月9ドラマには初出演となりました。

「ずっと憧れていたドラマ枠ですので、シンプルに嬉しかったです。連続ドラマも初めてなので不安もありましたけど、なんかトントン拍子な感じです。初めての連ドラが月9ですからね。ちょっとだけ、自分を戒めて人生のバランスを取らなきゃダメなんじゃないかと思いました」

最初に知った時は失礼ですけど、ドッキリだと思いませんでしたか?

「マネージャーの伝え方で、だいたい分かるんですよ。言われた時は、マネージャーが緊張していたので…。“月9決まりましたよ!”って言い方の熱もすごかったので、これはドッキリじゃないな? と(笑)」

ドラマの現場に入ってみていかがでしたか?

「誤解を恐れずに言うと、バラエティー番組の現場はカメラが回っていると笑いを取りに行くので、みんながひょうきんに見えるとおもいます。でも、意外に前室(スタジオ前の控室)や楽屋だと真面目に趣味の話とかをしていて、あまり笑いが起きないイメージなんです。ドラマは逆に、収録の合間は出演者のみなさんの笑いが絶えないというか、僕の話にさえ笑ってくれるんです」

篠原涼子さんも斎藤さんに突っ込んでらっしゃるとか?

「はい。とてもありがたいことで、ちょこちょこ和ませてくださいます。篠原さんが司令塔で僕はプレーヤーです」

クランクインの時は篠原さんのツッコミに上手く返せませんでしたね?

「出来ませんでした…。あー、ちょっと思い出させないでくださいよ! 今、楽しい思い出を語ろうとしているのに(笑)。あの時はまだ、みなさんとの距離感を図っていたんです。だって、相手は女優さんですよ? どこまでやっていいのかな? って。気さくな方なんだとわかってからは、もうグイグイ行かせてもらっています!(笑) 監督とかには“お前”とか言ってますからね! 小声ですけど…。まあ、長いものには巻かれるタイプなので(笑)。みんないい人ですよ」

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では、もうみなさんとは慣れて?

「みなさん初めての方たちですから、それぞれ最初は緊張しました。石田ゆり子さんはすごく可愛くて…。ちょっとだけお話させていただいたんですけど、その時に太陽に照らされたゆり子さんの横顔がとても綺麗で。思わず好きになってしまいました(笑)。正直、今回は篠原さん、あっちゃん(前田敦子)も一緒で、2人とはもう友達になっていましたので、恋愛関係というのは諦めていたんですけど、ゆり子さんはありかな? と。次にお会いした時は告白しようかな? 言うだけは言わないと!(笑)」

前田さんではなく?

「あっちゃんは友達なんで、楽屋でも一番よく話しています。だいたい僕の恋愛や性癖を聞いてもらっていて(笑)、そこに(高橋)一生さんが加わってくださいます。だから、共演者のみなさんはだいたい僕の性癖と、現在の恋愛状況を知っていますよ。僕が自分をさらけ出しているから、みなさんがお話ししてくれるのかな? とも思います」

男性陣でよくお話しするのは高橋さんと?

「千葉雄大くん、通称UDですね。これ僕が言ってるだけですけど(笑)。雄大くん! と、呼ぶのは緊張しちゃって。彼も人見知りで、実は変な人だと発見しましたのでお話しするのは楽しいです」

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その後、篠原さんとは?

「篠原さんとは、スタッフのみなさんも一緒に一度お酒を飲んだんですけど…強いし(時間が)長い! 明日早いのに…と、思っても篠原さんが朝6時に起きると言われちゃうと、僕がそんなに早く起きることはありませんからね。でも、楽しいお酒なので嬉しかったし、さらに仲良くなれたかな? 現場ではふりまくってくださいますし。最近では“なんかやってよ!”ですよ? 無茶振りにもほどがあるっていうか…。そしたら、監督まで“最後になんかやってよ”ですからね。あなたたちは町で出会う素人のみなさんか? なんか具体的なテーマはないのかよ?(笑) でも、スベってらスベったことを笑ってくださるので助かりますけど(笑)。」

園田の役作りはどのようになさっていますか?

「実際に演じてみると、監督にも言われたんですがナチュラルが良いかな? と、思いました。あまり演じている感じがしてはいけないと。そこは僕に来た役ですから、そんなに難しい演技は求められていないだろうと(笑)。あくまでナチュラルを意識して、特別な役作りはしていません」

では、園田はどのようなキャラクターだと?

「イメージでは一般的な政治家ですよね。政治家になりたい、政治家である自分が好きな男、という感じです。そこに中身はないんですけど、智子に触発されて少しずつ熱いものが動いたり、政治家としての責任感に徐々に目覚めていくという男ですね。最初は心も周囲に開いているように見えて、開いていないような感じもありました」

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今回は政治を扱うストーリーです。

「とてもタイムリーで、リアルな政治ともリンクしているような話もあります。リアル政治の軽めの風刺みたいになっています。僕自身、台本を読んでさらに政治に興味が持てましたし、みなさんも見やすいんじゃないかと思いました」

サブタイトルに“世の中、おかしくないですか⁉︎”とありますが、斎藤さんがおかしいと思うことは?

「まだまだおかしい方がたくさんいらっしゃいますよね。僕は徒党を組む若者が苦手ですね。1人ずつだと良い人で何も言わないのに、5〜6人だと言いにくいことや嫌なことを言ってきますよね? あれがダメなんですよ。これが女子だと逆。集団だと可愛いのに、ひとりずつだと…そういうパターンもありますけど、世の中おかしくないですか? あっ、これは負け惜しみですよ! 女子は集団だと近寄ってくれるのに、1人だと中々相手にしてくれないので(笑)」

最後に視聴者のみなさんにメッセージをお願いいたします。

「僕はガッツリ演技するのはほぼ初めてになりますので、荒いところもあると思います。でも、なんとか個性や存在感を光っていると思いますので、その辺にも注目していただいて『民衆の敵』を最後まで楽しんでいただけたらと思います」

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