アベノミクス、TPP、経済再生と財政再建など、安倍内閣の重要政策に携わってきた甘利経済再生担当大臣が電撃辞任。
甘利氏の辞任による影響について、政治アナリストの伊藤惇夫さんと【ふかぼり】ました。

伊藤氏は、今回の甘利氏の辞任によって安倍政権が描く、今後のシナリオに影響すると指摘します。
安倍総理はいま、国会を勢いあるまま乗り切り6月~7月に行われる参議院選挙、あわよくば衆参W選挙に持ち込んで大勝をおさめ、憲法改正につなげたいと考えていると指摘。
しかし、今回の辞任によって国会の審議に影響が出れば、その算段が狂い、憲法改正に暗雲が立ち込めるのではないかということでした。
また、経済の司令塔だった甘利氏の辞任により、私たちの生活にも影響が出る可能性もあります。

専門家:伊藤惇夫(政治アナリスト)
出演者:江上剛

きょう店頭販売が開始された感情認識型ロボット「Pepper(ペッパー)」 軽妙なトークでコミュニケーションができることで人気のロボットです。
さらに、人工知能搭載ソフトが囲碁の勝負でプロの棋士を初めて破るという快挙を果たしました。
人工知能や、それが搭載されたロボットはどこまで進化を遂げるのか、東京大学の中村仁彦(よしひこ)教授とともに【ふかぼり】ました。

いまや様々な場所で活躍するロボットたちですが、そこには擬人化され、人間のような仕草をするという共通点があると中村教授は指摘しました。また、擬人化されることで、ロボットと会話をしたくなり、密度の濃いコミュニケーションをすることで、人工知能がどんどんと向上するといいます。進化を続けるロボットと人間が力を合わせて生産性を上げることが大切だとしました。

専門家:武藤正敏(元駐韓国大使)
出演者:江上剛

「最終的かつ不可逆的な解決」とされた昨年末の日韓合意から約一か月立ちました。しかし、来日した元慰安婦が安倍総理からの直接謝罪や少女像の撤去反対を訴え、韓国の日本大使館前では日韓合意反対の集会が行われるなど、日本と韓国の合意を蒸し返すような動きが出ています。 この背景には何があるのでしょうか?元駐韓国大使の武藤正敏氏と【ふかぼり】ました。

武藤氏は、これまで外交問題だった慰安婦問題が、今回の日韓合意でこれからは韓国国内の問題になったことが重要だと指摘しました。

専門家:武藤正敏(元駐韓国大使)
出演者:江上剛

増え続ける “爆買い中国人”。去年の訪日中国人観光客はおよそ499万人。これは前年と比べると2.1倍だといいます。そんな “爆買い”を狙って 明日 銀座に「空港型免税店」がオープンします。果たして今後も“爆買い”は日本経済を支え続けるのでしょうか?フリージャーナリストの中島恵氏とともに【ふかぼり】ました。

中島氏は “爆買い”にはある変化が起きていると指摘しました。それは「購入商品」と「人」。かつては家電が中心だったのですが、最近では医薬品や化粧品、温水洗浄便座が人気だといいます。そして人の変化に関しては“爆買い”がメインの中間層もいる一方で、最近では“爆買い”を嫌う 個人旅行の“プチ富裕層”が増加しているといいます。 購入商品に人の変化を遂げている“爆買い中国人”。中島氏はその変化に注意し、日本でしか手に入らないものを提案していくことが大事だと指摘しました。

専門家:中島恵(フリージャーナリスト)
出演者:久保田るり子

訪日外国人が急激に増加し、都市部の宿泊施設が不足するなか、政府が解決策として掲げているのが民泊の活用です。

しかし、都心のマンションの空き部屋を民泊利用することには住民から不安や反対の声が相次いでいます。
一体どうすれば民泊の問題を解決できるのでしょうか?マンション活用の賢人、不動産コンサルタントの長嶋修氏とともに【ふかぼり】ました。

長嶋氏は、民泊利用を希望する外国人旅行者の多くは日本での暮らしを体験することや住人との交流を求めていると指摘。都心のマンションと外国人旅行者が求める民泊との間には大きなミスマッチがあるとして、都内近郊の一軒家でのホームステイ型民泊を普及すべきだとしました。

