2018.09.14更新
渡辺麻友さん主演の愛と狂気のラブサスペンスドラマ『いつかこの雨がやむ日まで』(毎週土曜日23時40分~24時35分)。ひかり(渡辺麻友さん)が所属する劇団「ウミヘビ」。主宰するのは、吹越満さん演じる演出家・天竺要で、強烈な個性でひかりをはじめ劇団員を引っ張ります。
ところが、なぜかウミヘビを舞台に、主演女優たちが相次いで不審な死を遂げていて…。これも天才肌・天竺の魔力のせいなのか…怪演ぶりで注目を集めている吹越満さんに話を伺いました。
芝居の稽古って、意外なほど地味なんです。稽古自体は大変ですよ。1カ月から1カ月半かけて、ちょっとずつ作品を形にしていくので。きっとリアルな稽古の様子を1日、2日見ても、正直エンターテインメントにならないと思います。
天竺のように劇団の座長で演出家になり、役者へのダメ出しに重みがあって、役者よりユニークな人もいます。ただ今回は、天竺のキャラクターや劇団だけで引っ張る話ではなく、料亭の場面、ひかりと母親の場面、さらに劇団の場面とそれぞれのシーンが調和し、作品の世界を作っていくと思うので、劇団のところも作品のトーンにしっかり合わせること、その上で天竺の演劇にかける想いのこもったストレートなセリフをいかに成立させるかに気をつけています。
とても物静かな女性です。それにこの作品への思い入れもあるのでしょう。ワンシーン、ワンシーン、丁寧に演じています。実際はそんなことないでしょうけど、端から見ていると、大丈夫? と思わせるはかなさがあるのが、この役に合っていますね。そういう繊細さを感じさせるからこそ、天竺と芝居の稽古を重ね、追い詰められていく中で変貌していく様が、より際立つと思いますよ。
今後、天竺とひかりの関係も大きく変わっていきます。天竺がひかりの意外な一面をどんどん引き出すはずです。その中で、ひどい言葉を投げかけますけど、そこは一つ、ドラマを盛り上げるためと理解して、許してくださいね(笑)。天竺に関しても非常に驚く場面が出てきます。楽しみにしていてください。
ひかりと同じミュージカル女優をめざす天竺の娘・芽衣を演じる宮澤エマさん。そこに悪意はないものの舞台を愛するもの同士として、ひかりに厳しくあたります。テレビドラマは初出演、熱演が話題となっている宮澤さんに話を伺いました。
かなりどぎついことを言っていますよね。実際、芽衣みたいな人がいたら、嫌です。現場の空気が悪くなりますから(笑)。言葉だけ聞くと確かにきついです。「命がけで舞台に立つ気がないなら、いますぐ辞めて!」なんて言えるのは、(マンガ「ガラスの仮面」の)月影先生か亜弓さんぐらいですよ(笑)。
でも、芽衣の心にあるのは、すべては父の劇団のため、なんです。父の芝居をより良くしたいから言うのであって、そういう意味ではひかりへのアドバイスも、彼女のためになるものばかりです。間違ったことは言っていない、という思いを胸にセリフを言っています。「この子をいじめよう」という悪意がないからこそ怖いですし、「言い方をなんとかすればいいのに」とは思いますけど(笑)。芽衣はきっとひかりの中に強さを見出し、そこに惹かれているのではないでしょうか。
こんなドラマチックなセリフ、一生言うことないだろう」という場面ばかりですけど、女優業にも父のことにも命がけなので、その強さを表現したいと思っています。芽衣として生きている瞬間は、相手の目をにらみつけるくらいの強さを出すよう心がけています。
そして明日・9月15日放送の第6話では、女たちの狂気がさらに激しさを増します。
沙耶(筧美和子さん)、千尋(星野真里さん)、そしてひかりもまた、天竺によりその扉を開けることに…。それを見た和也(堀井新太さん)は…。
<第6話あらすじ>(9月15日)
ついに結ばれたひかり(渡辺麻友)と和也(堀井新太)。和也は、沙耶(筧美和子)との別れを決意するが、沙耶は微笑みを浮かべながら「あなたは必ず私のもとに帰ってくる」と告げる。一方、千尋(星野真里)の家に身をひそめる國彦(桐山漣)は天竺(吹越満)に疑惑の目を向け始めていた。そんな中、ひかりに転機が訪れる。天竺から改めてジュリエット役を振られるひかり。殺人犯の妹として全てをさらけ出す覚悟を問われたひかりは…。
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