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2018.10.24更新

あの名作マンガの最終回、覚えてる?「巨人の星」ラストに、よゐこ驚愕

10月22日(月)放送

記憶が正しいのはタカさん? 有野さん?

MCの石橋貴明さんとミッツ・マングローブさんが、ゲストとともに少し前のあんなことやこんなことを語り合う『石橋貴明のたいむとんねる』。第24回目は、芸人の間でもマンガ好きで知られるよゐこの濱口 優さんと有野晋哉さんを迎え「勝手に語り継ぎたい、名作マンガの最終回」を放送しました。

最初に盛り上がったのは、「あしたのジョー」と並ぶ70年代の大人気ボクシングマンガ「がんばれ元気」(小山ゆう作/週刊少年サンデー/1976年~1981年)の最終回について。

連載当時、タカさんは週刊少年サンデーにかぶりついて読んでいたといい、「最後はねえ……チャンピオンになったのかなぁ?(主人公の元気が、ヒロインの芦川先生と)結婚しないんだよな……」と記憶をたぐりよせます。

一方、大人になってからこの作品を読んだという有野さんは「一緒に旅をしていたお父さんが亡くなるんですよ。で、おじいさんとおばあさんのところにもらわれてきて、隠れてボクシングしてるんだけど、やっぱりやりたいからって言って家を出るんですけど、後半に帰ってくるんですよ」と自信満々。

さあ、どんな最終回だったのでしょうか?

WBAチャンピオンの宿敵、関 拳児を下した主人公の元気は、学生時代から恋していた芦川先生にプロポーズをするも別れの手紙を最後に旅立ってしまいます。元気は切ない気持ちを抱きながらも芦川先生の言葉を胸に、清々しい笑顔でふるさとへと帰るシーンで終わりました。

「話と違うじゃな~い?」と有野さんに詰め寄るタカさん。「俺のは合ってたんだ」と満足げでした。

マジで怖かった「うしろの百太郎」

続いて、有野さん、濱口さんが大きな反応を示したのが「うしろの百太郎」(つのだじろう作/週刊少年マガジン/1973年~1976年)。作中に本物の心霊写真も登場し、オカルトブームの火つけ役にもなったマンガです。

濱口さんが学生の頃、貸本屋で「うしろの百太郎」を借り、夜中に回し読みするのが流行っていたそう。

濱口さん「このマンガでこっくりさんを覚えて」
タカさん「こっくりさんねえ(険しい顔)。『恐怖新聞』とか、つのだ先生の作品は怖いんだよ~。本人もすげえ怖いんだよ」
濱口さん「お会いしたことあるんですか?」
タカさん「うん。『ケンカに負けねえ方法教えてやろうか?』って」
有野さん「そっちっすか(笑)?」
タカさん「オレよぉ、『空手バカ一代』描いてただろう? だから大山倍達に教えてもらったんだよ。相手の目に指入れて引っこ抜くんだよ!って。この人こええ!」

ちなみに最終回は悪霊の仕業で主人公・一太郎と父が刺し違えるも、愛犬ゼロの活躍で騒ぎは収束しエンディングを迎えるというもの。

タカさんが披露した、物語の結末とは違う意味で怖いエピソードに二度震えるよゐこのふたりでした。

マンガ版の結末が悲しすぎる「タイガーマスク」

次に紹介されたのは、マンガに端を発し現実世界にもレスラーが登場してブームを巻き起こした「タイガーマスク」(原作 梶原一騎、作画 辻なおき/週刊少年マガジン/1968年~1971年)。

「マンガ版とアニメ版ではエンディングが違うんですよ」というタカさんの発言から、お互いを比べてみることに。

まずは連載開始1年後にスタートしたアニメから。対戦相手のタイガー・ザ・グレートにマスクを剥がされ正体がバレてしまったタイガーマスクは、飛行機に乗り異国へ飛び立っていきました。

