- 2015年11月30日(月)
- 17年逃亡…菊地直子被告 なぜ一転無罪に?
先週金曜日、オウム真理教の元信者、菊地直子被告が二審判決で一審の有罪判決から一転、無罪判決が下されました。
なぜ無罪になったのか、オウム裁判に詳しい紀藤正樹弁護士と【ふかぼり】ました。
争点は菊地被告本人が運搬した薬品がテロで使用されることを認識していたかどうか。
紀藤さんはオウム事件のキーマン、井上死刑囚が証言した「17年以上前の記憶」をどう扱うかがポイントだと指摘しました。
ゲスト:紀藤正樹(弁護士)
出演者:久保田るり子、ロバート キャンベル
- 2015年11月27日(金)
- 娘と共に再び…村上世彰氏の野望は?
2014年6月から7月ごろにかけて、アパレル会社「TSIホールディングス」の株価を、意図的に下げた疑いが持たれている旧・村上ファンドの村上世彰(よしあき)元代表。
2006年に“引退宣言”をした後は、国内の表舞台から姿を消し、シンガポールに拠点を移しました。
ところが、今年に入り村上元代表の長女・村上絢氏がCEOを務める「C&Iホールディングス」とともに国内での動きを再び活発化させていました。
村上元代表の狙いは何だったのでしょうか?
村上元代表と15年以上の親交がある「政経電論」編集長 佐藤尊徳(そんとく)さんと【ふかぼり】ます。
佐藤さんは村上元代表が日本で活動を再び活発化した理由を、「コーポレートガバナンス」と「名誉回復」にあると指摘しました。
専門家:編集長 佐藤尊徳(政経電論」編集長)
出演者:江上剛 中野信子
- 2015年11月26日(木)
- トルコがロシア機撃墜 本当のワケは?
トルコがロシア機を撃墜し、両国間の緊張が高まっています。
トルコとロシアの間に一体何が?
撃墜した本当の理由を、トルコや中東を何度も取材で訪れ、現地情勢に詳しい国際政治アナリストの菅原出さんと【ふかぼり】ました。
露土戦争など長年対立してきたロシアとトルコ。近年は経済交流が活発化し良好な関係を気づいてきた両国ですが、今回のロシア機の撃墜は、トルコが支援する反体制派に対するロシアの空爆だけが原因ではなく、有志連合をけん制する意味合いもあると菅原さんは指摘します。
ゲスト:菅原 出(国際政治アナリスト)
出演者:江上剛、犬山紙子
- 2015年11月25日(水)
- 自民VS公明 軽減税率の行方は?
軽減税率を巡り、対象品目をどこまでにするのかで自民党と公明党が対立。
タイムリミットが迫るなか、軽減税率の協議の行方と加工食品線引きの難しさを中央大学法科大学院教授 森信茂樹さんと【ふかぼり】ました。
森信教授は軽減税率に加工食品を入れることはとても難しく、更なる混乱が起きる懸念があると指摘しています。
ゲスト:森信茂樹(中央大学法科大学院教授) 、渡邊奈都子 フジテレビ政治部長
出演者:江上剛、犬山紙子
- 2015年11月24日(火)
- 世界が震撼「イスラム国」の正体は?
シリアからイラクにまたがる広い地域を支配するイスラム過激派組織「イスラム国」。
そこにヨーロッパなどから多くのイスラム教徒の若者たちが移り住んでいます。
なぜ多くのイスラム教徒たちが「イスラム国」に引きつけられるのでしょうか?
