2016年11月20日(日)放送

「12月からスタート 新たな洗濯表示」

衣類の洗濯方法を示す『洗濯表示記号』が2016年12月から約半世紀ぶり一新された。

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『ドライクリーニングはできない』、『洗濯液は30℃を限度に、非常に弱い力で洗濯ができる』などという表示も変り、これまで22種類だった表示は倍に増えて41種類に。

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しかし、変更前の11月に街頭で新しい表示を見せたところ、「まったく分からない」「何かが禁止になる?」と認知されていないようだった。

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洗濯表示の変更に向けて、とあるクリーニング店では、
店頭スタッフはパンフレットなどを目のつく所に置く一方、仕分けや洗いを担当する
スタッフは
「同じような表示もあれば、全く違う表示もたくさんので…」
と表示の変更に戸惑いを隠せない様子だった。

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洗い方を迷いがちな下着も12月から表示が変わった。

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下着メーカーのトリンプアドバイザートレーニング課・吉田智佳子トレーナーは今後の対応について、
「店頭ではリーフレットを使用して、お客さまに取り扱い方法を説明する予定」
と話した。

一見、複雑に見える新しい表示だが、消費者にとってプラス面もあるという。
「新しい洗濯表示の記号は国際規格と同じなので、海外で購入した衣類等の洗濯方法を理解しやすくなる」
と消費者庁・東出浩一審議官は話した。

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消費者庁のホームページでは、新しい表示の説明を掲載していて、役立ててほしいとしている。