Muscat~フジテレビの番組情報

2019.02.27更新

三浦雄一郎、アコンカグア登頂を断念した瞬間の貴重映像をテレビ初公開!

2月27日『梅沢富美男のズバッと聞きます!』①

2月27日放送の『梅沢富美男のズバッと聞きます!』は、ゲストにカンニング竹山さん、北村匠海(DISH//)さん、三浦豪太さん、
三浦雄一郎さん、Mr.シャチホコさん、みはるさん、山口もえさんを迎えてお送りしました。

次は「90歳でエベレストに挑戦」と堂々宣言!

今年1月、86歳にして標高6961m南米最高峰の山、アコンカグアの登頂に挑戦した登山家の三浦雄一郎さん。強風が吹くことが多いため成功率は30%と言われながらも、順調に登頂。しかし、残り900m、標高6000m地点まで来たところで、無念のドクターストップ。それを伝えたのは、息子の豪太さんでした。そのとき、親子でどんな会話が交わされたのか? 三浦親子の挑戦を応援してきた番組は、その映像を入手。テレビ初公開しました。

◆6000m地点/滞在3日目 テント内にて

豪太:「お父さんさ、ここに来て2日経つんだけれども、ここでの生活。寝て、起きて、外に行く、トイレ。昨日の夜も、起きて自分でトイレしようとするとき、すごく喘いでいて、僕もすごい心配になった。大城先生(ドクター)も同じ思い。ただでさえ、お父さんの今のキャパシティの低い心臓が、急に虚血になって、そこで倒れてしまう可能性がすごく高いんだよね。で、大城先生からは先ほどドクターストップという判断」
雄一郎:「いや、大丈夫。ちゃんとこれを(酸素)吸っていれば大丈夫」

突然のドクターストップに重い沈黙が続く中、決して山を下りようとしない父に対し、豪太さんは語り始めます。

豪太:「お父さんの今の肉体と、そこからくる限界と、お父さんの意思は死ななくても、お父さんの肉体がもしそこで終わってしまったら、僕は…すごく残念。山の上には、お父さんの行きたい気持ちだけが行っちゃって、体だけが僕たちに残されてしまったら、たぶん僕はずっと自分を許せないと思う」

涙をぬぐいながら説得する豪太さん。雄一郎さんは、それを目をつむったまま黙って聞いています。

豪太:「で、お父さんの気持ちは絶対にやめないと思う。だからあえて僕は、ここから下りる」

沈黙が続くこと20分。ついに雄一郎さんは下山を決意。しかし豪太さんには、挑戦を続けてほしいと伝えました。その後、父を安全な標高まで送り届けた豪太さんは、父のザックやアイゼン、サングラスを身につけ再び歩き始めます。そして父が下山した翌日、ついにチームは登頂に成功。豪太さんは、頂上から「あ、お父さん。今ね、アコンカグアの山頂にいます」と雄一郎さんに連絡し、雄一郎さんも「おお、おめでとう、おめでとう。良かった、良かった」とやりとりしました。

スタジオで、三浦親子と一緒にVTRを見た梅沢さんも「いやぁ、みんな泣いてましたもん。息子さんの一言が胸にジーンときたな」と感極まった様子。豪太さんは「あのときは、体を張ってでも止めないと(父の)気持ちは断ち切れないなという思いだけだった」と告白。雄一郎さんも「外から見たらそういう状況なのかと。まだ次があるということで、今回は潔く下りようと」と語り、「90歳でエベレストに挑戦する」ことを表明、スタジオが沸きあがりました。「いつでも今日がスタート」―—この言葉を胸に、三浦さんは人生を歩み続けます。

番組情報

『梅沢富美男のズバッと聞きます!』
<放送>
2月27日(水)22:00~22:54
【MC】
梅沢富美男
【進行】
池田美優
【ゲスト】
カンニング竹山
北村匠海(DISH//)
三浦豪太
三浦雄一郎
Mr.シャチホコ
みはる
山口もえ

(※50音順)

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。