2018.11.14更新
11月14日放送の『梅沢富美男のズバッと聞きます!』は、ゲストに虻川美穂子さん、ANZEN漫才のおふたり、川島明さん、三浦雄一郎さん、吉村崇さんを迎えてお送りしました。
来年1月、86歳にして南米大陸最高峰のアコンカグア(標高6960m)の登頂に挑戦すると表明した登山家の三浦雄一郎さん。「やり続ける限り、あきらめなければ夢は叶う」と語る登山界のレジェンドですが、実は60代のころ医師から「余命3年」と宣告されていたといいます。「身長164cmなんですけれども、体重90kg超えまして、血圧も190超え。糖尿病、腎臓もこのままいったら1年以内に人工透析だと。それどころか、明け方布団の中でぐずぐずしていると心臓がガーンと掴まれるように痛くなるんですよ。狭心症。とうとう検査を受けたら『この分じゃ余命3年ない』と」と語る三浦さん。
三浦さんは「僕の住まいは札幌。ビールはおいしい、焼き肉、ジンギスカン、飲み放題、食べ放題…まあ、(宣告は)当たり前だと思いましたね。でも、そこからですね。ちょうどそのころ、僕の親父(山岳スキーヤーの三浦敬三さん)が、99歳になったらモンブランをスキーで滑ると。それも、90歳から99歳の間にスキーとトレーニングで3回骨折しましてね。それでも足の骨をつけて、モンブラン滑りました。こんな親父がいるから、『よし、親父がモンブランなら、俺はエベレスト登ってみよう』」と一念発起。余命3年と宣告されてからおよそ20年後、見事エベレスト登頂に成功したのです。
そこで、いかにして健康面の不安を取り除いたのか梅沢さんが直撃すると「まずメタボを治さなければいけない。原因はほとんど、飲みすぎ・食べ過ぎ・運動不足。ただ飲みすぎ・食べ過ぎはやめないで運動をしようと」と、まずは歩くことから始めたそう。ただし「歩くだけじゃ、足の力がつかない。今、履いているこの靴が2kg(ある)」と、普段の生活から鍛錬を欠かさないことを明かすと、スタジオから驚きの声が。さらに、普段行っているウォーキングに同行してみると、背負っているリュックには、なんと15㎏もの「使い古したアンクルウェイト(=足に巻く重り)」が入っているのだとか。それでも「今日は軽い」と言います。自ら名付けた、この「ヘビーウォーキング」が、三浦さん独自の健康法だといいます。「膝の半月板もね、1㎜もなかった。呼ばれて向きを変えるだけでも、膝に針を刺したように痛かった。それが重りをつけて歩いて1年ちょっと経ったら『あれ?』と思って。痛みが取れたんですよ」と告白。さすがにこのエピソードには、川島明さんが「これダメですよ。めちゃめちゃ太字で“個人の感想です”って入れないと」とツッコミを入れ、笑いが起きていました。
そしてもうひとつ、三浦さんが健康のために食べ始めたのが、サバ缶だそう。「週に4回から5回。サバ缶に納豆、卵、キムチ。これを全部混ぜながら。おいしいですよ」と、朝食によく食べているといいます。またエベレストでも「よく食べていました。一番食べやすいし飽きない」「これも元気の源のひとつかなと思います」と語りました。
最後は、みやぞんさんがアコンカグアに挑む三浦さんのために曲をプレゼント。「応援してますぅ~」と、みんなで盛り上がり、三浦さんも笑顔を見せていました。
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