問題物件

2025年1月15日(水)スタート 毎週水曜よる10時放送

ストーリー

問題物件 ⽝頭光太郎(上川隆也)、若宮恵美⼦(内田理央)

大島不動産販売・営業部から左遷され、新設部署・販売特別室に配属となった若宮恵美⼦(内田理央)。配属初日、恵美子が呼ばれた先は、なぜか会社ではなく、とある豪邸だった。家政婦の山田(⽒家恵)に案内されるがままその豪邸の中に向かうと、そこにいたのは亡き前社長の息子で、若くして大島不動産販売の役員でもある大島雅弘(宮世琉弥)と、愛犬の犬太(コラレ)だった。遅れてやってきた片山芳光(本多力)は、雅弘を販売特別室の室長だと紹介する。

問題物件 大島雅弘(宮世琉弥)、犬太(コラレ)
問題物件 犬太(コラレ)

室長代理だという片山は、特別販売室の業務内容はお客様や取引先からのクレーム対応であることを恵美子に伝え、初仕事を与える。しかしその内容は『借りたら必ず死ぬ部屋』の実態を調べるというものだった。その部屋では、借りた人が過去に5人連続で自殺で亡くなっていて、新しい入居者が怖くて住むことができないとクレームがあったという。心霊現象が何よりも苦手な恵美子だったが、室長の雅弘は大の心霊マニアでその依頼に前のめり。だが、雅弘は車椅子ユーザーで外出しない引きこもりのため、調査は恵美子一人で行う羽目になる。

問題物件 若宮恵美⼦(内田理央)、片山芳光(本多力)

恵美子は念願の宣伝部への配属を夢見ながら、渋々その部屋へ向かう。管理人の須貝森次と部屋に入ると、そこに現れたのは不動産の調査員と名乗る謎の男・⽝頭光太郎(上川隆也)。「吾輩は犬である」と嘯きとことんマイペースに振舞う犬頭に、恵美子はあっけにとられつつもついてゆく。

問題物件 ⽝頭光太郎(上川隆也)

部屋の謎を調べるため、その部屋に入居を予定している心霊系動画配信者の相田英司に会いに行く犬頭と恵美子。そこで、今回の調査依頼者は相田本人ではなく相田の恋人・志田清美であり、彼のことが心配になって依頼したことが判明する。しかし相田本人は動画の再生数を稼ぐため、あえてその部屋を借りたい、調査はしなくていいという。恵美子は本人の意志なら調査を続けなくても良いのではと思うが、犬頭はなぜか調査を続けると宣言する。犬頭の知人で元刑事の探偵・有村次郎(浜野謙太)の協力の元、さらに深い真実を調べ始めるのだったが…。

問題物件 若宮恵美⼦(内田理央)
バックナンバー

上川隆也/犬頭光太郎

黒づくめの服に黄色のジャケットを羽織った独特な雰囲気を持つ謎の男。心霊物件など不可思議な現象に関するクレームを扱う部署に勤務する若宮恵美子(内田理央)の前に風のように現れては雷のように事件を解決し、風のように消えていくが、その正体は不明。うさんくさい見た目と雰囲気を醸し出しているが、抜群に頭が切れ、人並み外れた記憶力と天才的な推理力を生かして、物件に隠された謎を見事に解決していく。心霊現象などはまるで信じておらず、どんなことが起きても動じず、面白がってしまう。その一方で、気が短く、すぐに手や足が出てしまう一面も。本当か嘘(うそ)か「吾輩は犬である」などと冗談めかし、ミステリアスなそぶりを見せる犬頭を、恵美子は「犬の化身なのではないか」と勘繰るが…。犬頭は一体何者なのか。なぜ、突然、恵美子の前に現れるようになったのか――。

内田理央/若宮恵美子

大島不動産に勤務するOL。間取りを見ることが趣味なほど物件マニアで物件に関する知識は豊富、宅建士の資格も持つ。よく自作のマンションポエムを作っている。基本的にはまじめで礼儀正しいが、良かれと思って言うことがいちいち余計で、周りをうっすら引かせがち。営業部に勤務していたが、強すぎる物件愛とばか正直さ、話の回りくどさなどが原因で成績が常に最下位であったため、新設の部署・販売特別室に異動を命じられる。そこは、心霊物件など不可思議な現象に関するクレームを扱う部署で、心霊現象は最も苦手とする恵美子にとっては前途多難な異動となってしまった…。

宮世琉弥/大島雅弘

大島不動産の販売特別室室長で、亡き先代の長男。極度の人見知りで誰にも心を開かないが、愛犬の犬太(いぬた)にだけは心を許している。7年前に交通事故で両親を亡くし、自身も後遺症で足が不自由になり車いす生活を送っている。これまで会社では名目上、役員だったが会社に行ったことがなく、生来の内向的な性格と事故で負ったトラウマが影響して屋敷から一歩も外に出ない引きこもり生活をしている。ある日突然、叔父である現社長に任命されて販売特別室室長になり、部下となった恵美子の報告を受けている。さらに、心霊現象が大好きな心霊オタクでもあり、毎日ネットの心霊動画や心霊系のゲームに没頭している。販売特別室に寄せられる心霊現象絡みの事件には興味津々だが、決して現場に出ることはない。

船越英一郎/大島高丸

大島不動産の社長。亡くなった前社長の弟で、雅弘の叔父にあたる。人情派だった前社長(兄)とは考え方が違い、かなりの効率主義者。生前、ぶつかることも多かった。前社長の死後、社長となった今、会社の業績も上がり自信に満ちあふれている。雅弘とは身内ではあるがつかず離れずの関係。雅弘の愛犬・犬太(いぬた)は高丸にはほえる。販売特別室は高丸の鶴の一声で発足した部署。その目的は謎に包まれており…。

本多力/片山芳光

大島不動産販売特別室・室長代理。室長の雅弘に代わり、営業部から異動してきた恵美子に業務の説明をするが、営業企画部と兼業していて多忙を極めるため、自分は現場へは向かわない。心霊現象全般が苦手な恵美子に最初の任務として「借りたら必ず死ぬ部屋」に関するクレーム処理を担当させる。恐怖心から拒否する恵美子に「この仕事で結果を出せば、希望の宣伝部へ異動できる可能性もある」とささやき、働かせている。雅弘の愛犬・犬太は片山にも威嚇する…。

浜野謙太/有村次郎

犬頭とは互いに顔見知りの関係である探偵。元刑事で、警察を辞めるまでは刑事課で働いており、犬頭と恵美子が最初に向き合う事件の捜査を担当していた。ある日突然、犬頭に呼び出されたと思ったら、“俺たち3人はワンチーム”だと言われ、事件解決の手がかり探しに巻き込まれていく。犬頭とは刑事時代からの知り合い。刑事の仕事をしながらも探偵に憧れており、念願かなって探偵事務所を営んでいる。

コラレ/犬太

極度の人見知りで誰にも心を開かない雅弘が唯一心を許す愛犬。犬頭の謎を解く鍵を握っている…?