きょうのわんこSP あしたへの希望
〜2011年被災地のわんこたちの夏〜
 
 
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クークーくん 12才(雑種)/メイちゃん 7才2ヵ月(ゴールデン・レトリーバー)
もこちゃん メス 7ヵ月(雑種)
 
 
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去年と同じ様に今年も厳しい暑さの夏。 今年は日本じゅうで節電に努めるいつもとは違う夏。 そして被災地で暮らすわんこ達も、今までとは違うこれまでに 経験した事のない夏を迎えました。

連日、厳しい暑さが続く福島県・福島市。 この街のとあるお宅で今日も扇風機の風に当たっているのが、先輩わんこの「クークー」と後輩わんこの「メイ」です。

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「クークー」は12年前のある日、このお宅に誰かが置き去りにしていったわんこでした。

その後「クークー」の後輩として7年ほど前にやって来たのが「メイ」。以来、楽しい毎日を過ごしていました。 そんな2匹とご主人一家をこの春、突然襲ったのが3月11日の大震災。

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いつもの夏なら、暑いアスファルトの上を避け、土の上を選んで歩いていた2匹ですが、今年は放射能を心配し 土の上を避けてアスファルトの上を歩く様にしています。

毎年「メイ」が楽しみにしていた川遊びも放射能の影響を考えて今年はお預けです。

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実は、この夏、2匹が我慢しているのは土の散歩コースや川遊びだけではありません。

2匹が思いっきり走り回って遊べるようにと、ご主人が自宅の横に作ってくれたドッグラン。 2匹はこのドッグランでも遊べなくなってしまったんです。

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自分でも何かできることはないか? そう考えたご主人が4月にまいたヒマワリの種。 この夏、太陽に向かって一斉に花開いたおよそ500本のヒマワリは、何としてでも「もとの生活を取り戻してあげたいというご主人の2匹への想いです。」

思いっきり走り回れる日を心待ちにしながらこの夏は、放射能という目には見えないものとご主人達と一緒に戦っている2匹なのでした。

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所変わって、宮城県・石巻市。 3月11日の震災からおよそ5ヶ月。 ようやく復興の兆しが見え始めたこの街を元気に歩いている一匹のわんこがいます。 これが生後7ヶ月の「もこ」。

夏休み中の息子さん達と一緒に夕方の散歩から家に戻ると、 ちょうどお父さんが仕事から帰って来ていました。 実は「もこ」はご主人一家が初めて迎え入れたわんこなんです。 そして「もこ」がやって来た3日後に起きたのが、あの大震災。 「もこ」は自宅で無事でしたが、お父さんが津波に飲まれてしまいました。

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九死に一生を得たお父さんは自力で家に戻りましたが、 たどり着いた我が家には地震の恐怖に身を寄せている家族と子犬が一匹。

すべてのインフラがストップした中、一家は貴重なガスボンベでお湯を沸かして湯たんぽを作り、寒さに震える小さな「もこ」の命を必死に温めました。

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お母さんと長男の渉くんは必死の思いで近所のスーパーに7時間も並び続け、「もこ」のための子犬用のドッグフードを買うことができました。

そんなご主人一家と「もこ」の暮らす街に今年も夏恒例のお祭りの日がやって来ました。今年は震災で失われた多くの命を弔う意味も込めて行われる特別な夏祭り。 復興の足がかりになるようにと、全国の人達の協力もあって開催されることになったんです。

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夜は毎年、子供達が楽しみにしている花火大会。 「もこ」にとっては生まれて初めて目にする花火です。 夏の夜空に輝く大輪の花火。

去年とは違った思いで眺めるご主人一家。 そして、「もこ」にとってはこれが初めての家族との夏の思い出です。 多くの命が失われた大震災。 これから大切なのは前を向き、生きていく事。 被災地で夏を迎えたわんこ達はご主人たちと一緒に新たな一歩を踏み出したのでした。

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