きょうのわんこスペシャル
『里山の冬 ~バックカントリー犬 ハル~』

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ハル メス 2才11カ月
(柴犬)

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富山県富山市の八尾町。人口およそ2万人の小さな町。夏は三日三晩踊り続ける『おわら風の盆』と言うお祭りで多くの人たちが訪れ賑わう全国的に有名な町。でも冬の間はひっそり静か。そんな冬の里山で暮らす一匹のわんこに会いに行きました。

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町の中心部からおよそ1時間。38世帯58人が暮らす大長谷地区。国道沿いにある一見の食事処。ここで暮らしているのが「ハル」です。

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深々と雪が降る中、今朝も外で出勤してきたスタッフたちをお出迎え。そしてやって来たのがご主人の恵美さん。実は「ハル」にとってこのお店が我が家。

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冬のこの時期、夜の間はひとりでここを守り、日中は出勤してきたご主人たちと一緒に過ごしている「ハル」。そんな「ハル」は朝ご飯を済ますと今日も雪が降る中、同じ地区にある温泉施設へと向かいます。

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そこにいるのは、恵美さんの叔父にあたる光進さん。「ハル」はこの地区のみんなに愛されているわんこなんです。

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年々過疎化が進み、高齢者ばかりになっていく里山。そこで暮らすお年寄りたちにとっていつも元気な「ハル」は孫も同然の存在。元気の源なんです。

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そんな「ハル」が次に向かったのは「ハル」が生まれた家。お母さんわんこ「チビ」はもう亡くなってしまいましたが、「ハル」は散歩の度にお母さんの匂いがするこの家に寄っているんです。

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子犬の頃からお母さんわんこに連れられて山の中を走り回っていた「ハル」。「ハル」は雪の中を歩くための津田さんが作っているカンジキを見ただけで山に行きたくて大興奮。里山のわんこ達は代々人と共に山の中で暮らしてきたからなんです。

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雪下ろしに除雪作業。雪が降り続ける冬は大変な季節。でも「ハル」はこの通り。今日も一日中、外で大好きな雪と戯れながら楽しい冬の一日を過ごしています。

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自然の中での暮らしは人にとってもわんこにとっても大変。特に雪が降り積もる冬は厳しい寒さとの闘いです。それでも「ハル」はこの里山での暮らしが大好きなんです。

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今朝は昨日までの雪が嘘のように青空が広がる清々しい朝。そう、今日は「ハル」が大好きな雪山に登る日。一緒に雪山を楽しむ人たちを迎える「ハル」。

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今日「ハル」が皆と登るのは里山を見下ろす雪山。バックカントリースキーを楽しむご主人たちを安全に山へと案内することが「ハル」の役目なんです。

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里山を囲む山々は「ハル」にとって自分の庭も同然。一歩山に入ると「ハル」は肩まで雪にすっぽり。でもそれが嬉しくてこの通り。

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水を飲んだらもうひと頑張り。皆の先頭を切って雪の斜面を登り続けます。雪山を登る事およそ3時間半。標高およそ1000メートルの所で昼御飯です。

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去年はここの小屋の屋根まで積もっていた雪が今年は山肌が隠れる程度にしか降らない暖冬。そこで今日は山頂をあきらめここから下りる事に。

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待ってましたとばかりに皆を追いかけ一気に雪山を駆け下りる「ハル」。幸せいっぱい、元気いっぱい、大好きな雪な中を突っ走ります。

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「ハル」にとって冬は大自然を全身で堪能できる大好きな季節。呼吸を整えたら雪の中をもうひとっ走り。今年の冬の雪山を元気に駆け回った「ハル」。

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これからもずっと自分の生まれた里山で皆と一緒に暮らしていこうと思っている「ハル」なのでした。

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