- 2016年1月29日(金)
- 幸福の「福」にあやかった、山口県の名物
山口・下関市といえば「ふぐ」。
地元では、「不遇」につながるなどの理由から、幸福の福にあやかって「ふく」と呼ばれています。
ふぐのおいしさと歴史を、テレビ西日本の松尾 幸一郎アナウンサーが紹介します。
ふぐ
かつてふぐは毒があるため食べることを禁止されていた。
明治時代になり伊藤博文が下関の老舗料亭を訪れた際、海が時化で魚がとれず女将が罰を覚悟にふぐ料理を出したところその美味しさに感激し、明治21年山口県だけにふぐ食を解禁したと言われている。
また下関では「ふぐ」と濁ると「不遇」につながるということから「福」にあやかり「ふく」と呼ばれている。
平家茶屋
山口県下関市みもすそ川町1-1
お問い合わせ先・083-222-2022
*詳しくはHPをご覧ください
- 2016年1月27日(水)
- 和食の名脇役、昆布をすく職人技
福井・敦賀市は、全国的な昆布の名所で、おぼろ昆布をすく職人がおよそ200人、全国の9割もいます。
中でも、北陸の最高級品で、和食の名脇役「竹紙昆布」をすく職人技を、福井テレビの坂本剛史アナウンサーが紹介します。
敦賀市の昆布
福井県敦賀市では船が物流の主流だった頃、北海道と関西を結ぶ中継地として栄え、北海道から運ばれた昆布は敦賀市で加工して京都・大阪へ出荷していたため古くからの昆布文化が根付いている。
「おぼろ昆布」は全国生産量の85%を占め、「竹紙昆布」という薄すぎない絶妙な厚みが特徴の昆布も職人さんの手によって生産されている。
ヤマトタカハシ昆布館
住所・福井県敦賀市坂の下小河田3-1
お問い合わせ先・0770-24-3070
- 2016年1月26日(火)
- 沖縄県の日本一早い桜まつり
沖縄・本部町の八重岳は、およそ4000本の桜があり、毎年、1月中旬ごろから花を咲かせ、八重岳では、日本一早い桜まつりが開催されています。
沖縄では、北から南に向かって桜が咲き始めます。
冷え込みが強い北部から順に桜が咲き始め、南下していくという特徴があります。
日本一早い桜を、沖縄テレビの登川二奈アナウンサーがお伝えします。
日本一早い桜
標高453メートルに位置する本部町の八重岳では7000本の桜の木があり現在では約4000本の桜が見ごろを迎えている。
沖縄では、本土で主流の「ソメイヨシノ」ではなく「琉球寒緋桜」という種類の桜が主流で、「寒緋桜」は桃のような濃いピンクで下を向いて咲くのが特徴だと言われている。
- 2016年1月22日(金)
- 高知県の魔法の調味料「葉ニンニク」
「わさび」じゃない、これがあれば、刺し身が格段とおいしくなる魔法の野菜「ニンニク」。
高知県では、ニンニクの葉の部分を食べる習慣があります。
ニンニクを食べつくす、土佐の郷土の味「葉ニンニク」を、高知さんさんテレビ・合田泰吾アナウンサーがお伝えします。
葉ニンニク
葉ニンニクは成長途中で若葉になる12月から2月頃にしか食べることのできない今が旬の野菜で、日本では高知と沖縄でしか食べられていない。
また葉ニンニクをすり潰し、酢とみそ、砂糖などを混ぜ合わせて作る
「ぬた」という伝統的調味料が現在も食べられており、お刺身の醤油
代わりにも用いられている。
- 2016年1月21日(木)
- 少年の心が生んだ港町の食文化「竹崎カニ」
有明海の干潟が生んだ佐賀の名産、「竹崎カニ」。
この竹崎カニは、68年前まで、その名はありませんでした。
毎日、隣の長崎県に売りに行く漁師たちを見て、1人の少年が、「ここで売ればいいのに」と、竹崎のカニの料理店をオープンさせました。
それで、竹崎にちなんで、「竹崎カニ」と命名されたそうです。
その少年の心が生んだ港町の食文化が、今も根付いています。
有明海が一望できる港町・太良町から、サガテレビの木戸優雅アナウンサーがお伝えします。
竹崎カニ
竹崎カニはワタリガニの一種で100年前から食べられている。
このカニ最大の特徴は「甘味」である。
有明海にはプランクトンが豊富に生息しているため、それを食べた
カニは発育が良く、身がぎゅっと詰まって甘味が増すと言われている。
- 2016年1月18日(月)
- カキ養殖日本一!広島のカキは今が最高の味!