専門家:長嶋修(不動産コンサルタント)
出演者:久保田るり子

レギュラーガソリンの価格が12週連続で値下がり。
その背景にはおよそ12年ぶりの安値水準となった原油安がありました。
原油安は暮らしにとってプラスなのかマイナスなのか、経済ジャーナリストの荻原博子さんと【ふかばり】ました。

荻原さんは、原油安はドライバーだけに恩恵があるわけではなく、運送費が安くなったり、光熱費が安くなったりするため、物価が下がるので消費者にとっても恩恵があると指摘。
その一方で、原油安により「負の連鎖」が生じ、株安となるなど経済の先行きが不透明になることで、給与や年金に悪影響が出る可能性があるとしました。

専門家:荻原博子(経済ジャーナリスト)
出演者:江上剛、平松秀敏、椿原慶子

「CoCo壱番屋」が廃棄したカツが不正に転売された事件が広がりを見せています。
産廃業者「ダイコー」からカツを買い取った「みのりフーズ」の倉庫には、「CoCo壱番屋」以外に 大手スーパーマーケットやコンビニエンスストアの食材108品目が見つかっています。
なぜ廃棄食品の横流しをこれまで見抜けなかったのか、食品表示アドバイザーの垣田達哉さんとふかぼりました。

垣田さんは、食品業界の“暗黙のルール”に加え、現在の廃棄物処理のチェック体制の限界があると指摘しました。
専門家:垣田達哉(食品表示アドバイザー)
出演者:江上剛

韓国の国際派アイドルグループ「TWICE(トゥワイス)」に所属している台湾出身の16歳、ツウィさんが謝罪動画を公開したことが波紋を呼んでいます。 背景には何があったのか、中国分析の賢人、東京福祉大学 国際交流センター長の遠藤誉さんと【ふかぼり】ました。

動画で問題となったのは去年11月、韓国の番組内でツウィさんが台湾の旗を手にしているシーン。中国側から「台湾独立派」だと批判され、その結果、ツウィさんは謝罪動画を公開しました。

遠藤さんは、動画の公開日が台湾総統選を翌日に控えた15日だったことから中国側が選挙対策に利用としたのではと指摘しました。 しかし、かえってツウィさんを養護する声が多く上がったうえに、中国に取り込まれたくないというアイデンティティの変化もあって、総統選の野党の圧勝につながったと話しました。

専門家:遠藤誉(東京福祉大学 国際交流センター長)
出演者:江上剛

携帯電話の料金体系が大きく変わることになりそうな今年、大手携帯会社が新たな料金プランを打ち出してきています。

様々なプランがある中、どれを選べば携帯料金を安くすることができるのでしょうか?
ITジャーナリストの三上 洋(よう)氏とともに【ふかぼり】ました。

三上氏は、それぞれのプランにはメリットがある一方で、注意するべき点もあると指摘。各プランの特色を理解した上で、自分のライフスタイルにあったものを選ぶことが重要だと話しました。

ゲスト:三上 洋(ITジャーナリスト)
出演者:久保田るり子

14人死亡という最悪の事故を起こしたスキーツアーのバス。
問題のバス会社のずさんな管理が指摘されるなか、背景に一体何があったのか、東京海洋大学大学院の寺田一薫教授と検証しました。

寺田さんは、旅行会社とバス会社双方の思惑から激しい価格競争が生じていると分析。
また、本来安全を守るべきためのルールをないがしろにしているバス会社の体質にも問題があると指摘しました。

専門家:寺田一薫(東京海洋大学大学院 教授)
出演者:久保田るり子、平松秀敏、椿原慶子

今月から運用が開始されたマイナンバー制度。
転入・転居など暮らしにかかわる届け出から、税、子育て、介護、医療など、申請の手続きでマイナンバーが必要になります。
「公平・公正な社会の実現」を目標に「行政の効率化」そして「国民の利便性の向上」を目指していますが、各地で混乱が相次いでいます。
マイナンバー制度で生活は本当に便利になるのでしょうか?
マイナンバー制度の設計に携わった水町雅子弁護士と【ふかぼり】ました。

現況では、メリットよりデメリットが目立っている印象の強いマイナンバー制度ですが、水町弁護士は、利用者が利便性を実感するには、マイナンバー制度のシステムが完成する1~2年はかかる可能性があると指摘しました。

