問題物件

2025年1月15日(水)スタート 毎週水曜よる10時放送

ストーリー

問題物件 ⽝頭光太郎(上川隆也)、若宮恵美⼦(内田理央)

販売特別室に寄せられた新たなクレームは、『ポルターガイストが起こる部屋』。室長の大島雅弘(宮世琉弥)は今回も現場には行かないという。仕方なく若宮恵美⼦(内田理央)がマンションに出向くと、不機嫌そうな管理人・熱海光吉(徳井優)が出迎えた。聞けば、部屋でポルターガイストが起きるとよく騒いでいた住人・滝野高(東啓介)は、2日前ついに警察沙汰になってしまったという。と、そこにまたもや突然、⽝頭光太郎(上川隆也)が現れる。

問題物件 大島雅弘(宮世琉弥)、犬太(コラレ)
問題物件

犬頭は熱海を言いくるめて滝野の部屋に案内させる。滝野の部屋・505号室の中は荒れ果てていた。熱海によると、滝野は1カ月ほど前から、必ず月曜の深夜から早朝にかけて騒ぎを起こしていた。部屋の物が勝手に揺れて倒れ、天井や壁からは変な音が聞こえ、灯りがパカパカついたり消えたりすると訴えていたという。警察に連行された滝野の体内から薬物反応が出たと聞いた恵美子は、薬物による幻覚では?と片付けようとするが、犬頭は今回も「レッツゴーだ」と勝手に調査に向かってしまう。

問題物件 ⽝頭光太郎(上川隆也)
問題物件 若宮恵美⼦(内田理央)

滝野の職場である美容室を訪れた犬頭と恵美子は、同僚の沼津久(猪征大)から、滝野がおかしくなったのは1カ月前、客の女性・平塚アケミ(前沢海友)と付き合い始めてからだと聞く。月曜日の夜は必ずアケミの働くスナックに飲みに行くのがデートだと、滝野は言っていた。1カ月前、月曜の夜、というキーワードに符合を感じた犬頭と恵美子は、アケミの働くスナック・ゴダイゴンに向かう。
ゴダイゴンのママ(鳥居みゆき)にアケミの居場所を聞くが、店からも家からもいなくなったという。ママの言動に不審を感じた犬頭は恵美子とともに店を辞するが、帰り道で柄の悪い男たちに囲まれ、襲われてしまう――!

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上川隆也/犬頭光太郎

黒づくめの服に黄色のジャケットを羽織った独特な雰囲気を持つ謎の男。心霊物件など不可思議な現象に関するクレームを扱う部署に勤務する若宮恵美子(内田理央)の前に風のように現れては雷のように事件を解決し、風のように消えていくが、その正体は不明。うさんくさい見た目と雰囲気を醸し出しているが、抜群に頭が切れ、人並み外れた記憶力と天才的な推理力を生かして、物件に隠された謎を見事に解決していく。心霊現象などはまるで信じておらず、どんなことが起きても動じず、面白がってしまう。その一方で、気が短く、すぐに手や足が出てしまう一面も。本当か嘘(うそ)か「吾輩は犬である」などと冗談めかし、ミステリアスなそぶりを見せる犬頭を、恵美子は「犬の化身なのではないか」と勘繰るが…。犬頭は一体何者なのか。なぜ、突然、恵美子の前に現れるようになったのか――。

内田理央/若宮恵美子

大島不動産に勤務するOL。間取りを見ることが趣味なほど物件マニアで物件に関する知識は豊富、宅建士の資格も持つ。よく自作のマンションポエムを作っている。基本的にはまじめで礼儀正しいが、良かれと思って言うことがいちいち余計で、周りをうっすら引かせがち。営業部に勤務していたが、強すぎる物件愛とばか正直さ、話の回りくどさなどが原因で成績が常に最下位であったため、新設の部署・販売特別室に異動を命じられる。そこは、心霊物件など不可思議な現象に関するクレームを扱う部署で、心霊現象は最も苦手とする恵美子にとっては前途多難な異動となってしまった…。

宮世琉弥/大島雅弘

大島不動産の販売特別室室長で、亡き先代の長男。極度の人見知りで誰にも心を開かないが、愛犬の犬太(いぬた)にだけは心を許している。7年前に交通事故で両親を亡くし、自身も後遺症で足が不自由になり車いす生活を送っている。これまで会社では名目上、役員だったが会社に行ったことがなく、生来の内向的な性格と事故で負ったトラウマが影響して屋敷から一歩も外に出ない引きこもり生活をしている。ある日突然、叔父である現社長に任命されて販売特別室室長になり、部下となった恵美子の報告を受けている。さらに、心霊現象が大好きな心霊オタクでもあり、毎日ネットの心霊動画や心霊系のゲームに没頭している。販売特別室に寄せられる心霊現象絡みの事件には興味津々だが、決して現場に出ることはない。

船越英一郎/大島高丸

大島不動産の社長。亡くなった前社長の弟で、雅弘の叔父にあたる。人情派だった前社長(兄)とは考え方が違い、かなりの効率主義者。生前、ぶつかることも多かった。前社長の死後、社長となった今、会社の業績も上がり自信に満ちあふれている。雅弘とは身内ではあるがつかず離れずの関係。雅弘の愛犬・犬太(いぬた)は高丸にはほえる。販売特別室は高丸の鶴の一声で発足した部署。その目的は謎に包まれており…。

本多力/片山芳光

大島不動産販売特別室・室長代理。室長の雅弘に代わり、営業部から異動してきた恵美子に業務の説明をするが、営業企画部と兼業していて多忙を極めるため、自分は現場へは向かわない。心霊現象全般が苦手な恵美子に最初の任務として「借りたら必ず死ぬ部屋」に関するクレーム処理を担当させる。恐怖心から拒否する恵美子に「この仕事で結果を出せば、希望の宣伝部へ異動できる可能性もある」とささやき、働かせている。雅弘の愛犬・犬太は片山にも威嚇する…。

浜野謙太/有村次郎

犬頭とは互いに顔見知りの関係である探偵。元刑事で、警察を辞めるまでは刑事課で働いており、犬頭と恵美子が最初に向き合う事件の捜査を担当していた。ある日突然、犬頭に呼び出されたと思ったら、“俺たち3人はワンチーム”だと言われ、事件解決の手がかり探しに巻き込まれていく。犬頭とは刑事時代からの知り合い。刑事の仕事をしながらも探偵に憧れており、念願かなって探偵事務所を営んでいる。

コラレ/犬太

極度の人見知りで誰にも心を開かない雅弘が唯一心を許す愛犬。犬頭の謎を解く鍵を握っている…?