広島の冬の味覚といえば、「カキ」。
広島のカキは、生産量、全国のシェアが6割ということで、まさに日本一のカキです。
広島のカキの養殖の歴史は、非常に古く、大体400年前くらい、室町時代には、すでに始まったというふうにいわれています。
観光名所、宮島の対岸にあるカキの養殖業者から、テレビ新広島の深井瞬アナウンサーがお伝えします。
牡蠣
広島では生産量のおよそ6割を占め、日本一。400年以上前の室町時代からという文献も残っている。
広島では6本の川があり、山から栄養分を含んだ水が広島湾に注ぎ、牡蠣のエサとなるプランクトンが豊富な環境である。
また広島湾の波はおだやかで、完全に牡蠣のいかだが設置できることから、いかだでの養殖が広まり、生産量が日本一になった。
島田水産
住所:広島県廿日市市宮島口西1丁目2-6
お問い合わせ先:0829-56-2004
- 2016年1月14日(木)
- 江戸時代から続く伝統行事「どんと祭」
宮城・仙台市の神社大崎八幡宮から、伝統行事「松焚祭」、通称「どんと祭」を紹介します。
「どんと祭」は、門松などの正月飾りを積み上げて燃やし、正月にお迎えした神様をお見送りする行事で、このとき欠かせないのが、伝統的なスタイル「裸参り」。
裸参りのスタイルで御神火の回りを3周すると、無病息災・家内安全・商売繁盛というご加護を得ることができるといわれています。
仙台放送の稲垣 龍太郎アナウンサーがお伝えします。
どんと祭
どんと祭とは正月飾りや古神札等を焼く正月送りの行事の総称である。今回中継した大崎八幡宮では「松焚祭」という。
一説では火が「どんどんと」燃える様子から「どんと祭」と呼ばれるようになったと言われている。
参拝者の数は一夜で約10万人となっている。
大崎八幡宮
住所・宮城県仙台市青葉区八幡4丁目6-1
お問い合わせ先・022―234―3606
- 2016年1月13日(水)
- 北海道が生んだ庶民の味「札幌ラーメン」
今週、北海道・札幌市は、日中もずっと氷点下。
そんな寒さの中で生まれた札幌ラーメン。
厳しい冬の中で身を守るための工夫や知恵が詰まっているラーメンを北海道文化放送の加藤 寛アナウンサーが紹介します。
味噌ラーメン
札幌市内のラーメン店で健康に良いことから味噌を入れることが考案され、カップ麺などの影響で爆発的に知名度がアップしていった。
札幌ラーメンと言っても昔は醤油や塩のことだったのだ。
今も「札幌ラーメン」と掲げているお店では「味噌」「塩」「醤油」の3つの味を提供している。
特徴としては「濃い目のタレ」「縮れ麺」「ラードで熱を逃がさない」などのことである。
すみれ札幌本店
住所・北海道札幌市豊平区中の島2条4丁目7-28
お問い合わせ先・011-824-5655
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- 2016年1月12日(火)
- 超貴重!初乳からしかできない幻の「牛乳豆腐」
牛たちが汗をかきにくい寒い冬、今が牛乳の旬です。
この牛乳だけで作る「牛乳豆腐」。
この牛乳豆腐には、出産から1週間以内にしぼった初乳が必要です。
岩手めんこいテレビの飛田紗里アナウンサーが、この貴重な「牛乳豆腐」を葛巻町の牧場から紹介します。
牛乳豆腐
人口より牛の数の方が多い岩手県葛巻町であるが、牛乳が今旬を迎えている。牛乳豆腐と作り方はシンプルで牛乳を鍋に入れて加熱し、少し待つだけである。
そこで必要となってくるのが出産1週間以内に絞った初乳が必要で、初乳は一般に売られている牛乳と違って少しトロっとしているのが特徴。
くずまき高原牧場
住所:岩手県岩手郡葛巻町葛巻40-57-125
お問い合わせ先:0195-66-0211
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- 2016年1月11日(月)
- 匠の技「周桑手漉き和紙」
