『Tokyo middle 30』取材会
仲里依紗×のん×深川麻衣
7月22日(水)よる10時スタートの新水10ドラマ『Tokyo middle 30』(毎週水曜・よる10時~)の初回放送に先駆け、フジテレビで取材会が行われた。
本作は、中国で爆発的ヒットを記録した『Nothing But Thirty』(『30女の思うこと~上海女子物語~』)を原作に、日本版としてオリジナルリメイクした恋愛ヒューマンドラマ。
高校の同級生で“ズッ友”を誓い合った3人の女性が、輝くサクセスストーリーを夢見て、地方都市から上京。恋、仕事、家庭といった思い通りにはいかない現実に向き合いながら、さまざまな選択肢の分岐点のひとつとなる“35歳”となり、それぞれが自分らしい人生を模索していく姿を描く。
取材陣の前に、主人公の佐倉麻紀(さくら・まき)役の仲里依紗、山地遥(やまじ・はるか)役ののん、永野薫子(ながの・かおるこ)役の深川麻衣が登場。打ち解けた雰囲気で共演者同士のトークセッションがスタートした。
主要な3人をこのメンバーで演じると知ったときは、どんな風に感じましたか?
仲今年で私37歳だよ、と思いました(笑)。同い年に見えるかなと、頑張ろうと思って前髪を切りました! 早くに母親になったからなのか、普段は実年齢より年上に見られることが多いので、のんちゃんと深川さんと同年齢に見えるように頑張ります。
のん本当に嬉しくて! 仲さんも深川さんもずっとご活躍を拝見していたので、仲さんは美しくてカッコよくて、深川さんは可憐で、大人だけど少女のような清らかな感じがして。役柄の3人もすごくキャラが立っているので、共演するのが楽しみでした。
深川その言葉はそのままお返しします(笑)。いろいろな作品で活躍してきたおふたりをずっと見てきたので、仲さんとのんさんと親友役になることがすごく嬉しかったですし、もともと魅力的な女優さんなので、共演してより好きになりました。
今回、三者三様の役ですが、ご自身との共通点と違う点は?
仲麻紀はお母さんということ、ひとり息子がいること、お仕事をしたい気持ちがあるということ以外はほとんど違います。
のん遥のように、お家の中と外に出た時のギャップがあるところは一緒です。家ではナマケモノで、何もしたくないですから。1日中ベッドの上にいる感じなので、似ていますね。似てないところは、私は自分はすごいんだと妄信してきたタイプなので、勘違いして役者になって。「すごい役者になるんだ」という感じで突っ走ってきました。遥は序盤で夢破れて、違う仕事に変えていったので、そこが違うかなと思います。
深川薫子の仕事のときと、仲のいい友達といるときのテンションが違うところは似ているかもしれません。違うところは、感情の表現の仕方でしょうか。薫子は箱入り娘で小学校の先生でもありますが、意外とトリッキーでズバッと鋭いことを言う一面があって、その喜怒哀楽の激しさなどは、わりとフラットな自分とは違うかもしれません。
3人のシーンは、実際にどういう雰囲気でしたか?
仲昨日はファミレスのシーンの撮影で、3人で語り明かしました。
深川3人のセリフのかけあいは面白いですよね。
仲そう。ワンシーンが長くて、本当に撮れるのかなと思ったほど。連続ドラマの会話劇でワンシーンが長い撮影を経験したことがなかったのですが、こんなに会話をずっと続けていくのは、テンポ感も大切で。普段から二人とはたくさん話しています。昨日もそんな思いで、おしゃべりをし続けていたら、ちょっとセリフを忘れました(笑)。
深川面白かったです。
のん仲さんはすごく優しいですよね。
仲優しいかな?
のんあの……思ったより、すごく優しかったです!
仲思ったより(笑)!?
