Muscat~フジテレビの番組情報

2018.08.13更新

一流ゴルファーを支えるクラフトマンに密着!ゴルフクラブ職人・松栄圭一郎

8月12日『S-PARK』

夏休み特別企画「匠の技」スペシャル

8月12日の『S-PARK』では、夏休み特別企画「匠の技」スペシャルを放送。ゴルフクラブの調整を行う“クラフトマン”松栄圭一郎(まつえ・けいいちろう)さんに密着。キャディバッグに入れられるクラブの数は14本、その1本1本にプロの選手はこだわりを持っています。そんなプロの要望に応えるのが、クラフトマンの腕の見せどころ。松栄さんの「匠の技」に迫りました。

女子ゴルファーのシビアな戦いを支えるゴルフクラブ職人

女子プロゴルフのシビアな戦い。彼女たちの“体の一部”でもあるクラブは、戦いにおける重要な武器といえます。その大事な武器=クラブを担当するのがクラフトマン(ゴルフクラブ職人)です。匠の名は、松栄圭一郎、46歳。古閑美保選手(2008年)、横峯さくら選手(2009年)、森田理香子選手(2013年)と、3人の賞金女王のクラブも手掛けた、この道20年のベテランです。

「いつもクラブのこととか一緒に考えてやっているので、助けてもらってます」(小祝さくら選手)、「『もうちょっとこうだといいな』というのを言わずに、さらっと持ってきてくれる」(吉田弓美子選手)と、選手たちからの信頼度も抜群。『S-PARK』は、8月7日(火)~9日(木)にかけて行われた、NEC軽井沢72ゴルフトーナメントの練習ラウンドに密着。そこで「匠の技」を目の当たりにしました。

土田沙弥香選手の要望を受け、クラブを削る松栄さん

「(アイアンの)抜けをよくするために削ってもらいます」(土田沙弥香選手)との要望を受け、松栄さんは、打撃練習場のすぐ横に設置してある機材を積んだサービスカーで即座に対応。削りすぎると後がない作業も、大胆にこなしていきます。匠の調整を受けたクラブでボールを打った土田選手は「完璧です!」と笑顔を見せ、満足した様子。

きらりと光る“匠の目”

また、松栄さんは勝みなみ選手に合うクラブを作るため、練習ラウンドに同行。「本番のラウンドで、どんな弾道になるのかをチェック」する中、あることに気づきます。「下から打ちに行くから、最初バランスが重くてもいいかと思っていたけど、もしかすると軽くてもいいのかな」と、すぐさまサービスカーに連絡し、一からクラブを作ることにしました。

まずは、シャフトをカット、先端を削り、ヘッドをつけていきます。そのときにジェルと呼ばれる粘着剤をヘッドに注入。これがヘッドの重さを決めるポイントとなるのです。最後に、選手のデータをもとにロフトとフェース角を調整し固定、90分経てば完成です。わずか2グラム軽くしたクラブを手にした勝選手は、「あっ、全然違う。こっちの方がいい」と上々の反応を見せました。

今や、計35人の女子ゴルファーのクラブを手掛ける松栄さん。そんな匠の“心のガッツポーズ”とは? 松栄さんは「はじめて打ってもらって、一発目でナイスショットが出て、振り向いて笑ってくれたときとか、やっぱ『ヨシッ!』と思ったりしますね」とやりがいを語ります。松栄さんが魂を込めて作ったクラブを武器に、今日も女子ゴルファーは、熾烈な戦いに挑みます。

番組情報

『S-PARK』
<放送>
毎週土曜 24時35分~25時15分
毎週日曜 23時15分~24時30分
<キャスター>
宮司愛海(フジテレビアナウンサー)
中村光宏(フジテレビアナウンサー)
鈴木唯(フジテレビアナウンサー)
黒瀬翔生(フジテレビアナウンサー)

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。