Muscat~フジテレビの番組情報

2018.07.17更新

今年ツアー初V!世界を驚かせたバックハンドで東京五輪を目指す吉村和弘

7月15日『S-PARK』

2020東京で輝くアスリートを直撃!

7月15日放送の『S-PARK』は、卓球の吉村和弘(よしむら・かずひろ)選手に密着。リオデジャネイロオリンピックでメダルを獲得した兄・真晴(まはる)選手の背中を追い続け、東京オリンピックでは兄とともにメダルを目指す卓球界の新星。急成長の理由、そして東京への思いに迫りました。

銀メダリストの兄の背中を追い続けて

兄がオリンピックで活躍する姿を応援する吉村選手

2016年のリオデジャネイロオリンピック、卓球男子団体で初のメダル獲得に貢献した吉村真晴選手。その姿を憧れの目で見ていたのが、3歳下の弟・和弘さんです。「一番身近な存在の兄貴がオリンピックでプレーしているとすごく刺激になりますし、僕自身もオリンピックでメダルを取りたいという目標は強くなりました」と語ります。

兄の吉村真晴選手

和弘さんは、4歳のころ、兄が卓球をする姿を見て、遊び半分で卓球を始めたそう。兄の真晴さんは「幼いころは、試合して勝った負けたでケンカしたり。(和弘さんは)めちゃくちゃ負けず嫌いだと思います。常に“自分が自分が”という感じ」と証言。その負けず嫌いな性格が形となって表れたのが、昨年の全日本選手権。男子シングルス決勝では、リオデジャネイロオリンピックの男子シングルス銅メダリストの水谷隼選手と激闘を繰り広げ、準優勝に輝きます。

そんな吉村選手の武器は「バックハンド」。本人も「世界でも実際に通用しているので、そこは武器かなと思います」と語る通り、世界トップクラスのバックハンドで、今年5月ワールドツアーの香港オープンで初優勝を飾り、一気に東京オリンピックを狙える存在となりました。吉村選手も「より世界ランクを上げて、日本人3番目(五輪代表)に入れるような実力を備えたいというプランを立てています」と、東京オリンピック出場を視野に入れています。

吉村選手は現在、愛知工業大学に在籍。全日本大学卓球選手権(団体の部)に臨み、準決勝で2連覇中の明治大学と対戦。兄・真晴さんも観戦する中、吉村選手は得意のバックハンドで序盤から主導権を握り、勝利を収めます。しかし後続が破れ、愛知工業大学は3位に。それでも吉村選手は、シングルス負けなし5連勝の結果に「間違いなく僕がこの大学卓球界で、今一番実力があると思っていますし、負けてはいけない存在だと思っている」と強気の姿勢を崩しません。今後、東京オリンピックまでの2年間についても「国際大会とかで活躍して、兄(真晴)を追い抜いたときには、もう必ず“弟”ではなく“吉村和弘”と呼んでもらえると思うので、そこまでしっかり、まずは行くことです」とキッパリ。吉村選手は、卓球以外でも真晴さんに「SNSのフォロワーの数」で負けたくないそうで、「卓球の実力はもちろん、人気でも負けないようにする」と語っていました。

番組情報

『S-PARK』
<放送>
毎週土曜 24時35分~25時15分
毎週日曜 23時15分~24時30分
<キャスター>
宮司愛海(フジテレビアナウンサー)
中村光宏(フジテレビアナウンサー)

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。