のん想像を超えて優しいです(笑)! この取材現場に来る前に、この3人とスタッフのみなさんでエレベーターに乗っていたのですが、降りるときに譲り合ってしまって降りられなくなったところ、仲さんが「3人で一緒に降りよう」と言ってくださって。
仲「えいっ」と同時に一歩を踏んだら、みんな一緒になるから。
のんそれがすごく心地よい空気感でした。
深川おふたりも、スタッフさんも、すごく和やかで楽しい空気の中で撮影させていただいています。昨日のファミレスの前に撮影したカラオケでは、仲さんの最高のシーンがあるので注目してほしいですね。撮影の合間も、お芝居の話ではなく、他愛のない話ができるのがすごく嬉しくて心地いいです。
この3人でやってみたいことはありますか?
深川食べ歩きロケとか?
のんアイスが食べたいです……。
仲アイス食べたいね!
深川仲さんは行く先々で様々な場所のおいしいアイス屋さんを知っていて。「この近くにこういうアイス屋さんがあって」とか。そんないろんな情報をいただいています(笑)。
高校時代からの親友3人という設定ですが、実際に御三方の高校時代はどんな30代になると思っていたかお聞かせください。
仲私は長崎出身で三姉妹の長女なので、子どもの頃から妹のお世話や家事をしていて、早く独り立ちしたくて上京したんです。なので、当時の気持ちがなかったら、今ここにはいないことは確かですね。もともと私の人生に結婚するプランはなかったのですが、実際には23歳で結婚して母親になったので、ある意味で思い描いていたのとはまったく違う人生です。
のん30代になると、もっとビシッとしていると思っていました。
仲ビシッとしてますよ。
のん本当ですか? 嬉しいです(笑)。でも、もっと落ち着いた、地に足のついた大人になっているかなと。30歳になる前に、家族を持つと思っていましたね。結婚することよりも、子どもができたらピアノを習わせて……というような想像をしてましたね。
深川想像と現実はギャップしかなくて。10代の頃に思い描いていた30代はすごく大人のイメージでしたが、自分が30代になってみると全然そんなことはなかったですね(笑)。小学生の頃は20 歳ぐらいで結婚するような想像をしていましたが、年を重ねるとどんどんやりたいことが変わっていきました。だから、今こういう仕事をしているのも昔は全然想像もしていなかったことなので、本当に何があるか分からないなと。思いもよらないこともあるし、それが人生の面白いところだなと私自身は感じていますね。
本作の脚本を読んだ感想から教えてください。
仲今年37歳になるのですが、振り返ると35歳はいろいろなことを考えた年だったなと。意識的に動いたことはなかったのですが、私は自分で悩んでいることに気づかないタイプで、自然と変わっていったこともあって。今回、35歳の女性の人生を描くお話なので、私と同じような方や悩んでいる方にも、共感してもらえる作品だと思いました。そういう方にこの作品を通して、「少しでも未来が明るくなればいいな」「そのお手伝いができたらいいな」と感じたので、オファーをいただいて嬉しかったです。
のんとても面白く脚本を読みました。3人の“ミドサー(middle30)”が出てきますが、それぞれの悩みを抱えていて、高校時代の友人だけど、それぞれが思い描いた夢とはまるで違う今を生きていて。高校時代と今の自分を対比しながら、今の現実がどんどん動いていくのが面白く、作品の中で定義されている悩みや問題も興味深かったです。とてもリアルな心情を描いていると思うので、たくさんの方に観ていただける作品ですし、仲さんと深川さんとの3人の中に入れてワクワクしました。
深川まず脚本を読む手が止まらないぐらい面白くて。私は今35歳で、役と合致する世代なのですが、3人が話す内容やカラオケのシーンでの選曲は「わかる!」「懐かしい!」というものばかり。特に女性は30代になると20代とは違う悩みが生まれてくる年代だと思っていて、ドラマでは客観的にエンタメとして楽しめるうえ、同じような悩みを抱えている方にとっては「こういう考え方もあるんだ」「人生はいろんなことが起こるけど、捨てたもんじゃないな」と、ふっと心が軽くなるようなお手伝いができたらいいなと。同じ年代の方はもちろん、幅広い世代の方にもぜひ観てほしい作品です。