Muscat~フジテレビの番組情報

2018.08.10更新

1人vs99人の早押しクイズ! 夏の『99人の壁』は過去最高のハイレベルな戦い

MC・佐藤二朗さん「お盆に最適な番組」

1人 vs 99人の早押しクイズ対決が話題となった『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』が、8月15日(水)に放送されます。

『99人の壁』は、100人の参加者から選ばれた1人のチャレンジャーが賞金100万円を目指すクイズ番組。5問連続正解すれば賞金がゲットできますが、そこに立ちはだかるのは残り99人の「ブロッカー」。1問ごとに25人、50人……と早押しクイズの相手が増えていき、チャレンジャーは最終的に99人の「壁」を乗り越えなければなりません。

チャレンジャーに与えられたアドバンテージは、「得意ジャンル」を指定してクイズに挑戦できること。ジャンルは「将棋」「刀」「イントロ」「カーリング」など何でもOK。自分のためだけに作られたクイズと、他の人に負けない知識で、99人の壁と戦います。

昨年大晦日に放送された初回、4月の「春の乱」に続き、今回の「夏の大花火」は多彩なジャンルが揃う「無差別級」と、人名ジャンルに絞った「平成の日本人編」の2本立て。のべ200人のチャレンジャーの激闘を2時間にわたり放送します。

MCはこれまでに引き続き俳優の佐藤二朗さん。『99人の壁』で初めてクイズ番組のMCに挑戦し、回を重ねるごとに「フジテレビ バカヤロー!!」と叫ぶ姿もお馴染みに。収録を終えたばかり佐藤二朗さんに、番組の魅力などをうかがいました。

総合演出とMC、若輩者同士で作り上げる番組

——収録を終えた感想から聞かせてください。

佐藤さん:
えーと……疲れました。不慣れなんで。もともとMCは本業ではないんですけど、最初は「1回くらいなら」と、大晦日だしお祭り気分でいいかとお受けしたんです。でも2回目を春にやり、そして今回夏にやり……もうフジテレビ、どうかしてしまったんではないかと(笑)。 常に「俺で大丈夫なんだろうか」という不安はありますね。

とはいえ、「一緒に作品を作る」という意味では、別にドラマも映画もバラエティもクイズ番組も全部一緒ですから。この番組の総合演出は、社内のコンペで優勝した千葉という20代の若いやつで、僕もMCとしては若輩者。若輩者同士で作る番組が、ひとつくらいあってもいいのかなとも思います。

——『99人の壁』はルールや段取りが多く、さらに今回は新形式のクイズもありました。MCも苦労されたのではと思います。

そうなんですよ。でも千葉がね、「あたふたしたら、そのままあたふたしてくれたらいいですから」って。春の放送でも編集がすごく上手くて、そうか、進行で間が空いてもそこは別にいいんだなと、肩の力を抜いて臨みました。千葉は僕の半分くらいの年ですけど、めっちゃ精神的に依存してますからね。こんな頼りになる24歳、そんなにいない!

——本番中も「千葉、どうする?」と話しかけられてましたね。

千葉の先輩たちも、彼のことをすごく支えてくれてるんですよ。打合せや収録でも、経験豊富な百戦錬磨の先輩たちが千葉を一生懸命支えて、千葉も一生懸命やってる。その姿がちょっとグッとくるんですよね。だから若輩者同士、この番組の面白さを信じて頑張ろうぜ、と。

もし出場するなら、ジャンル「佐藤二朗」で!?

——これまでで印象に残っているチャレンジャーは?

佐藤さん:
やっぱりミスター切手ですかね(ジャンル「切手」の挑戦者)。彼、大晦日では1問目で失敗したんですが、そのあと「アガサ・クリスティ」で挑戦したご婦人をブロックしたんですよ。ちょうどクリスティの記念切手に関する問題が出て、バシッと答えて盛り上がった。そして春に再び「切手」でリベンジして、100万円持っていったんですよね。

あとはToshlさん。春にゲストで出て「ガトーショコラ」で100万円を取りました。最初はずーっと「全然自信ない」みたいなことを言ってたんです。でも3問目をクリアしたぐらいで……あの方もちろん、何万人もの観客の前でライブをやってるじゃないですか。いわゆるゾーンに入ったみたいな感じで、急にグワーッとテンションが上がったんですよね。

今回Toshlさんはゲストではなく、ガチの出場者として座ってます。もしも、(チャレンジャーを選ぶ)クジにも当たらず、ブロックもできず、僕が「なんで来たんですか!?」と振ったのもカットされたら、オンエアで一言もしゃべらず座ってることになりますからね。これは恐ろしいことですよ。

——『99人の壁』の面白さは、どんなところにあると思われますか?

