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2017.12.01更新

『刑事ゆがみ』第8話「一日千秋一期一会」

11月30日(木)放送 あらすじ

『刑事ゆがみ』第8話

好きだった競走馬マツリダヤッホイの引退を知って落ち込む弓神(浅野忠信)は、憂さ晴らしに羽生(神木隆之介)を連れてキャバクラに行く。馬の話ばかりして呆れられる弓神とは対照的に、キャバクラ嬢のキララ(久松郁実)たちからおだてられ、調子に乗って酒を飲む羽生。そこに猿渡愛実(市川由衣)がやってくる。弓神は、かつて愛実を窃盗容疑で逮捕したことがあった。愛実は、いまはもうすっかり犯罪からは足を洗い、児童養護施設にいるひとり息子の実(吉沢太陽)と一緒に暮らすことを夢見て、キャバクラ嬢をしながら昼の仕事を探しているという。

それから数日後、愛実が高級マンションの敷地内で死体となって発見される。その手には180万円もの現金が握られていた。愛実は、このマンションでひとり暮らしをしている元銀行員の資産家・沼田徹(小林隆)の部屋から現金を盗み、逃げようとした際にベランダから転落した可能性が高かった。ただ、現金が戻り、沼田も被害届は出さないと言っているため、今回の一件は事故扱いになるという。
しかし弓神は、愛実が誰にも気づかれずに少額を盗むことから“透明人間”という異名を持っていたことや、もう窃盗に手を染めないと誓った様子から、彼女の死に不審を抱く。そもそも、事件当日、沼田の隣室は留守だったにもかかわらず、愛実がわざわざ沼田の部屋に侵入したというのも不自然だった。弓神は、羽生を巻き込み、愛実と沼田の接点を探り始める。

キララの証言によると、愛実は金に困っており、キャバクラでも給料の前借を頼んでいたらしい。ヒズミ(山本美月)の調査でも、愛実の銀行口座には200円ほどの残高しかなかった。が、その際弓神は、愛実が「ヒガシクミコ」という人物に、預金残高の全額86万円を振り込んでいたことを知る。

そんな中、うきよ署強行犯係は、県警本部の須崎忠警視(矢柴俊博)が指揮を執る高齢者を狙った詐欺事件の捜査に協力することになった。が、被害者の西野恵(宮田早苗)の協力を得て進められたおとり捜査の最中、現金の受け子として現場に現れたのは何とキララだった。羽生は、バイクの男がキララから紙袋を奪おうとする瞬間に飛びつき、紙袋を確保した。が、バイクの男には逃げられてしまう。

逮捕されたキララは、紙袋を運ぶだけで3万円だと言われて引き受けたのだという。声をかけてきたのは30歳くらいの男性で、その場には愛実もいたらしい。ほどなく羽生は、愛実が詐欺グループのリクルーターと思われる人物と頻繁に連絡を取り合っていたことを突き止める。

弓神は、ヒズミからの報告を受け、東くみ子(ふせえり)に会いに行く。東は、しばらく前に詐欺に遭っていた。そのとき受け子役をしてしまった愛実は、詐欺だと知って謝りに来たらしい。東は、残りの金も必ず返すから、といって必死に頭を下げる愛実の姿に、被害届を取り下げたのだという。被害額は180万円だった。

一方、羽生は、おとり捜査に協力してくれた西野が沼田と同じダンス教室に通っていることを知る。聞き込みを始めた羽生は、弓神と合流し、沼田のマンションの防犯カメラ映像を確認する。すると、雨も降っていないのに傘を持って出かけた沼田が、5分後に戻ってきたときには傘を持っていなかったことが確認できた。しかし、証拠となるであろう傘はすでに処分されていた。そこで弓神は、ある計画を羽生に持ち掛ける。

それから数日後、再び詐欺事件と思われる事案が発生する。おとり捜査を指揮する須崎は、受け子を出来る限り泳がせるよう指示していた。が、犯人側も囮の受け子を用意しており、捜査にあたっていた弓神は犯人を取り逃がしてしまう。

受け子から紙袋を受け取ったバイクの男は、ヨットハーバーへと向かった。そこで、男から紙袋を受け取ったのは沼田だった。するとそこに、弓神が姿を現す。バイクの男の正体は羽生だった。羽生は、沼田が雇った運び屋を逮捕し、金の受け渡し場所を吐かせていた。実は弓神は、行きつけのキャバクラのオーナーで、元女優の北風(大島蓉子)に協力してもらってダンス教室に送り込み、沼田が接触するようエサを撒いていたのだ。

逮捕された沼田は、定年退職後退屈な日々を送っていたところに、仕事を手伝ってほしいと声をかけられたと証言した。必要とされ、仕事をしていたときの充実感を思い出した、という沼田。そこで弓神は、愛実が警察よりも先に詐欺に気づいたから殺したのか、と切り出す。最初はとぼけていた沼田も、傘を処分していること、愛実の死体検案書と科捜研の鑑定書から、彼女の体に傘の先端でつけたと思われる刺し傷があったことを指摘されると、「あの女が悪い」と言いながらも罪を認めるしかなかった。その際、沼田は、刑務所でも働けるか、などと言い出す。羽生が、働けるが暗い雑居房で凶悪犯と一緒に寝ることになる、と言うと、「それも悪くないですね。ひとりでいるのはもう飽きましたから…」と返し…。

実のもとを訪れた弓神は、愛実が無実であることを告げ、実が受け取らなかった愛実からの手紙やプレゼント手渡す。その手紙には、また一緒に暮らせる準備ができたから誕生日に迎えに行く、と記されていた。プレゼントの中身は、小さなサッカーボールだった。

羽生は、詐欺事件と殺人事件を解決したことで、県警本部長表彰を受けた。そんな羽生に、沼田に見せた科捜研の鑑定書がニセモノであることを指摘する弓神。すると羽生は、鑑定書の中身は白紙で偽造などしていない、それをどう思うかは沼田の問題だ、と返す。「真実をあぶり出すためには、手段を選んでいられないときもあるんですよ」。羽生は、そういって笑い…。

弓神は、羽生を連れて競馬場を訪れる。マツリダヤッホイの弟・マツリダワッホイのデビュー戦なのだ。弓神はもちろん、羽生もいつの間にかレースに夢中になっていた。

同じころ、ヒズミのもとには、「ロイコの部屋」というサイトの管理人からメッセージが届き…。

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番組情報

『刑事ゆがみ』
<放送日時>
11月30日(木)22:00~22:54
<出演>
弓神 適当・・・浅野 忠信
羽生 虎夫・・・神木 隆之介
氷川 和美・・・山本 美月

多々木 挙男・・・仁科 貴
町尾 守・・・橋本 淳

菅能 理香・・・稲森 いずみ

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。