Muscat~フジテレビの番組情報

2018.08.06更新

44年ぶりのオリンピックへ「空飛ぶ織姫」池原綾香に迫る!

8月5日『S-PARK』

おりひめジャパンのキープレーヤー、池原綾香

8月5日放送の『S-PARK』は、ハンドボールの池原綾香(いけはら・あやか)選手に密着。リオオリンピックに、男女ともに出場することができなかった日本ハンドボールチーム。その悔しさをバネに、東京オリンピックに向け海外で戦う“織姫”がいました。

デンマークのプロリーグでプレーする日本女子代表のエース

2年前、リオオリンピック出場へ、あと一歩のところで敗れ、涙をのんだ『おりひめジャパン』(女子ハンドボール日本代表)。それでも、東京オリンピックでは開催国枠が与えられ、44年ぶりの五輪出場が決まっています。

ベスト8以上を目指す日本にとって、キープレーヤーとなるのが、池原綾香選手です。身長157センチと小柄ながら、デンマーク1部リーグのトップチーム「ニュークビン・ファルスター」で活躍。そのプレーぶりと愛らしさから、地元ではすでに人気者。CMにも出演しており、今年はデンマークリーグのベスト7にも選ばれました。

長い滞空時間とシュートバリエーションで世界を翻弄

池原選手のシュートを体感する黒瀬翔生アナ

池原選手は、「(私は)世界最小プレーヤーというくらいの身長。それが通用したときに『自分の武器でもある』と感じました」と、海外での経験が自らを成長させていると語ります。また「一番は、シュートの精度を高めたいというのがあって。そこは、すごく伸びたところかなって思います」と、その成果も実感しているそう。

そんな池原選手のスゴさの秘密は、ゴールから6メートル離れたシュートラインから飛び立ち、シュートを放つ際の滞空時間の長さにあります。大型の外国人選手は、高さとパワーでシュートを放つのが定番なのですが、彼女の場合は「自分は(ジャンプした際の)滞空時間を使って、キーパーの動きを見て打ち分ける」ため、キーパーの逆を突くことが可能。また多彩なシュートバリエーションにより、華麗なループシュートを決めることもできるのです。

昨年の世界選手権では、シュート成功率81%(通常は60%程度)をマーク。チーム最多の29得点をあげ、ベスト16入りに貢献。「東京オリンピックに向けて、自分が活躍すること。そしてチームが、日本がメダルを取れるところまで勝負していきたいなと思っています」と、2020年を見据えています。

また、8月5日には、池原選手の所属する「ニュークビン・ファルスター」が初来日し、日本の社会人チーム「オムロン」と対戦。後半3分には、味方のノールックパスから、キーパーの動きを見て空いたスペースに見事なシュートを決め、32-28で勝利。来場した1300人を超える観客の期待に応えました。試合後には「たくさんの人にハンドボールを知ってもらって、来年の熊本世界選手権、そして東京五輪につなげられるように。人生をかけて、メダルを死に物狂いで取りにいきたいなと思います」と決意を語ってくれました。

番組情報

『S-PARK』
<放送>
毎週土曜 24時35分~25時15分
毎週日曜 23時15分~24時30分
<キャスター>
宮司愛海(フジテレビアナウンサー)
中村光宏(フジテレビアナウンサー)

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。