Muscat~フジテレビの番組情報

2018.11.06更新

大反響のドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」公開

11月3日(土)公開

信友文子さん(母)、良則さん(父)©「ぼけますから、よろしくお願いします。」製作・配給委員会

信友直子監督と初回上映の観客のみなさん

『Mr.サンデー』で2016年9月に2週にわたって特集され、翌年BSフジで放送され大反響を呼んだドキュメンタリー作品「ぼけますから、よろしくお願いします。」。このたび映画化され、3日(土)からポレポレ東中野(東京・中野区)で上映が始まりました。3日と4日は計8回上映されそのうち5回が満席になる順調なスタート。特に初日の初回と2回目は立ち見が出るほどの盛況ぶり(全96座席。補助椅子含め115座席)で、上映後のサイン会にはたくさんの観客が列を作りました。
劇場のポレポレ東中野に話を聞くと、1日4回同じ作品での上映はまれであり、ここまでの好調ぶりは、2017年1月に上映した「人生フルーツ」以来の事態とのこと。また先週の「ぴあ映画初日満足度ランキング」でも第1位に輝き、ますます期待が高まりそうです。

この作品は、認知症の患者を抱えた家族の内側を丹念に描いたドキュメンタリー。主人公の一人娘でもあるドキュメンタリー制作に携わる信友直子監督が、自らも乳がんを乗り越え、両親の記録を撮り続けるうちに、ユーモアたっぷりで自分に愛情を注いでくれた母の変化に気付くことに・・・アルツハイマー型認知症の診断を受けた母。その時から、90歳を超えた父が80代後半の母の介護を始める日々が始まりました。仕事を辞めて実家に帰るべきか・・・しかし、記録を撮り続けることが自分の使命と感じ、創り上げた作品です。

映画は、ポレポレ東中野での上映に始まり、今月17日(土)にはこの映画の舞台となった広島・呉(呉ポポロシアター)や広島(横川シネマ)ほか、大阪(シネマート心斎橋)、京都(京都シネマ)でも上映が開始され、現在、全国20劇場での上映が決まっております。(11/5現在)

信友監督が感謝の言葉「監督冥利に尽きる思い」

舞台挨拶に立つ信友直子監督

初日、舞台挨拶に立った信友直子監督は「こんなにたくさんの方が映画の公開を待ってくださっていたんだと思うと本当に感無量です。客席のみなさんの熱意がすごくて、私の方が元気をいただきました。テレビ番組だと、視聴者の方がどんな風に見ているのか想像するしかないのですが、映画は反応が直接伝わってきて、見終わった方からたくさんのうれしい言葉をいただき“監督冥利に尽きる”思いです。ドキュメンタリーの制作者とってポレポレ東中野で上映することは夢で、夢がかなってうれしいのですが、同時に実はプレッシャーでした。でも劇場が開く前から行列ができて、支配人さんが“ありがとう”と言ってくださった時には“ああ期待にこたえられてよかった”と泣きそうになりました。上映後に拍手が起きた時には、感動のあまり鳥肌が立ちました」と感謝の言葉を述べていました。

認知症を受け入れて一緒に生きていけば、人生は楽しく、豊かになる・・・父と母の姿から感じて

さらに信友監督は「この映画を通じて、認知症になっても終わりじゃない。大変なことはたくさんありますが、でも笑いもたくさんあります。認知症を受け入れて一緒に生きていけば、人生はいくらでも楽しく、豊かになる・・・そんなことを、父と母が支え合って懸命に生きる姿から、感じていただければうれしいです」と語りました。

映画情報

<タイトル>
「ぼけますから、よろしくお願いします。」
<監督・撮影・語り>
信友直子
<プロデューサー>
大島 新(ネツゲン)、濱 潤(フジテレビ)
<配給宣伝協力>
ポレポレ東中野、ウッキー・プロダクション
<製作・配給>
ネツゲン、フジテレビ、関西テレビ
2018年/日本/カラー/102分/©「ぼけますから、よろしくお願いします。」製作・配給委員会

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。