愛媛県の伝統特産品にも指定されている「周桑手漉き(しゅうそうてすき)和紙」。
ご祝儀袋や和菓子をのせる懐紙にも使われています。
引き流しすきと呼ばれる技法で、1枚1枚丹念にすいていきます。
この均等に、どんな条件下でもすくというのが、まさに匠(たくみ)の技。
たゆまぬ創意工夫を重ねる「周桑手漉き和紙」を、テレビ愛媛の山崎真依アナウンサーが紹介します。
周桑手漉き和紙
愛媛県の伝統特産品にも指定されていて「引き流し漉き」という技法で一枚一枚丹念に漉きあげられている。
「周桑手漉き和紙」の特徴の一つであり、全国の90%を生産している「檀紙」は、ご祝儀や和菓子を乗せる懐紙でも使われている。
- 2016年1月8日(金)
- 「木彫りの里」で250年続く彫刻の技
富山・南砺市井波地区は、別名「木彫りの里」と呼ばれ、街を歩くと、電話ボックスやバス停の看板までも木彫りでできています。
井波で彫刻が盛んになったのは、今から250年前、京都から派遣された彫刻師・前川 三四郎が、その技術を人々に継承したのが始まりです。
伝統の技を、富山テレビの谷口浩美アナウンサーがお伝えします。
富山県南砺市井波
“木彫りの里”と呼ばれるくらいに彫刻が施されたものに溢れ、電話ボックスやバス停の看板にまで木彫りで作られている場所がある。
近年、彫刻師の数が減る中で約250年の伝統とシェアも職人の数も日本一だ。
- 2016年1月7日(木)
- 2016年のえとをモチーフにした「身代わり申」
2016年のえとのサルをモチーフにした、江戸時代から伝わる「身代わり申(さる)」。
魔よけの役割をし、今でも家族の人数だけ、願いごとの数だけ、この身代わり申を軒先につるしています。
今でも、「身代わり申」が作られている奈良町資料館から、関西テレビの関 純子アナウンサーがお伝えします。
身代わり申
身代わり申は奈良市に伝わるサルをモチーフにしたお守りで、魔除けとして奈良市の一部地域では家族の数や願い事の数だけ軒先などに吊られている。
かつては、各家庭で作られていたが、現在では奈良町資料館でしか作られていない。
奈良町資料館
住所:奈良県奈良市西新屋町14-2
お問い合わせ先:0742-22-5509
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- 2016年1月6日(水)
- 毎年20万人が訪れるという「だるま市」
群馬・高崎市のだるま市には、毎年、20万人が訪れるということで、6日も夜通し行われます。
だるまの由来や目を入れる理由などを、だるまの置物の発祥といわれている「少林山達磨(だるま)寺」から、フジテレビの竹内友佳アナウンサーがお伝えします。
だるま市
「だるま」の置物の発祥地となった少林山達磨寺で開催される「だるま市」はおよそ20万人の人出があると言われている。
ここ高崎市で作られているだるまは、全国の80%、約120万個が出荷される。
「だるま市」では大きなだるまなども販売されている。
住所:群馬県高崎市鼻高町296
お問い合わせ先:027-322-8800
- 2016年1月5日(火)
- 日本の正月の遊びといえば...「こま回し」
お正月には欠かせない遊びの「こま」。
ちょっと難しいですが、簡単に回せて、見ても楽しいこまが「江戸独楽(こま)」です。
東京・江東区で生まれ育った江戸独楽職人を、フジテレビの竹内有佳アナウンサーが紹介します。
江戸独楽
日本のお正月の遊びとして親しまれてきた独楽の一つで、つまみを回したり、ヒモを引っ張ると物が動いたり、回ったりとユニークな仕掛けが施されている。
およそ300年の歴史がある江戸独楽だが職人さんの数が減少し、現在では全国で二人となった。
「広井政昭江戸独楽展」
1月17日(日)まで開催
場所:深川東京モダン館
住所:東京都江東区門前仲町1-19-15
お問い合わせ先:03-5639-1776