2018.10.19更新
現在放送中のオトナの土ドラ『結婚相手は抽選で』(毎週土曜日23時40分~24時35分、第3話は23時55分~24時50分)。「抽選見合い結婚法」という法律に振り回される人々を通じ、「結婚は人間の義務なのか?」「人と向き合うことの大切さとは?」を問いかける、社会派ヒューマンドラマ。家柄も良く広告代理店勤務というイケメンのモテ男、でもなぜか見合いに振られ続ける男、銀林嵐望役の大谷亮平さんにお話を伺いました。
台本を読み、嵐望のキャラクターをある程度イメージしていたときには、空気を読まない発言や、相手を傷つけてしまうことを平気で言う人だと思っていました。でも撮影が進むにつれ、嵐望が自分の中に入ってきてからは、彼の発言は正直すぎて、逆にあまり悪く取られないんじゃないかな!? というような気がしてきたんです。ただ、第1話で奈々(高梨臨さん)を振ったときには、もう少し言い方もあったかもしれないのに、嫌な男だなと思った方もいたかもしれませんね。実際、あのシーンはスタッフの女性陣の中でも賛否両論だったらしいですよ(苦笑)。完璧な男と思われている嵐望ですが、裏表がなく、ある意味、計算ができない判りやすい男ではないかと思っています。
とても元気な人というイメージです。若くてエネルギッシュで、いつも動きたがっている様子もあって、とてもパワーを持っている方だと感じました。僕はどちらかというと内に秘めている方のタイプなので、彼のいつでも飛び出していけるような感じは、彼にしか出せないパワーなんですかね。
やっぱり居心地の良さが一番ではないでしょうか。一緒にいるときも楽しくて、そして僕は自分の時間が必ず欲しい人間なので、時には1人の時間にも理解してくれる人。もしかしたら、自分とペースが似ている人の方がいいのかもしれないです。
今のところノーかな(笑)。やっぱり自分が最初に見つけた人、いいなと思った人でスタートしたいというのが理想です。
大きな会議室で撮影したお見合いのシーンがとても印象に残っています。最初はテレビのバラエティ番組で見るような、みんながワクワクしたり、ソワソワしたりする感じなのかなと思っていて。でもいざ撮影に入ると、政府が決めたという、あの静かで事務的な雰囲気を見て思ったんです。僕らは国に決められてお見合いをしている。今まさに、(法の)被害者の立ち位置にいるのでは? と。
お見合いが始まってから、みんなが一歩ずつ踏み出しています。嵐望は、奈々と好美(佐津川愛美さん)という2人のキャラクターを生かす人というイメージが僕の中ではあるので、あまり目立たず、色をつけずに演じていきたいと思います。でも、そんな嵐望にも後半の方にはドラマチックな展開もあるので、最後までぜひご覧いただけたらと思います。
<第3話あらすじ>(10月20日)
2度のお見合いを経験した龍彦(野村周平)は、「抽選見合い結婚法に思うこと」というタイトルでブログを書いていた。その龍彦のブログに、フリージャーナリストのひかり(大西礼芳)からメッセージが届く。
一方、奈々(高梨臨)や、好美(佐津川愛美)もお見合いで出逢った男性と食事に行くものの、しっくり行かない。そして龍彦は3度目のお見合い相手、花村早苗(平岩紙)と会い、いいムードに。今度こそと思いきや…。
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