新木さんは本作が地上波ドラマ初主演となります。オファーを受けた際のお気持ちは？

新木　本当に嬉しかったですし、私が務めさせていただいていいものなのか、という不安も凄くあったんですけど、最初にキャストのみなさんとスタッフのみなさんにお会いする機会があって、このキャストのみなさんに集まっていただけたら、みなさんの力でステキなドラマになるだろうな、という気持ちが固まったというか。勇気を持って撮影に入ることができたのもみなさんのおかげなので、緊張感はあったんですけど、いまは安心感に変わって、楽しく撮影させていただいています。

インスタグラムを拝見すると、よしこさんと凄く仲が良いですよね。

新木　はい！
よしこ　1回、優子ちゃんがインスタに私とのツーショットを載せてくれたんですよ。そうしたら、ファンの人が「ふたりがそっくり！」っていう。私もそのとき「確かになぁ」って思ったんですけど(笑)。

高良さんはラブコメディー初挑戦となります。

高良　15年俳優をやっていて、この話が来たときに初めて、ラブコメをやったことがない、って気づいて。それで、実際に原作やプロットを読ませてもらって、監督が『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の並木道子さんで、っていうことだったんですぐ決めた感じでした。楽しいですね、毎日。良い現場です。

初つながりということで、よしこさんとメンディーにお伺いします。よしこさんは連続ドラマ初出演、メンディーさんはフジテレビドラマ初出演になります。個性の強い役を演じる上で心がけていることを教えてください。

よしこ　私はいい女のネイリスト役なので、指毛を剃りました。役作りとして指毛を剃りまして、撮影でユリカのお家に私が行く、というシーンがあったんですけど、ストッキングなので、足もほぼ裸足じゃないですか。撮影にいく前にストッキングをはいたら、スタイリストさんが「ちょっと待って。足の指毛が……」。足の指毛がからんで、ヒルみたいになっていて。一応、武器として残しておいたんですけど……足袋のロケとか、靴を履くロケとかあったときに、出したら何か笑いになるじゃないです。わかりますよね？田中みな実さんもそうですよね？
田中　私、生えてない！
高良　僕、剃っている現場にいたんです。剃っている音が工事現場の音みたいで(笑)。
よしこ　でも、剃ったはずなのに、また見たら今日も生えていました(笑)。

続いてメンディーさん、お願いします。

関口　普段、髪とか派手で、この前までピンクにしていたんですけど、久しぶりに黒にしたら、メンバーから「若返りましたね」って言われて嬉しかったです。黒の状態で、一昨日くらいにライブイベントがあって、会場に入ろうと思ったら「パスは？」って言われて。普通に一般の人だと思われて。役作りで普通の不動産屋になっているんだな、と。役作りとして心がけていたことなんで、これでいいんだ、と思いました。物件とかも普段から見るようにしていますし。「こういう風になってるんだ」っていうのを勉強させてもらったんで。

浜野さん、田中さん、山口さんにお伺いします。撮影中に印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

田中　私まだ、２、３日しか撮影していなくて、しかもみなさんとの共演が全然なくて。浜野さんとしかやってないんですよね。
浜野　そうですね。楽しかったですよ！
田中　楽しかったです！
新木　凄く美味しいジンギスカン食べたって。
田中　そうなんです。１日、ずっと一緒にいて、普通に楽しかったですよね。
浜野　普通に楽しかったです！食べマニアだから。
田中　ねっ！
浜野　ねっ！
田中　でも、高良さんとのシーンがほしいな、って。
浜野　良かったじゃん！「良かったよ」って言われたよ、スタッフさんとかに。
田中　良かったと思うんですけど、高良さんとも会ってみたいな、って。

紗弥加さんはいかがですか？

山口　えっと……楽しいです。どこまでどう話したらいいのか、わからないんだよね。一応、（むぎとさくらの）ふたりは、「謎の女」的な……小説家なんですけど、どんな秘密を持っているんだろう、というところなので。でも、ベッドの中はふかふかでした(一同、ざわつく)。

誰のベッドの中なのか……。

山口　ベッドの中なのか、包まれた感じなのか、ちょっと記憶が定かじゃないんですけど(笑)。

では続いて、浜野さん。

浜野　山下って結構いいヤツなんですよ。だから、ユリカとも何かいい感じになっていくんですけど……。で、スタッフさんもいい感じに撮ってくれるんですけど、高良くんが来ると、スタッフさんの雰囲気が全然違う！「うわぁ」ってなったり、高良くんが何かすると、モニターを見ている監督やプロデューサーが「うわぁ！」「キャー！」ってざわつくんです。
関口　高良さんのスタイリストさん、僕らも結構お世話になっているんですけど、そのアシスタントの女の子があんなに笑ってるの見たことない！凄い楽しそうで。
山口　でもハマケン、凄い人気らしいよ、現場の女子たちに。
新木　隠しているんですね！
浜野　高良くんとのシーンがあったんですよ。結構見つめ合うシーンで。俺も「ヤベえ、高良健吾と一緒にやってる！」って、その日1日、幸せになっちゃって(笑)。ホント、素敵なんです。
高良　目、充血されてたのってそれなんですかね？
浜野　余すところなく見ようと思って(笑)。