佐藤さん:
クイズの猛者達に敵うわけがないと思っている人でも、自分の得意分野で勝負できるところ。見ている側も、知っている分野だったら自分で参加できるし、知らない分野でも「よくこんなこと知ってるな」と楽しめる。いろんな参加の仕方が出来るのが魅力だと思います。僕も8割方、茶の間にいるようなつもりで見てますから。


——では、もしご自身が出場されるとしたら、どんなジャンルで挑みますか?

佐藤さん:
なるほど……これ「うちの嫁」とかはダメなんですよね? みんながある程度知ってないと。なんだろうなぁ……「小劇場界」とか? あと「一時期の中日ドラゴンズ」とか。近藤貞雄あたりが監督をやってたときの……。


——ご本人のジャンルはどうですか?「平成の日本人」として。

佐藤さん:
そうか!「佐藤二朗」でね。うちの嫁より知られているし。じゃぁ「佐藤二朗」で出ます! でも「佐藤二朗の出演作」とか間違えたら洒落にならないな……昔は名前のない役もたくさんやってますから、危ないかもしれない……。ま、でも出るなら「佐藤二朗」で。勝てる自信はね、無いです(笑)。

年齢性別問わず楽しめる、お盆のゴールデンに最適の番組

——ご自身はクイズ番組をご覧になることはありますか?

佐藤さん:
昔からクイズ番組は好きなんですよ。『ヒントでピント』とか『クイズダービー』とか、よく見ていました。あと『ドレミファドン』! 当時は子供でしたけどね、これは本当に出ようかって思うくらい、結構早く答えられましたよ。

いまはネットに押されて、家族揃ってテレビを見ることが少なくなったなんて噂も聞きますけど、やっぱりクイズ番組って家族で見ると楽しいじゃないですか。みんなで競い合ったりして。『99人の壁』もいろんなジャンルがあって、性別年齢問わずに楽しめる。お盆のゴールデンタイムなんて、最適なんじゃないかと思いますね。


——クイズ番組のMCで、参考にされている方などいますでしょうか?

佐藤さん:
参考にしている方は特に無くて、「普通のおじさん」として、素のままで、その場その場に対応する感じでやっています。ちょっと、お芝居と似ているところがあるかもしれない。

お芝居は、台詞が決まっているとしても、相手役の芝居とか、演出の違いとか、ロケ現場に何があるかとか、その場に立たないとわからないことが多いんです。だから、与えられた台詞を言うのと同時に、その場に応じてニュアンスを変えるという、両方の仕事がある。『99人の壁』も、MCの決まり文句がありつつ、その場で起きたことに対応しますし。無理矢理かもしれないですけど、MCを役者の仕事に引き寄せて考えていますね。

——最後に、今回の見どころを教えてください。

佐藤さん:見どころ。見どころ……千葉!お前、なんか俺に耳打ちしろ。それを俺の答えとして言う(笑)。 何が見どころだった?(千葉D:耳元でごにょごにょ)うん……うん……なるほど……わかった。

えー、過去最高のハイレベルな戦いでした。あと、僕の髪型にも注目していただきたいというふうに、千葉が言っておりました。ごめんなさい嘘です、僕の意見です(笑)。

でもすごいハイレベルだったよね?(千葉D:めちゃくちゃレベル高かったです) チャレンジャーがあまりにも早くボタンを押したら、(出題を担当する)牧原(俊幸)さんや小坂(由里子)さんに問題の続きを聞くんですけど、全部聞いてもよくわからないし、答えを聞いてもよくわかんないし。その分野に特化した人たちの壮絶な戦いが、今回も見られると思います。

8月15日のお盆、帰省してる方もそうでない方も、ぜひ家族で、あるいは恋人とか、まぁ一人で見てもらっても構いませんし……要するに、みんな見てねってことですね。

Muscatライターも『99人の壁』に参戦!

実は筆者も「無差別級」の収録に参戦しました!(東の壁40番「路線図」) 出場者募集のお知らせに個人的に応募したところ、書類審査→オーディションと通過してしまったんです。ヤラセ無しのガチの出場に、Muscat編集部を驚かせてしまいました……。

控え室での筆者の様子。出演レポートは放送後にお届けします!

100人の出場者が壁にひしめくスタジオは、佐藤二朗さんの登場に大盛り上がり! 今回から出場者の「ジャンル」が回答席に表示されるようになり、「そんなジャンルに詳しい人が!?」「あの人の問題が見てみたい!」と、眺めているだけでも飽きません。「平成の日本人編」ではモノマネでご本人になりきった出場者も多く、壁には平成を彩った有名人(?)たちがズラリと並びます。2時間の長丁場を仕切る、佐藤二朗さんのMCにもご注目ください。

文=井上マサキ

番組情報

『超逆境クイズバトル!! 99人の壁 夏の大花火』
<放送日時>
8月15日(水)19:00~21:00
<出演>
MC・佐藤二朗 ほか

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。