒川と同期の本田武史が、坂上忍をも驚かす荒川の意外な一面を表すエピソードを披露する。
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