問題物件

2025年1月15日(水)スタート 毎週水曜よる10時放送

ストーリー

問題物件 ⽝頭光太郎(上川隆也)、若宮恵美⼦(内田理央)

大島不動産販売・販売特別室の若宮恵美⼦(内田理央)と室長・大島雅弘(宮世琉弥)は新たな依頼書に目を通していた。誰も住んでいないのに無人の部屋から水が漏れ、下の階の部屋が水浸しになってしまったという。さらにその部屋の元住人は2年前に湖で自殺し、溺死。溺死した当日にも水漏れがあったという…。雅弘は「水の呪いだ!」と興味津々。

恵美子がその部屋へ向かっていると、目的地近くの公園で元気がない犬に出会う。話を聞くと、その犬の飼い主は殺されており、さらにその死因は溺死。犯人はまだ捕まっていないという。「水の呪いが蔓延している?」と怯える恵美子。

問題物件 若宮恵美⼦(内田理央)、大島雅弘(宮世琉弥)
問題物件 若宮恵美⼦(内田理央)

恵美子が目的の物件“サンドリアス”に到着すると、出迎えたのは今回の依頼人であり管理人の日向興一(森永悠希)。異常に怯えた様子の日向とともに、恵美子が問題の部屋・404号室の中へ入っていくと、またしても突然、犬頭光太郎(上川隆也)が現れる。日向から話を聞くと、水漏れが起こった次の日、日向自身も突然意識を失い、目が覚めると洗面所で全身が水浸しになっていたという。サンドリアスでは、そこかしこで水にまつわる怪現象が起こっていた。

その後、犬頭の提案で水浸しになった下の階・303号室の様子を探ろうとすると、偶然にもホテルに避難していたその部屋の住人・塚本登(森岡龍)がやってきて、二人は塚本に部屋の中を見せてもらえることとなったのだが…。

問題物件 ⽝頭光太郎(上川隆也)
問題物件 若宮恵美⼦(内田理央)
バックナンバー

上川隆也/犬頭光太郎

黒づくめの服に黄色のジャケットを羽織った独特な雰囲気を持つ謎の男。心霊物件など不可思議な現象に関するクレームを扱う部署に勤務する若宮恵美子(内田理央)の前に風のように現れては雷のように事件を解決し、風のように消えていくが、その正体は不明。うさんくさい見た目と雰囲気を醸し出しているが、抜群に頭が切れ、人並み外れた記憶力と天才的な推理力を生かして、物件に隠された謎を見事に解決していく。心霊現象などはまるで信じておらず、どんなことが起きても動じず、面白がってしまう。その一方で、気が短く、すぐに手や足が出てしまう一面も。本当か嘘(うそ)か「吾輩は犬である」などと冗談めかし、ミステリアスなそぶりを見せる犬頭を、恵美子は「犬の化身なのではないか」と勘繰るが…。犬頭は一体何者なのか。なぜ、突然、恵美子の前に現れるようになったのか――。

内田理央/若宮恵美子

大島不動産に勤務するOL。間取りを見ることが趣味なほど物件マニアで物件に関する知識は豊富、宅建士の資格も持つ。よく自作のマンションポエムを作っている。基本的にはまじめで礼儀正しいが、良かれと思って言うことがいちいち余計で、周りをうっすら引かせがち。営業部に勤務していたが、強すぎる物件愛とばか正直さ、話の回りくどさなどが原因で成績が常に最下位であったため、新設の部署・販売特別室に異動を命じられる。そこは、心霊物件など不可思議な現象に関するクレームを扱う部署で、心霊現象は最も苦手とする恵美子にとっては前途多難な異動となってしまった…。

宮世琉弥/大島雅弘

大島不動産の販売特別室室長で、亡き先代の長男。極度の人見知りで誰にも心を開かないが、愛犬の犬太(いぬた)にだけは心を許している。7年前に交通事故で両親を亡くし、自身も後遺症で足が不自由になり車いす生活を送っている。これまで会社では名目上、役員だったが会社に行ったことがなく、生来の内向的な性格と事故で負ったトラウマが影響して屋敷から一歩も外に出ない引きこもり生活をしている。ある日突然、叔父である現社長に任命されて販売特別室室長になり、部下となった恵美子の報告を受けている。さらに、心霊現象が大好きな心霊オタクでもあり、毎日ネットの心霊動画や心霊系のゲームに没頭している。販売特別室に寄せられる心霊現象絡みの事件には興味津々だが、決して現場に出ることはない。

船越英一郎/大島高丸

大島不動産の社長。亡くなった前社長の弟で、雅弘の叔父にあたる。人情派だった前社長(兄)とは考え方が違い、かなりの効率主義者。生前、ぶつかることも多かった。前社長の死後、社長となった今、会社の業績も上がり自信に満ちあふれている。雅弘とは身内ではあるがつかず離れずの関係。雅弘の愛犬・犬太(いぬた)は高丸にはほえる。販売特別室は高丸の鶴の一声で発足した部署。その目的は謎に包まれており…。

本多力/片山芳光

大島不動産販売特別室・室長代理。室長の雅弘に代わり、営業部から異動してきた恵美子に業務の説明をするが、営業企画部と兼業していて多忙を極めるため、自分は現場へは向かわない。心霊現象全般が苦手な恵美子に最初の任務として「借りたら必ず死ぬ部屋」に関するクレーム処理を担当させる。恐怖心から拒否する恵美子に「この仕事で結果を出せば、希望の宣伝部へ異動できる可能性もある」とささやき、働かせている。雅弘の愛犬・犬太は片山にも威嚇する…。

浜野謙太/有村次郎

犬頭とは互いに顔見知りの関係である探偵。元刑事で、警察を辞めるまでは刑事課で働いており、犬頭と恵美子が最初に向き合う事件の捜査を担当していた。ある日突然、犬頭に呼び出されたと思ったら、“俺たち3人はワンチーム”だと言われ、事件解決の手がかり探しに巻き込まれていく。犬頭とは刑事時代からの知り合い。刑事の仕事をしながらも探偵に憧れており、念願かなって探偵事務所を営んでいる。

コラレ/犬太

極度の人見知りで誰にも心を開かない雅弘が唯一心を許す愛犬。犬頭の謎を解く鍵を握っている…?