そしてマンガ版も紹介。最強のチャンピオン、ドリー・ファンク・ジュニアとのタイトルマッチに挑むも、ファンに囲まれ会場までたどり着けないタイガー。警官の指示で車を降り、自力で会場へ向かうタイガーは、マスクを取って路地裏を走ります。ところが車にはねられそうになった子どもを助けた代わりに、タイガーが被害に遭ってしまうのです。瀕死のタイガーは、意識が薄らいでいくなか正体を隠すため、ポケットのマスクを川に捨てました。

タイガーマスクの壮絶な死に驚いた一同。

濱口さん「ふつうは描かないでしょう? 車にバーンと当たって、白目むいてる血だらけの主人公。描くんだもんね、すごいなあ」
有野さん「地下鉄で行くっていうのもなかったんですかねえ?」

報われない結末に納得できないのか、ふたりの小言が止まりませんでした。

「ど根性ガエル」平面ガエルの生態が気になる

「ど根性ガエル」(吉沢やすみ作/週刊少年ジャンプ/1970年~1976年)は総発行部数300万部以上、アニメはもちろん、実写ドラマも注目を集めた作品。

その最終回は、主人公・ヒロシのシャツにくっついていた平面ガエルのぴょん吉が、恋人のビッキーちゃんとの間に18匹の子どもをもうけたとのこと。ハワイで寿司屋を開いていた梅さんが、日本のみんなにエールを送るというものでした。

するとタカさんはおもむろにモニターに近寄り、ぴょん吉の子どもたちがみんなおたまじゃくしになっているのを発見。それを聞くなりみんなモニターに集合して、「こんな感じで成長していくんや」と有野さんが言えば、「シーモンキーみたいじゃない?」とミッツさん。ぴょん吉一家の絵を標本観察のようにじっと見つめていました。

タカさんがアツくなった「巨人の星」

最後に紹介された名作は「巨人の星」(原作 梶原一騎、作画 川崎のぼる/週刊少年マガジン/1966年~1971年)。「単行本を全部持ってます」というタカさんに対し、よゐこさんにとっては少し世代が上のこの作品。

「巨人に入ったらもう終わりじゃないですか」という有野さんの一言に「活躍するの、エースとして!」とタカさんはやきもき。

最終回の大一番は、リーグ優勝とパーフェクトゲームがかかった中日ドラゴンズとの対戦。主人公の飛雄馬といつしか敵対するようになっていた父・一徹は、ドラゴンズのコーチとしてベンチに腰を据えています。そこでバッターボックスに立ったのは、かつて飛雄馬とバッテリーを組んでいた盟友・伴 忠太。伴は一徹の指示で逆立ちと素振りを続けていたためフラフラでしたが、見事ヒットを記録。ところが走る体力は残されていませんでした。

その後、巨人はリーグ優勝。しかし、飛雄馬は死闘での無理がたたり選手生命を絶たれて行方不明に。久しぶりに姿を現したのはライバルで友人の左門豊作の結婚式。幸せそうな左門を見た飛雄馬はまたどこかに消えていくのでした。

濱口さんは、中日戦のマンガ的展開が気になり「すごいですね、逆立ちして疲れたところで遅い球に対抗するって」と笑顔で語りかけます。

ミッツさん「ジャストミートさせちゃうっていう。でも、走るところまでは計算していなかったから俺の負けだと」
濱口さん「そこでファンとして疑問はないんですか? 逆立ちしてフラフラやんけ、そんな状態で……」
タカさん「そういう風に見ちゃダメ! そしたら消える魔球とかも全部(おかしいなって)なっちゃうでしょう?」

身も蓋もない濱口さんの発言に、ちょっとふくれるタカさんでした。

文=パンチ広沢

番組情報

『石橋貴明のたいむとんねる』
<放送>
10月22日放送回 毎週月曜23時~23時40分
<出演>
石橋貴明、ミッツ・マングローブ
ゲスト:よゐこ

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。