2018.09.14更新
渡辺麻友さんが主演する愛と狂気のラブサスペンス『いつかこの雨がやむ日まで』(毎週土曜日 23時40分~24時35分)。今後は、ひかり(渡辺麻友さん)、沙耶(筧美和子さん)、千尋(星野真里さん)と女たちの狂気がさらに加速します。その理由の一つが、殺人の罪を着せられたひかりの兄・國彦(桐山漣さん)の行動。15年前、恋人の麻美(三倉茉奈さん)を殺した犯人は誰なのか?復讐に燃える國彦を演じる桐山漣さんに話を聞きました。
視聴者の皆さんも、15年前の事件の犯人を推理しながらご覧になっていると思います。この作品は登場人物が多いですよね。誰もが何かしら闇を抱えていて、狂気が垣間見られます。誰が犯人でもおかしくない状況が最後まで続くと思うので、ハラハラドキドキしながらご覧ください。
20歳で捕まってから15年もの間、刑務所にいて、青年時代の良いときをすべて失っています。その時間が國彦の闇の部分を増幅させたのでしょうね。國彦ってすごく純粋だと思うので、「出所したあかつきには真犯人を!」と思いつめているはずです。捕まえてやる、復讐してやるという思いはいまも変わらない麻美への一途な愛ゆえ。そこが國彦の狂気でもあるし、もしかしたら自分の手で犯人の命を…、というところまで思いつめているかもしれないですね。
とにかくセリフが少なくて。「…」ばかり(笑)。ドラマのポイント、ポイントで登場して、口数が少ない中で國彦が何を思っているのか伝えなくてはいけないので、そこは自分なりに繊細に演じています。さらにセリフがAの意味にもBの意味にも取れる、というものが多いので、その都度、監督さんやプロデューサーさんとセリフの本意を確認しています。
渡辺さんとは今回が初共演ですが、最初に2人の場面を撮った時、とても申し訳ない気持ちになりました。そのとき、スッと國彦になれていたかもしれません。渡辺さんがそこにいるだけで、兄と妹の関係性が出来ていたと思います。國彦は刑務所で闇を抱えていた一方、ひかりは社会の中で“犯罪者の妹”と蔑まれ、闇を抱えて生きてきました。渡辺さんのお芝居からそんな闇を感じ取れたので、お芝居がしやすかったのだと思います。
今回は残念なことに、渡辺さんをはじめ共演者の皆さんと一緒の場面が少ないんです。隙間から様子をうかがっている、みたいなアングルばかりなので(笑)。だからこそ、誰かと一緒でセリフのやりとりがあるときは、相手が発するものにビビッドに反応して、その場で生まれる化学反応みたいなものを大切にしています。
15年ぶりの社会は大きく変わっていて、國彦は過去に取り残されたような存在であり、とにかく復讐にとらわれています。ありがたいのは、台本の中で國彦の心情がしっかり描かれているんです。台本の、母さんの國彦への愛があふれるセリフを読むたび、胸に突き刺さり、ひかりへの申し訳なさと同様、ただただ詫びたくなります。一方で、それでもなお國彦の復讐心は消えません。その気持ちが國彦をどんなところに連れて行くのか。演じていても心休まるときがないほどなので、國彦の今後にも注目していただきたいです。
ドラマは、9月15日放送の第6話から“第2章”へ。
果たして15年前の事件の真相は?ひかりも狂気の扉を開き、ますます女たちの狂気は加速していくことに…
<第6話あらすじ>(9月15日)
ついに結ばれたひかり(渡辺麻友)と和也(堀井新太)。和也は、沙耶(筧美和子)との別れを決意するが、沙耶は微笑みを浮かべながら「あなたは必ず私のもとに帰ってくる」と告げる。一方、千尋(星野真里)の家に身をひそめる國彦(桐山漣)は天竺(吹越満)に疑惑の目を向け始めていた。そんな中、ひかりに転機が訪れる。天竺から改めてジュリエット役を振られるひかり。殺人犯の妹として全てをさらけ出す覚悟を問われたひかりは…。
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