Muscat~フジテレビの番組情報

2018.08.30更新

立川志らく、テレビ界進出の理由を激白&弟子20人が集う謎の会に密着!

8月29日放送『梅沢富美男のズバッと聞きます!』①

梅沢富美男さんが、楽屋で聞いた面白そうな噂話を、「直接ご本人に聞いてしまおう!」という、MCの特権をいかしたトークバラエティ『梅沢富美男のズバッと聞きます!』。8月29日の放送は、ゲストに、ANZEN漫才のおふたり、岡田結実さん、立川志らくさん、田中卓志さん、細川たかしさん、VTRゲストに、飯尾和樹さん、伊集院光さんを迎えてお送りしました。

立川談志から「落語界で一番才能がある」と評価された

立川志らくさんといえば、師匠である故・立川談志さんから「落語界で一番才能がある」と評価され、今最もチケットが取れないといわれる落語家のひとり。本業の落語だけでなく、コラムの執筆や、自ら劇団を立ち上げ脚本と演出を担当、さらには、歯に衣着せぬ物言いでコメンテーターとしても活躍。番組は、志らくさんに密着、さらにはスタジオでも梅沢さんがズバッと斬り込みました。

実は、立川一門の中で弟子が最も多いのが志らくさん。年に3回、謎の会が開催されると聞き、早速密着。会場となる志らくさんの書斎に集まったのは、前座から真打まで総勢20人の弟子たち。中には、元医師や声優など変わった経歴の方も。志らくさんは、登場するなり「じゃあ、先に貰うもんだけ貰っとこうか」と、任侠映画のセリフのごとく弟子に何かを要求。高級フルーツ店のジュース詰め合わせや、コーラやサイダーなど(志らく一家の)好きな物が、次々と差し出されます。実はこれ、毎年恒例の「お中元の会」。お世話になっている弟子から師匠への夏の挨拶なのです。

志らくさんは「談志が言ってたのは『倒れるほど気を遣え』と。『弟子になるってことは、俺に惚れて入ってきたんだろう』と。でも、やっぱり気が利かないでしょ。前座は重たい物、どんどん置いてっちゃって。私、ぎっくり腰を持っているわけです」とバッサリ。続けて「前座たちは、みんな二つ目になりたいって言ってくる。おかしな現象なんだよ。二つ目っていうのは、自分からなりたいっていうもんじゃない。『おい、なれよ』っていうもんなんだよ。みんな努力の仕方がわかってない」と容赦ないダメ出しが。

しかし、これには理由があるそうで、志らくさんは「家元が、談志が生きてたときは、とにかく厳しかった。辞めさせるなら、早くに辞めさせてしまう。あるいは、なんとかなるまで、とにかく修行させる。(厳しくしなかったら)売れない落語家を大量に作っていく元になるわけでしょう」と語り、落語に対する真摯な姿勢を見せます。

そんな志らくさん、先日亡くなった桂歌丸さんについて「本当に頑張られました。素晴らしい落語家人生」とコメントしたことが、一部で上から目線とみられたそうですが、これについて「『笑点』に歌丸師匠を引っ張ったのは談志。で、歌丸師匠は、生涯の恩人としてそのことを忘れていない。談志が病で倒れたときに、歌丸師匠は『俺はまだまだ頑張るから、談志さんに“くたばるな”と伝えてくれ』って。“まだまだ頑張るから”。その言葉があったんでね」と、隠された絆があったことを明かしました。

また志らくさんは、テレビの世界に進出した理由についても言及。「それは談志に対する親孝行ですね。唯一の親不孝が、私がテレビで売れてなかったこと。あれだけ私のこと可愛がってくれて『志らくが一番、志らくがいいんだ』と言ってくれたんだけれども、結局、落語界の殻の中で満足していた」と語ります。20代のころ、テレビに出ていた時期はあったものの、すぐに嫌気がさし、落語の世界に閉じこもってしまった志らくさん。一方で、兄弟子の志の輔さんや、談春さんは落語以外の分野でも輝きを放っており…。

「談志が死んだことによって、これだけ世間が騒いで。やっぱり売れるのは、すごいことなんだなと。私がもっとテレビで売れていたら、どれだけ喜んでくれたんだろうっていう、親不孝の気持ちですね。だからそれを、もう死んでしまって伝えることはできないんだけど、なんとか解消したいな。だから、どんなに忙しくても『梅ズバ』に出たい。梅沢さんとお話したい(笑)」と語り、見事にスタジオの笑いを誘っていました。

番組情報

『梅沢富美男のズバッと聞きます!』
<放送>
8月29日(水)22:00~22:54
【MC】
梅沢富美男
【進行】
阿部哲子
【ゲスト】
ANZEN漫才
岡田結実
立川志らく
田中卓志(アンガールズ)
細川たかし

(※50音順)
【VTRゲスト】
飯尾和樹(ずん)
伊集院光

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。