Muscat~フジテレビの番組情報

2019.01.29更新

科捜研の男VS科捜研の男!?飛沫血痕の謎…

1月28日(月)放送

『トレース~科捜研の男~』第4話あらすじ完全版

科捜研法医研究員の相楽(山崎樹範)の兄・浩司(やべきょうすけ)が遺体で発見される。発見場所は浩司のアパートで、第一発見者は、アパートの大家から浩司と連絡が取れないとの連絡を受けて訪れた相楽だった。死因は、頸動脈を切られたことによる失血死。凶器は部屋にあった包丁だった。また、室内は荒らされており、財布や預金通帳等がなくなっていた。真野(錦戸亮)とノンナ(新木優子)は、臨場要請を受け現場に向かった。そこで虎丸(船越英一郎)は、遺体に首以外の傷がないことから、強盗に見せかけた顔見知りの犯行だと主張する。

真野たちの鑑定によれば、室内から被害者以外のDNA型は見つからなかった。だが真野は、収納ボックスの引き出し内に付着した飛沫血痕が気になっていた。虎丸が主張するように、犯人が浩司を殺してから強盗に見せかけて部屋を荒らしたのなら、引き出しの内側に血痕がつくはずはないからだ。

事情聴取で相楽は、浩司とは何年も会っていないと話す。浩司は嘘を並べて家族や友人から金を借りており、相楽自身も300万円ほど貸したままだという。アイツは殺されても仕方のない嘘つき野郎だ――相楽はそう言い放った。

浩司は、金を借りた相手と金額を書き残していた。そのリストを元に犯人を絞り込もうとする虎丸たち。同じころ、浩司が3000万円の定期生命保険に入っており、今月で保険期間が終了することが判明する。虎丸たちは、受取人になっていた浩司の元妻・千尋(瑛蓮)に疑いの目を向けた。しかし、千尋が証言した通り、見つかったのは古い保険証券で、受取人は浩司の叔母に変更されていた。しかもその叔母も、3年前に他界していた。

ノンナは、事情聴取から戻った相楽に、犯人が最初に部屋を荒らしていたことを報告する。だが相楽は、鑑定依頼もない作業をしている真野とノンナに苛立ち、余計なことはするなと怒りをぶつける。

ノンナは、ひとりで飲んでいる相楽を見つけ、真野のことを話す。真野は、真実を追求することに必死になっているだけで、人に興味がないとは思えない、と。そこで相楽は、浩司との思い出話を始める。ふたりは、幼いころは仲が良かったのだという。だが相楽は、介護の仕事に就くために専門学校の費用をねだった浩司が、実はパチンコをしていたことを知った日を最後に、縁を切ったらしい。

一方、虎丸たちは、浩司の携帯電話履歴から、事件の3日前、相楽に何度も電話していたことを知る。しかも、防犯カメラの映像から、その日ふたりが会っていたことも判明する。相楽とノンナが飲んでいた店にやってきた虎丸は、重要参考人として相楽に任意同行を求めた。

防犯カメラには、橋の上でもみ合いになった相楽と浩司の姿が映っていた。相楽が封筒を持っていた浩司の手を払いのけ、中から飛び出した50枚ほどの1万円札が橋の下に落ちていた。相楽は、疑われるのが面倒で黙っていたと主張した。相楽は友人の連帯保証人になったことが原因で多額の借金もあった。虎丸は、「俺がやったという証拠はないんですよね」という相楽に、科捜研の人間なら完全犯罪も可能だ、と返し……。

虎丸たちは、相楽の家を捜索するために令状を取る。そこにやってきた真野は、被害者の毛髪から大麻の成分が検出されたことを伝える。浩司は、3ヵ月ほど前から大麻を使用していたと思われた。それを聞いた虎丸は、浩司が残した借金のリストに記載されていた大麻の元締め・富岡翔平(波岡一喜)の行方を追い始める。

科捜研に戻ってきた相楽は、いきなり真野を殴りつけた。そんな相楽に、大麻のことを切り出す真野。相楽が真野たちに鑑定をさせたくなかったのは、浩司が大麻を使っていたことを隠すためだった。実は、相楽の前に富岡が現れ、その際に大麻のことを知ったのだという。相楽は、遺体を発見したとき、とっさに大麻の処分を考えたらしい。しかし部屋には大麻はなく、臨場でもその痕跡は見つからなかった。自分さえ黙っていれば大麻のことはバレなかった――そう思っていた相楽は、「お前はただ、人の秘密を暴いて楽しんでいるだけだ」と真野に言い放つと、海塚(小雪)に辞表を渡して部屋を出ていってしまい……。

ノンナは、英里(岡崎紗絵)や市原(遠山俊也)の反対を押し切って、浩司が橋から落とした1万円札を拾い集めに行く。真相の追及を諦めてはいけない、という思いからだった。すると現場には、すでに真野の姿があった。やがてそこには、英里と市原も駆けつけ……。

同じころ、虎丸は、富岡から話を聞いていた。富岡は、数ヵ月前に浩司から大麻が欲しいとの連絡を受け、売人を紹介しただけだと主張した。浩司を探していたのは、金を返してもらおうと思っただけだという。

真野たちが1万円札を探しているとの連絡を受けた虎丸は、見つかった札を渡すよう命じた。その札から富岡の痕跡が出れば、取り敢えず彼を逮捕できるというのだ。真野は、そんな虎丸に、もう一度臨場させてほしい、と返す。

浩司のアパートを訪れた真野は、彼が死んでいた場所を起点に、すべての飛沫血痕まで糸を引いていく。

ノンナは、英里たちとともに回収した数枚の1万円札と、封筒を回収し、科学捜査用ライトで調べた。

あくる日、浩司の部屋に、虎丸と相楽がやってくる。真野が虎丸に頼んで相楽を呼び出したのだ。そこで真野は、糸で作った飛沫血痕の道筋を見せ、浩司が自殺だったことを伝える。返り血を浴びた犯人がいた場合、その部分だけは血の道筋がなくなるが、そこには犯人が返り血を浴びた形跡がなかったのだ。実は司法解剖の結果、浩司がガンに冒されていたことも判明していた。浩司は、保険金を相楽に相続させるために、殺人を偽装していたのだ。ノンナも、浩司が持っていた封筒から微量の油分を見つけたことがきっかけで、彼が1年ほど前から工場で働いていたことがわかったと相楽に伝えた。浩司は、病院にも行かずにがむしゃらになって働いていた。大麻も、仕事を続けるために、痛み止めとして使っていたらしい。すべては、相楽に金を受け取ってもらうために浩司が考えたことだった。真相を知った相楽は、涙をこらえることができなかった。

別の日、科捜研を訪れた相楽は、私物の整理を始める。そこにやってきた海塚は、人手が足りないことに辞められるのは迷惑だ、といって相楽に辞表を返す。相楽は、真野に礼を言って飲みに誘った。しかし真野は、約束の店には現れなかった。

同じころ、警視庁の刑事部長・壇(千原ジュニア)は、人事課長から刑事部長賞の候補者リストを受け取っていた。その中に真野のプロフィールを見つけた壇は、「これはお久しぶりですね。源礼二くん……」とつぶやき……。

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番組情報

<タイトル>
『トレース~科捜研の男~』
<放送日時>
毎週月曜21時~21時54分 
<出演者>
錦戸亮 新木優子 山崎樹範 岡崎紗絵 矢本悠馬 加藤虎ノ介 山谷花純 ・ 小雪 ・ 遠山俊也 篠井英介 千原ジュニア ・ 船越英一郎

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。