イスラム思想の研究者、飯山陽(いいやま あかり)さんとともに「イスラム国」の巧みな戦略について【ふかぼり】ました。
飯山さんは、「イスラム国」が自らの “領土” を持ち、そこを「カリフ国」と位置づけ、イスラム教徒の共感を得ようとしたことが、これまでのイスラム過激派組織と一線を画すると指摘します。
また、「イスラム国」はイスラム教徒たちの自主性に呼びかけジハードを起こさせるため、世界中でテロが起こる可能性があるといいます。
専門家:飯山陽(上智大学客員所員)
出演者:吉川美代子、ロバート キャンベル
- 2015年11月23日(月)
- クリスマスシーズン到来 テーマパーク 冬の陣
クリスマスまで残すところ約1か月。テーマパークではクリスマスムードが盛り上がる中で、日本3大テーマパークの東京ディズニーリゾート、ユニバーサルスタジオジャパン、ハウステンボスは、今シーズンのクリスマスに向け、それぞれどんなイベントを展開するのでしょうか?
その裏側で、それぞれのテーマパークが来場者を増やすためどんな工夫をしているのか、20年以上に渡りレジャー施設を専門に取材するテーマパーク評論家の佐々木隆さんと【ふかぼり】ました。
テーマパークは、来場者の通年化を図るため、クリスマスをはじめとしてさまざまなイベントを仕掛けていますが、その成功のカギは、若者、ファミリー、シニアという幅広い世代をどう取り込めるかにあるかと佐々木さんは指摘しました。
専門家:佐々木隆(テーマパーク評論家)
出演者:ロバート キャンベル、久保田るり子
- 2015年11月20日(金)
- 警戒の3連休 テロ対策大丈夫?
パリ同時テロからまもなく1週間。明日からの3連休を前に日本ではテロ対策の訓練が全国各地で行われています。
もし日本でテロが起きた場合、大丈夫なのでしょうか?日本のテロ対策を元警視総監で内閣危機管理監を歴任した米村敏朗さんと【ふかぼり】ました。
米村さんは、首相官邸などの警備が行き届いた「ハードターゲット」よりも、今回テロの標的となったカフェや劇場、サッカースタジアムのような警備が薄くなる「ソフトターゲット」こそ気を付けるべきポイントだとしています。そして地下鉄サリン事件のような悲劇が生まれないためにも、アメリカのCIAのような「核となる情報機関」の必要性を指摘しました。
専門家:米村敏朗(元警視総監)
出演者:江上剛、中野信子
- 2015年11月19日(木)
- 変わり続ける渋谷 その未来像は?
きょう、渋谷のマルイが全面改装し「渋谷モディ」としてオープンしました。
常に変化を続ける渋谷。これからどんな街になっていくのでしょうか?
約30年にわたり、渋谷を追い続けるシブヤ経済新聞、西樹さんと【ふかぼり】ました。
西さんは、これから渋谷は複合ビルやオフィスも増えていくものの、丸の内のようなオフィス街になるのではなく、エンターテイメントとビジネスがコラボした新しいタイプの街になるのではとないかと指摘しています。
ゲスト:西樹(シブヤ経済新聞 編集長)
出演者:江上剛、久保田るり子
- 2015年11月18日(水)
- TPP対策で試練 父を超えられるのか!?
日本では農業界の反対が依然として根強いTPP。
その成否のカギを握るのは、自民党で農林部会長を務める小泉進次郎氏です。
内閣総理大臣を務めた父・小泉純一郎氏から「自分以上の政治家」と評価されているという進次郎氏、父を超えることはできるのでしょうか?
20年以上に渡り永田町を取材し、豊富な政治家の人脈から政界の裏事情を知り尽くした政治ジャーナリストの鈴木哲夫さんと【ふかぼり】ました。
これまで人の心をつかむのが得意な進次郎氏が、今後さらに飛躍するには、今回のTPP対策でいかに自分らしさを出せるかがカギになると指摘します。
専門家:鈴木哲夫(政治ジャーナリスト)
出演者:江上剛、犬山紙子
- 2015年11月17日(火)
- 犯行声明に隠された「イスラム国」のメッセージとは?
大惨事となったフランス・パリでの同時多発テロ。
翌日には「イスラム国」により犯行声明が出されました。
なぜフランスを標的にしたのでしょうか?そして、犯行声明の本当の狙いとは?