専門家:水町雅子(弁護士)
出演者:江上剛

JR東日本が来年春に運行を始める豪華観光列車「トランスイート四季島」の概要が公開されました。
10両編成で客室は全室スイートルームで17室、定員は34人。料金は3泊4日のコースで60万円以上となる見込みです。
JR九州が「ななつ星in九州」運行を開始して以来、人気が高まる豪華観光列車、その秘密を旅行ジャーナリストの村田和子さんと【ふかぼり】ました。

村田さんは、その秘密は「非日常」にあると指摘しています。

専門家:村田和子氏(旅行ジャーナリスト)
出演者:江上剛 平松秀敏 椿原慶子』

10日、すい臓がんのために亡くなったジーナリストの竹田圭吾さん(51)。歌舞伎俳優の坂東三津五郎さんやアップル創業者のステーィーブ・ジョブズさんの命を奪ったのもすい臓がんでした。“沈黙の臓器”と呼ばれるすい臓のがんとは、どんな病気なのか、防ぐことはできないのでしょうか。
消化器系のがんの治療に取り組む聖路加国際大学の医師・小野寺久さんとすい臓がん患者の支援をするNPO法人パンキャンジャパン理事長の真島喜幸さんとともに、すい臓がんについて【ふかぼり】ました。

小野寺医師は、すい臓がんに対しては、早期発見が有効な手立てであることを強調。また自らすい臓がんを患った経験のある真島さんは、早期発見・早期治療を実践した結果、克服することができたと語りました。

ゲスト:小野寺 久(聖路加国際大学 教育センター長)
    真島喜幸(NPO法人パンキャンジャパン 理事長) http://www.pancan.jp
出演者:久保田るり子、平松秀敏、椿原慶子

「ビッグ・エー」や「ジェーソン」「オーケー」など、食料品を中心としたディスカウントストアが急増しています。
なぜ今、急増しているのか、そのワケを流通ジャーナリストの西川立一(りゅういち)さんと【ふかぼり】ました。

西川さんは、今まで消費を支えてきた“中間層”に変化があったことが理由だと指摘。
“中間層”から“低所得者層”が増えたことにより“節約志向”が強くなり、より安いものへのニーズが高まり、低価格で品質の良いものを提供するディスカウントストアの需要が増えているということです。

専門家:西川立一氏(流通ジャーナリスト)
出演者:江上剛、平松秀敏、椿原慶子

きょうから全国で本格スタートした「全国がん登録」制度。
すべてのがん患者の情報が実名でデータベース化されますが、そのメリットと課題は?

国立がん研究センターで今回の制度の責任者、全国がん登録室 室長の松田智大さんとふかぼりました。

松田さんはがん患者のデータを一元管理することによって、より効率的な診療につながるとする一方で、個人情報漏れの不安に対しては情報管理を徹底したいとしました。

ゲスト:松田智大(国立がん研究センター 全国がん登録室 室長)

出演者:江上剛

きのう、“水爆実験”の成功を発表した北朝鮮。国際的な孤立を深める中、アメリカや韓国では、実験に使われたのが水爆ではないという見方も強まっています。
では、なぜ北朝鮮は実験に踏み切ったのでしょうか?その本当の狙いを、北朝鮮情勢に詳しい拓殖大学大学院特任教授の武貞秀士さんと 【ふかぼり】ました。

武貞さんは、金正恩第1書記が“水爆実験”が成功したと発表した背景には、北朝鮮の民衆に向けて「自分は父の金正日総書記を超えた」とアピールすることに本当の狙いがあるのでは、と指摘しました。

ゲスト:武貞秀士(拓殖大学大学院 特任教授)
出演者:久保田るり子、平松秀敏、椿原慶子

今年4月から始まる電力の小売り自由化に向け、年明けから一部企業では事前受付が始まりました。しかし、電力自由化とは一体どういうものなのか、どう選んでいいのか分からない!という声も…

電力会社をどう選べば家計を助けることができるのでしょうか?
経済ジャーナリストの荻原博子さんとともに【ふかぼり】ました。

荻原さんは、まず自分が住んでいる地以外の電力会社の料金を比較、さらに、各社が打ち出す、多種多様な電気料金とのセット割引を自分のライフスタイルに合わせて選ぶことが重要だと指摘しました。

ゲスト:荻原博子(経済ジャーナリスト)
出演者:久保田るり子