「日本つながるプロジェクト」の静岡のキラビトたちがつないだタスキは、5月25日 土曜日、神奈川へ。
5月25日土曜日は、御幣公園から材木座海水浴場まで約15kmの道のりを個性豊かなキラビトのみなさんが走りました。
まずは、フットバッグの世界大会で優勝した石田太志さんからスタート!
続いて、ウクレレパフォーマンスコンテストでテクニック賞を受賞した守屋小梅ちゃん、三浦大輝くん。
関東学院大学陸上部から参加してくれた安達駿さん、山田龍さん、上原大和さんも力走!
そして、1964年の東京オリンピックの聖火ランナー・中嶋敏夫さんがたすきをつなぎます。
実は、中嶋さんは55年前、国立競技場で聖火台に点火した“後に”走った聖火ランナーなんです。一体どういうことなのでしょうか?
国立競技場で灯した聖火は、開会式の翌日に、5つに分けて各競技会場に運ばなければいけませんでした。神奈川では、ヨット競技の会場に選ばれた「江の島」に点火するため、聖火を「聖火空輸特別ヘリコプター」で現在の湘南工科大学に運んだあと、江の島まで5.5キロメートルの道のりを‘分火リレーランナー’が運びました。中嶋さんは、その‘分火ランナー’の一人だったのです。
番組では、その時の貴重なカラー映像を紹介。 沿道に集まる大勢の人だかりの中、聖火ランナーが聖火を持って走っていきます。最終走者が走るころには、完全に日が暮れ、聖火の炎だけが赤く燃えている様子が収められています。
そして、最終走者がヨットに乗り、江の島にある聖火台に無事点火したのです。その聖火台は今でも江の島に残っています。
中嶋さんが、当時をこう振り返ります。
「弟が先に聖火ランナーの伴走者に選ばれて、くやしいというよりもうらやましかった。市の方から、聖火分火リレーの話があってうれしかった」
こうして、東京オリンピックの聖火リレーはすべて終了したのです。55年前の聖火リレーでも走った湘南の海沿いでキラビトたちがたすきをつなぎます。
そして、おいしい米コンテスト高校生部門で最優秀金賞を受賞した松村恒さんと岩﨑悠太さん、新江ノ島水族館の最年少職員・浦﨑晴楓さん22歳。ラジコンの世界王者・石井亮さん。
最後は、姉弟でエアロビ世界大会に出場した今村菜子さん、一歩さんが、無事にゴール!
次回は、岩手にタスキをつなぎます!
みなさんお疲れ様でした!