イスラム思想の研究者、飯山陽さんと【ふかぼり】ました。
声明から見えてくるイスラム教徒の “共感” を得たいという「イスラム国」の思惑…
飯山さんはこの犯行声明はイスラム教徒へのメッセージだと指摘します。
専門家:飯山陽(いいやま あかり)(上智大学客員所員)
出演者:吉川美代子、ロバート キャンベル
- 2015年11月16日(月)
- パリ同時多発テロ、なぜ狙われた?
130人以上の犠牲者を出し、用意周到に行われた今回のテロ。
何故、パリが狙われたのでしょうか?イスラム政治運動に詳しい東京外国語大学の飯塚正人(いいづか まさと)教授に聞きました。
飯塚教授は、その背景には「イスラム国」自体の弱体化、そしてヨーロッパでイスラム教徒が一番多いフランス独自の事情があると指摘しています。
専門家:飯塚正人(東京外国語大学 教授)
出演者:ロバート キャンベル、久保田るり子
- 2015年11月13日(金)
- 世界を操るプーチン大統領 何を考えているの?
ドーピング問題、シリア問題、旅客機墜落など、世界各国と摩擦を起こしているロシア。
その一方で、ロシアのプーチン大統領は国内で支持率89.9%を誇っています。
これほどに支持されているその理由を、プーチン分析の賢人、筑波大学教授 中村逸郎さんと【ふかぼり】ました。
プーチン大統領の言動について、「目指しているある理想像」を意識したものだと中村氏は指摘しています。
ゲスト:中村逸郎(筑波大学 教授)
出演者:江上剛、中野信子
- 2015年11月12日(木)
- プロジェクションマッピング どこまで進化するの?
今年も“光の芸術”イルミネーションの季節がやってきました。
一方で、近年人気が高まっているのはプロジェクションマッピング。2012年東京駅で行われたイベントをきっかけに人気が爆発しました。
なぜここまでプロジェクションマッピングが注目されるのでしょうか?ライフスタイルジャーナリストの成海まおさんと【ふかぼり】ました。
成海さんは、プロジェクションマッピングの長所はイルミネーションより手軽であるため、“無限の可能性” を秘めていると指摘します。
専門家:ライフスタイルジャーナリスト 成海まお
出演者:江上剛、犬山紙子
- 2015年11月11日(水)
- 野球賭博問題 これで終わりなの?
巨人軍の3選手が野球賭博に関わっていた問題で、きのう、NPB日本野球機構は3選手に対し永久追放についで重い「無期失格処分」にすると発表しました。
これで幕引きを図りたいNPBですが、この問題はこれで本当に終わりなのでしょうか?
長年、週刊誌記者としていくつものスクープを挙げ、野球賭博についても取材してきたジャーナリストの中村竜太郎さんと【ふかぼり】ました。
中村さんは、今回のNPBの調査は十分でなく、他球団のOBの関わりも取りざたされていることを考えると野球賭博は他球団にも飛び火する可能性があるとみています。
ゲスト:中村竜太郎(ジャーナリスト)
出演者:江上剛、犬山紙子
- 2015年11月10日(火)
- 訪日外国人3000万人へ!“切り札”民泊の課題は?
