Muscat~フジテレビの番組情報

2018.07.24更新

昏睡状態で殺人!?予測不能の犯人!

7月23日(月)放送あらすじ

絶対零度~未然犯罪潜入捜査~第3話

井沢範人(沢村一樹)らは、「ミハン」システムが割り出した新たな危険人物・若槻真帆(柴田杏花)の捜査を始める。
真帆は、エリート大学として知られる私立栄明大学の学生だったが、1年前、大学近くの雑居ビルから飛び降り自殺を図り、現在も意識不明のまま入院中だった。その間、真帆には通信記録も銀行口座の出入金記録もなかった。だが、先週になって真帆のスマートフォンから彼女が所属していたテニスサークルのSNSグループに「復讐してやる」というメッセージが届いたという。しかも、同じスマートフォンから大量の医療用ニトログリセリンが購入されていた。

井沢は、昏睡状態の真帆にはメッセージを送ることもニトロを買うこともできないことから、真犯人は真帆になりすまして自殺の復讐をしようとしている可能性にも言及し、小田切唯(本田翼)と田村薫(平田満)を入院先の病院へ潜入させる。そこで小田切は、真帆の父親で、プラスチック製品専門の町工場を経営する周作(遠山俊也)に接触する。周作によれば真帆は1週間ほど前から容体が悪化しているという。また、自殺未遂をする数日前までは、サークルで友人や尊敬する先輩ができた、と楽しそうに話していたらしい。

一方、山内徹(横山裕)は、大手企業の御曹司で、テニスサークルの代表を務める湯川司(佐野岳)が学生起業したカフェバーを訪れる。その店は、サークルメンバーのたまり場で、自殺未遂騒動の後、周作も訪れていた。

小田切は、真帆が自殺しようとした理由を確かめるべく、自ら志願して湯川の店のアルバイト店員として働き始める。そこで小田切は、真帆の自殺未遂騒動以来、大学にもサークルにも顔を出さなくなった同学年の阿部広樹(落合モトキ)の話を聞く。南彦太郎(柄本時生)の調査によれば、阿部は、真帆が自殺未遂をする前の数日間、何度も彼女に電話していたらしい。

山内は、週刊誌の記者に扮して阿部に接近し、真帆の話を聞こうとした。しかし阿部は、何も知らないと言うだけだった。周作も真帆と阿部の間に何かあったらしいことは知っており、彼に疑いの目を向けているようだった。

井沢は真帆の病室を訪ね、リハビリ担当の大谷昌大(前原滉)と看護師の花岡(高橋美津子)に会う。病室の花瓶には真帆が好きだったというひまわりがいけられていた。そこで井沢は、真帆のスマホから脅迫メッセージが送られた日に湯川が見舞いに来ていたという情報を得る。しかし、病院の入館記録には湯川の名前は残っていなかった。

その夜、仕事を終えた小田切は、湯川が作った新メニューを試食する。が、店を出た小田切は、突然意識が朦朧として、湯川に襲われそうになる。高校生のときに遭遇した事件がフラッシュバックする小田切。そこに、無線を聞いて山内が駆けつけ、小田切を助けた。実は湯川は、過去に数件、強姦の被害届を出されていたことが判明する。しかし、いずれも示談に持ち込まれていた。

一方、ずっと引きこもっていた阿部は、真帆の病室を訪れる。そこで阿部は、真帆の手を握り、「あの日、守れなくてごめん」「湯川のこと許せない」と話していた。井沢は、真帆が湯川に襲われたことが自殺未遂の原因だと判断。山内は阿部を、小田切は自ら志願して湯川をマークする。

そんな中、井沢は、真帆の見舞いで持っていた花がないことに気づき、田村に調査を依頼する。さらに井沢は、山内に対して阿部に接触するよう指示した。そこで阿部は、真帆が湯川とその友人たちに襲われ、ビデオ撮影までされて脅されていたことを山内に打ち明ける。

湯川の店を訪れた小田切は、何者かに襲われ、倉庫に監禁される。目を覚ますと、そこには気絶して倒れている湯川の姿もあった。

井沢は、田村からの報告で、見舞いの花が捨てられていたことを知る。真帆を自殺未遂に追い込んだのは湯川だが、危険人物はサークルメンバー全員に脅迫メッセージを送っていた。つまり危険人物は、真帆を自殺未遂に追い込んだ人間が誰なのか知らず、その人物を病院におびき寄せるために脅迫メッセージを送ったのだ。その罠にかかったのが湯川だった。ひまわりの花言葉は、「私はあなただけを見つめる」「崇拝」。危険人物は、いつも真帆のそばにいて、執拗な愛を注ぐ人間――大谷だった。

田村は、大谷の部屋へと急いだ。部屋の壁一面には真帆の写真が飾られており、爆弾を製造した形跡も残っていた。大谷は、理工学部の出身だった。

大谷は、小田切と湯川を監禁した倉庫に自作の爆弾をセットすると、真帆の病室へと戻った。「もう苦しまなくていいからね。僕も後から追うよ」。そう言って真帆に薬品を注射しようとする大谷を止めたのは、井沢だった。

小田切は、必死でロープを切断する。そこに駆けつける山内と田村。小田切は、「悔しいけどアンタを救う」といって湯川のロープをほどく。爆弾は元爆発物処理班の田村によって解除され……。

小田切は、湯川に自首を迫ったが、彼は応じなかった。阿部は、周作にすべてを告白しようとした。すると周作は、週刊誌の記者からすべてを聞いたと返す。ふたりは、生きようとしている真帆を信じて一緒に待つことにしたが……。

井沢は、東堂定春(伊藤淳史)に今回のテストケースの報告書を渡す。井沢は、東堂が過去に犯罪に巻き込まれて強い憎しみを持つ者を集めたことを理解していた。そして25年前に練馬台で起きた無差別殺人事件のことを口にする。東堂は、そんな井沢に、真帆が亡くなったことを伝える。

湯川は、警察の聴取を受けたが、暴行容疑は立証することができず、解放される。井沢は、車の中からその姿を見つめていた。帰り道、電話で女性を誘っていた湯川は、高架下でいきなり何者かに銃を突きつけられる。その銃声は、電車の音にかき消されて……。

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番組情報

<タイトル>
『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』
<放送日時>
毎週月曜21時~21時54分 
<出演者>
沢村一樹
横山 裕
本田 翼
柄本時生
平田 満
伊藤淳史
上戸 彩(特別出演)

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。