2018.11.28更新
MCの石橋貴明さんとミッツ・マングローブさんがちょっと昔のアレコレを語るトーク番組『石橋貴明のたいむとんねる』。11月26日の放送は、数々のカバー作品をリリースしている倖田來未さんと、伊藤一朗さん(Every Little Thing)をゲストに迎え、「勝手に語り継ぎたい こんなのあった!? あの名曲の意外なカバー」をお届けしました。
今回は有名アーティストがカバーした名曲がスロットで続々登場し、気になった曲やアーティストが出てきたら「ストップ!」と宣言し語ってもらう企画です。
まずストップをかけたのは伊藤さん。倖田さんがブレイクするきっかけになった「キューティーハニー」は、1973年に前川陽子さんが歌った同タイトルのアニメ主題歌です。
倖田さんは当時を回想しながら「無名だった私にとって挑戦の一曲でした。だからウッドベースでカッコよくアレンジしました」と語っていました。
次に盛り上がったのは、後藤真希さんがカバーした、山口百恵さんの「いい日旅立ち」(1978年)。
倖田さんも山口百恵さんのカバーをさせてもらっているといい、ほかにどんな曲をカバーするかという話に。事務所スタッフは「いい日旅立ち」を推してくるそうですが、倖田さんは「さよならの向こう側」がいいと語ります。
ところが、歌謡曲好きのミッツさんは「え~? 違う~!」と怪訝な表情。続いて「だったら『夢先案内人』でしょう?」とタカさんが攻めますが、ミッツさんは「いい歌だけどねぇ」と言いながらしっくりきてない様子。
倖田さんはこんなディスカッションが楽しかったのか、突然「ああ~! 百恵大好き!」とシャウトし、みんなを笑わせました。
番組も中盤戦に突入。Every Little Thingがカバーした「冬がはじまるよfeat.槇原敬之」(槇原敬之 1992年)が登場しても、メンバーである伊藤さんはストップを押さず、周りが催促する事態にスタジオは爆笑。
伊藤さんは照れ臭そうに手揉みをしながら「カバーには壁がある」と持論を語りました。
「(原曲と)違ったテイストで聴かせるか、本人よりすごくなきゃダメじゃないですか。『冬がはじまるよ』ではどうしようかなと思ったんですけど、槙原さんがコーラスを入れてくれると。それはいい!ということになって、槙原さんのスタジオにお邪魔しました。目の前でコーラスを何本もいれてくださったんです」と制作秘話を語っていました。
一方で倖田さんはカバーされた経験も語りました。しかも、依頼してきたのは憧れの中森明菜さん。
倖田さんは小学生の頃から「明菜で育ったと言っても過言ではない」ほどの大ファンで、明菜さんから自身の曲「愛のうた」をカバーさせてほしいというオファーを受けた時の感激を熱っぽく語っていました。
「どんなふうに歌ってくれるのかなと思ってて、私が思っているのとは違う方向になっていてびっくりした」というのには、同じく明菜ファンのミッツさんが大きく頷いていました。
カバーアルバムを発売している倖田さん。中盤で「いつかジュリー(沢田研二さん)の曲をカバーしてみたい」とつぶやいていましたが、番組の最後には「ぜひ、次はとんねるずの曲を」とタカさんにラブコール。
「いろいろとんねるずの曲を聞きましたけど、音楽の先駆けをいっているのは『ガニ』! ハードロックとラテンを組み合わせたていて。Aメロで4回くらい爆破みたいな」と倖田さんはその魅力を語ります。
照れながら「『ガラガラヘビ(がやってくる)』は歌わせないわよ! でも作曲者の後藤(次利)さんには話しておきます」と言う優しいタカさん。
では、「ガニ」がいいのかと思えば、倖田さんが本気でカバーしたい曲は「迷惑でしょうが…」(1987年)なのだそうです。
「曲中に入るセリフはどうするの?」と言って、サービス精神旺盛なタカさんは、目の前でセリフの部分をやってみせてくれました。すると「あ~、いいよね、いい!」とみんな笑いながらもセリフを噛みしめていました。
文=パンチ広沢
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