訪日外国人を年間3000万人に増やしていく意向を示した政府。
しかしホテルの稼働率は、すでに東京で80%超となっていて、満室の状態が続いています。(今年8月)
そこで今後の切り札として注目されているのが「民泊」です。観光ジャーナリストの千葉千枝子さんと【ふかぼり】ました。
政府からも期待がかかる「民泊」ですが、騒音やマナーなど多くの課題が残されていると千葉さんは指摘しています。
ゲスト:千葉千枝子(観光ジャーナリスト)
出演者:吉川美代子、ロバート キャンベル
- 2015年11月9日(月)
- 復帰戦で優勝!見えてきた?平昌五輪
きのうまで中国・北京で行われたフィギュアスケートグランプリシリーズで、見事復帰戦を優勝で飾った浅田真央選手。1年半のブランクを感じさせることなく成功させた “代名詞” トリプルアクセルは圧巻でした。
高まる平昌五輪への期待…かつてのライバル、安藤美姫さんと【ふかぼり】ました。
安藤さんによると、浅田選手は十分平昌五輪出場を狙えるとしています。
専門家:安藤美姫氏
出演者:ロバート キャンベル、久保田るり子
- 2015年11月6日(金)
- 五郎丸選手の世界挑戦 待ち受けるモノは
五郎丸選手が来年からオーストラリアにわたり、スーパーラグビーのチーム
「クイーンズランドレッズ」でプレーすることが決まりました。
この後、五郎丸選手を待ち受けるモノとは何なのか、そして、プロとしてどのように成長していくのか、ラグビージャーナリストの村上晃一さんと【ふかぼり】ました。
村上さんは五郎丸選手をはじめ、日本人選手の海外での活躍は日本ラグビーを強くすると指摘しました。
ゲスト:村上晃一氏(ラグビージャーナリスト)
出演者:江上剛、中野信子
- 2015年11月5日(木)
- タワーマンションが標的!? 相続税で今なにが?
タワーマンションを使った、「行き過ぎた」相続税対策について、国税庁が監視を強化するよう全国の国税局に指示を出していたことがわかりました。なぜ相続税対策でタワーマンションが注目されているのか、そして相続税対策の現状はどうなっているのか、税理士の清水明夫さんと【ふかぼり】ました。
清水氏によると、相続税対策の相談が増えたのは今年1月、改正により相続税の基礎控除が引き下げられてからだそうです。“お金持ちの税金”だった相続税が身近な税金になったと解説。さらにその裏には高齢者と若者の世代間格差があると指摘しています。
専門家:清水明夫(税理士)
出演者:江上剛、久保田るり子
- 2015年11月4日(水)
- 郵政3社が株式上場! 私たちの暮らし どう変わる?
日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の郵政3社が株式をきょう上場。終値までそれぞれ売り出し価格を上回る好調な滑り出しを見せました。
“民営化”に向けた一歩は私たちの暮らしに与える影響について、経済ジャーナリストの荻原博子氏と【ふかぼり】ました。
荻原氏は、 “民営化” することで業界再編が行われたり活性化されたりと、私たち消費者にとって様々な分野で大きなメリットが生じる可能性があると解説。しかし、完全な民営化までにはまだ問題が山積していると指摘します。
専門家:荻原博子(経済ジャーナリスト)
出演者:江上剛、犬山紙子
- 2015年11月3日(火)
- 歴史を直視」迫る中国の思惑とは?
先日行われた中韓首脳会談では満面の笑みだった中国の李克強(り こくきょう)首相が日中会談では一切笑顔を見せず。
そこに隠された中国の思惑について東京福祉大学国際交流センター長の遠藤誉さんと【ふかぼり】ました。
日中韓首脳会談の共同宣言で「歴史を直視し、未来に向かう」という文言が盛り込まれましたが、歴史を直視すべきは中国であると遠藤先生は指摘しています。
ゲスト:遠藤誉(東京福祉大学国際交流センター長)
出演者:吉川美代子
- 2015年11月2日(月)
- 初の安倍・朴会談 日韓関係はどうなる?
3年半ぶりとなった日韓首脳会談。
就任以来、いわゆる“従軍慰安婦問題”を理由に対話を拒み続けていた朴槿恵大統領は、なぜ首脳会談を受け入れたのでしょうか?また、今後の日韓関係の改善は望めるのでしょうか?
みんなのニュースのコメンテーターでもある産経新聞 編集委員の久保田るり子さんと【ふかぼり】ました。
久保田さんは、今回の会談で “慰安婦問題” 解決に向けての扉は開ききったとは言えず、まだまだ難しい問題が多いと指摘しています。
ゲスト:久保田るり子(産経新聞 編集委員)
出演者:ロバート キャンベル