Muscat～フジテレビの番組情報

東京オリンピックを目指す女子柔道界の新星

7月22日放送の『S-PARK』は、柔道の素根輝(そね・あきら)選手に密着。高校生ナンバーワン、世界選手権団体代表のメンバーにも入った、素根選手の東京オリンピックにかける思いに迫りました。

オール一本勝ちで伝説の5人抜き達成

柔道の高校・団体日本一を決める金鷲旗高校柔道大会(7月21日～24/福岡マリンメッセ)。若き日の田村亮子選手や井上康生選手なども出場し、ここから世界へ羽ばたきました。1年前、その大舞台で一際輝きを放ったのが、初の日本一を狙う南筑高校(福岡)のエース・素根輝選手(78kg超級/当時17歳)です。

決勝戦は、東京オリンピックの金メダル候補・阿部詩選手(52kg級/当時17歳)が率いる名門の夙川学院(兵庫)との対決。夙川学院の先鋒・阿部選手は、軽量級ながら4人抜きを果たし、南筑高校の大将・素根選手を引きずり出します。

王手をかけた夙川学院のエース阿部選手と、崖っぷち南筑高校のエース・素根選手の一戦。実はこのふたり、小学生からの親友で、遠征などを共にし、常に互いを高め合ってきた仲なのです。日本の未来を担う逸材同士の対決は、一瞬の隙をつく小外刈りからの押さえ込みで、素根選手の一本勝ち。このときのことを素根選手は「試合したのが小学生以来だったんですが、軽量級なのに強かった」と振り返りました。

阿部選手を破ると、次鋒、中堅、副将と立て続けに一本勝ちを収め、ついに大将戦へ…そしてついに、素根選手は大会史上初のオール一本勝ちでの5人抜きを達成、南筑高校を初の日本一に導きました。「何人回ってきても、全員抜く気持ちでやりました」と、もはや同世代に敵はおらず、今年4月に行われた全日本選抜体重別選手権では、昨年の世界選手権銀メダリスト・朝比奈沙羅選手を破り優勝。続く皇后盃でも優勝し、2年連続で世界選手権の団体メンバーに選出されました。

高校生で日本チャンピオンにまで登りつめた素根選手の目標はただひとつ。「2020年の東京オリンピックです。以前は、オリンピックは『夢』みたいな感じだったんですけど、今は『目標』になっているので、しっかり練習していきたいです」と、笑顔で語っていました。

番組情報

『S-PARK』

＜放送＞

毎週土曜　24時35分～25時15分
毎週日曜　23時15分～24時30分

＜キャスター＞

宮司愛海(フジテレビアナウンサー)
中村光宏(フジテレビアナウンサー)