フジテレビでは4月期の月9ドラマとして、綾瀬はるかさん主演の痛快リーガルミステリードラマ『元彼の遺言状』をお送りします。
原作は宝島社主催の2021年第19回『このミステリーがすごい!』大賞で大賞を受賞した新川帆立さんによる同名小説。著者自身が現役弁護士(受賞当時)であることもあり、法律を熟知しているからこその緻密に練られたシナリオと、ぶっちぎりにキャラの強い主人公像、そして、斬新な事件アプローチ手法が選考委員たちをうならせ、満場一致で大賞に選ばれました。
綾瀬はるかさんが演じる今作の主人公は、国内トップクラスの大手法律事務所で働く剣持麗子。容姿端麗でスタイル抜群。派手な高級スーツを身にまとい、ヒールをカツカツと鳴らしながら風を切って我が道を突き進む敏腕弁護士です。麗子は、どんな相手に対しても物おじせず、圧倒的な法律知識とハッタリを効かせた話術を武器に、数々の難局からクライアントを救ってきました。クライアントのためなら、どんなあくどい手を使ってでも“勝ち”にこだわる彼女。誰もが認める超優秀な弁護士ではあるものの、勝ちにこだわるあまり内外に敵も多いのですが、そんな外野には目もくれないし、忖度(そんたく)もしません。麗子はいつも自分の心に正直なだけで、「お金が欲しい」という誰もが持つ感情が人一倍強いだけだと豪語します。彼女を表現するとすれば、猪突猛進、勇猛果敢、そして“一触即発のジャックナイフ”。そんな忖度しない物言う弁護士が、ひょんなことからある大事件に巻き込まれていくのです。
ある日、とあるクライアントから上長宛に麗子を恐喝罪で訴えると連絡があり、麗子はボーナスカットを言い渡されます。その処遇に麗子は憤慨し、「こんな事務所、やめてやる!」と啖呵を切って飛び出し、しばしの間休職することに。時間ができたので手当たり次第知り合いにメールを送りまくりますが、返信があったのはただ一人、元彼の森川栄治(もりかわ・えいじ)だけ。しかし、そこのメールに書かれていたのは、「森川栄治は永眠しました」という驚がくの訃報でした。メールの差出人は篠田という謎の人物で、全く面識がないはずですが「久しぶりだね」と電話があって……。さらに驚くべきことに、栄治には巨額の遺産があり、「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残していたのです。元彼が死んだ事実より、巨額の遺産に心が揺れ動いた麗子は、篠田を“殺人犯”に仕立て上げ、共謀して遺産を山分けする計画を立てるのですが……。
そんな強烈な主人公・剣持麗子を演じるのは綾瀬はるかさん。映画、ドラマ、CMなど多岐にわたり第一線で活躍を続ける国民的女優の綾瀬さんが、誰に対しても忖度しない、誰に何を言われても諦めない弁護士という新境地に挑みます。原作の世界観はそのままに、ドラマオリジナルのエピソードも描いていく本作。狙ったお金をめがけて突き進む麗子ですが、なぜか毎度殺人事件に出くわし、法的視点で渋々事件を解決する羽目に……。ただ、どんな難事件だろうが彼女は決してあきらめず、勇猛果敢に己の信じた道を突き進む――そんな麗子の正直で痛快な生き方は、不安感が漂う現代日本に元気と勇気を与えること間違いなし!
カバーイラスト:丹地陽子
原作者の新川さんは自著に対して「欲しいものは自分で手に入れる。男が何度変わっても、女ともだちは変わらない。そんな女たちの、当たり前の日常を伝えたくて書きました。令和の女は強いぞ!」とコメントしており、今回の映像化に当たっては「綾瀬さんは主人公のイメージにぴったりです。どのような演技を見せてくれるか楽しみにしています」と喜びのメッセージを寄せてくれました。綾瀬さん演じる剣持麗子の魅力あふれるキャラクター像に是非、ご注目ください。綾瀬さんは初の弁護士役を演じ、今作が月9初主演作となります。フジテレビの連続ドラマには2008年放送の木曜劇場『鹿男あをによし』以来14年ぶりの出演です。
演出は『HERO』シリーズ(2001年、2014年)などの大ヒット作品を数々手がけてきた鈴木雅之。これまで、綾瀬さんの出演作として『太閤記 サルと呼ばれた男』(2003年)、映画『HERO』(2007年)、木曜劇場『鹿男あをによし』(2008年)、映画『プリンセス トヨトミ』(2011年)、映画『本能寺ホテル』(2017年)の5作品でメガホンを取り、今回が6度目の演出となります。国民的女優と数々のヒット作を送り出してきた監督が再びタッグを組むことで、一体どんな新しいエンターテインメント作品が誕生するのか!?痛快リーガルミステリードラマ『元彼の遺言状』は4月スタートです!お楽しみに!
(フジテレビ第一制作部)