続く質疑応答のコーナーでは、記者の方から、ドラマのタイトルにちなんで「○○マニアというのがあれば教えてください」という質問も。

高良　サウナマニア！週２、３、４回くらいは行きます。でも、この現場にサウナ好きがめちゃくちゃ多いんですよ。「サウナ　イキタイ」っていう服を着てる人、ふたりいて。浜野さんがいま、洗脳されているんですよ。
浜野　そう。何回か行ってて。高良くんとはまだ行ってないんですけど、この間、高良くんから「サウナの聖地みたいなところがあるんで今度行きましょう！」って言われて。またポーっとなって(笑)。
新木　困っていることがひとつあって。空き時間があると“整えて”くるんですよ。「整える」という言葉がサウナマニアにはあるらしくて。間に時間があって、その後も大切なシーンがあったりするんですけど、凄い気持ちよさそうな顔してて。「どうしたんですか？」って聞くと、「整えてきた」って(笑)。良いことなんですけど、みんないなくなっちゃうんじゃないかって思って(笑)。整えに行くことが楽しくなってきちゃっているので、気を付けていただきたいな、という気持ちがちょっとだけありますね。

新木さんは何マニアですか？

新木　お風呂つながりになっちゃうんですけど、入浴剤マニアですね。日々撮影をしていると、ちょっと自分の時間を持てるのはお風呂の時間なので。いろんな入浴剤を集めていて、今日はどれにしようか？今日はこういう匂いにしよう」「今日は塩が入っているのを使おう」とか、日によって変えたりとか凄く楽しいです。

よしこさんは○○マニア何かありますか？

よしこ　そうですねぇ……年下の男の子マニア(笑)。最近、ちょっと好きな俳優さんが……鈴木福くんが。
新木　母性？
よしこ　そう。福くんを、二十歳まで面倒見たいんです。年下の男の子、好きじゃないですか？
新木　まだそこまでいってない。
よしこ　子どもねぇ。

みな実さんは何かありますか？

田中　私、チョコレートマニアです。本当に大好きで、日帰りでフランスにチョコレートを食べに行くくらい好きで。0泊3日で行ったこともあって。1日１ｋｇ食べちゃったりするくらい、大好き。
よしこ　私もチョコ好きですけど、そんなに食べたらブツブツ凄いですよ。できてないから、多分食べてないんじゃないですか？
田中　美味しいと思って食べると全部栄養になってキレイになれるんだと思います。
よしこ　私も全部美味しいと思って食べてるんですけど。

ケンカしないでください！メンディーさんはありますか？

関口　僕はタピオカマニアです（一同、驚く）。店舗に行くのは恥ずかしいので、出前を頼んだりして。ミルクティーが一番好きなんですけど、この間、アレルギー検査をしたら牛乳アレルギーで(笑)。
新木　（メンディーが）段々、タピオカに見えてくる(笑)。

山口さんは？

山口　ハマケンマニア。ハマケン情報を四方八方から仕入れています。

最新のものは？

山口　今回の山下役というものをどう演じるべきか、というものを、自分でスマホで撮り、監督に見せて、「これはどうだ？」「あれはどうだ？」ってプレゼンしてたんですけど、監督が「全部違う」って言って(笑)。
浜野　でも、その違う理由が奥深いんで。「そんなこと考えてるのか!?」って。で、また次の日送るんですけど。
山口　情熱的なんですよ。ライブとか、最高にカッコいい。
浜野　ちょっと、どうしたいの？(笑)。

このほか、新木さんと高良さんが、クランクインの日にいきなりキスシーンを撮影したことに触れ、「どんな思いで初日の撮影に臨んだのか？」という質問も。「新鮮な気持ちと緊張感もありつつ……」と新木さん。一方、高良さんは「現場から“こういう感じで行くぞ”っていう挑戦状かな、と思った」そう。続けて新木さんが「キスシーンって緊張するものだと思っていたんですけど、緊張感よりも安心感が勝っていた記憶があります」と言うと、「まあ、濡れ場が多いから。だから慣れてるのかな？」とサラッと返す高良さん。すると、「高良さんとはプライベートでもよくキスさせてもらってるんですけど……」と口を挟んできたよしこさん。高良さんもすかさず「そうです」と乗っかりますが、「否定した方が良いですよ。本当に書かれちゃいますよ！」と田中さんから注意？されていました。

最後に、新木さん、高良さんからの視聴者のみなさんへのメッセージをご紹介します。

高良健吾さん

他人の恋愛、しかもそれが元カレ、元カノっていうのは、個人的に興味が持ちづらいことだったりもするんですけど、この原作やこのドラマは、そこがめちゃくちゃ面白い。そこに僕は惹かれているんです。この物語やキャラクターがとても魅力があって、そこで繰り広げられる人間模様はとにかく面白いので、みなさんに楽しんでいただけたら嬉しいです

新木優子さん

いよいよ初回放送間近ということで、嬉しく思っています。今日の記者会見もわかっていただけたように、個性豊かでいろんなマニアの方たちが出演しているドラマで、日々楽しく撮影させていただいていますし、原作、脚本含め、いろんなところに私自身も共感しながら、学びながら、前に進みながら、この作品とともに成長しながら撮影を進めています。ジーンとくるところもあれば、心の底から笑えるところもあって、１時間15分ではなくて2時間くらいに感じるような、でもあっという間に感じるという、本当に深みのあるドラマになっていると思うので、いろいろな方に楽しんでいただきたいです。恋に悩んでいる女性の味方になれるようなドラマになっていれば嬉しいなと思いますし、そうであると思います。是非、初回見ていただきたいです。よろしくお願いいたします！

『モトカレマニア』は、10月17日（木）よる10時スタートです。初回は15分拡大でお送りします。是非、ご覧になってください!!