きょうのわんこスペシャル
『ホタルの里 ラッキーの年に一度の楽しみ』
 
 
わんこSP 写真1
ラッキー オス 12才5ヵ月
(シー・ズー)
 
 
わんこSP 写真2

本州のほぼ中央に位置する長野県・辰野町。諏訪湖を源流とする天竜川が流れる豊かな自然に囲まれた、人口およそ2万人の小さな町。この町の駅前に百年以上の歴史を持つ老舗旅館があります。

ここで初代看板犬を勤めているのが12歳のおじいちゃんわんこ「ラッキー」です。今から12年前当時サラリーマンをしていたご主人が仕事を辞め、奥さんの実家であるこの旅館の3代目として受け継ぎ、その時にやって来たのが「ラッキー」でした。

わんこSP 写真3
わんこSP 写真4

生後4ヵ月で新しく家族の一員になった「ラッキー」は、この旅館で第2の人生を歩みだしたご主人にとってサラリーマン時代には飼うことができなかった念願のわんこ。
そんな「ラッキー」が暮らすこの旅館は今から百年以上前の1906年、明治39年に『箕輪屋旅館』という名前でスタートした旅館。

2代目のご主人の跡を継いで3代目となった「ラッキー」のご主人は、歴史ある趣をそのままに2005年にダイニングを併設した新しい旅館をリニューアル・オープン。
初代看板犬の「ラッキー」は今ではこの旅館を切り盛りするご主人たちにとって欠かせない存在なんです。

わんこSP 写真5
わんこSP 写真6

初夏の日差しが目に眩しい平日の昼下がり。街の目抜き通りに人の姿はほとんどなく旅館を訪れる人もまばら。普段は女将さんと一緒に買い物へ行ったりのんびりと暮らしている「ラッキー」。

今日も風通しのいい場所でお客さんが来るのを待ちながらウトウト。こうして老舗旅館の、のんびりとした時間が過ぎていきます。

わんこSP 写真7
わんこSP 写真8

そんなのどかなこの町に全国から毎年およそ10万人の人たちが訪れるのが年に一度、6月中旬に開かれる『ほたる祭り』。辰野町は「ホタルの里」として知られ、数千匹のホタルが夜空を舞うんです。

この時期は「ラッキー」の旅館も大忙し。ご主人の娘さんたちも東京から駆けつけてお客さんを迎える準備に大わらわ。もちろん看板犬の「ラッキー」も朝から玄関に立ちっぱなし。

わんこSP 写真9
わんこSP 写真10

広々としたロビーが次々にやって来るお客さん達であふれかえる毎日。『ほたる祭り』の期間中「ラッキー」は昼寝どころではない忙しさです。

夜になるとホタルが舞う公園はまだ明るいうちから大勢の人でいっぱい。そして…。

わんこSP 写真11
わんこSP 写真12

お客さん達はみんな公園に行ってしまって旅館はガラガラ。お客さんからホタルを見に誘われることもある「ラッキー」ですが、今日はお誘いがなくてちょっとがっかり。

お客さん達が戻ってくると旅館の長い一日がようやく終わります。そして…。

わんこSP 写真13
わんこSP 写真14

「ラッキー」は夜遅く仕事を終えた女将さんにホタルを見に連れて行ってもらうのが楽しみ。今日は娘さんたちも一緒。

足取りも軽くホタルが舞う公園へ向かう「ラッキー」。早くホタルが見たくて女将さんたちを急かします。真夜中の畦道を歩く事およそ15分。

わんこSP 写真15
わんこSP 写真16

目の前には自然が織りなす幻想的な世界が広がります。「ラッキー」と女将さん達にとっては年に一度しか見ることができない特別な夜です。

翌朝、さすがに眠そうな「ラッキー」。旅館はお客さん達の朝ご飯の準備で朝早くから大忙し。そしてそろそろお客さん達が帰る時間。「ラッキー」もボーっとしている暇はありません。

わんこSP 写真17
わんこSP 写真18

初夏の風物詩、ホタルを見に今年も日本全国からたくさんの人達が訪れた長野県・辰野町。

今年もご主人や女将さん達と一緒に老舗旅館の看板犬としてたくさんのお客さんを迎え、年に一度夜空に舞うホタルを楽しむひと時をこれからも大切にしていこうと思っている「ラッキー」なのでした。

わんこSP 写真19
 
   
  過去のわんこへ  
わんこ募集へ
めざましトップへ

フジテレビホームページをご利用される方へ
フジテレビホームページをご利用される方へ